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古代に関するarcade00fire01のブックマーク (132)

  • 基本の30冊、平川南『律令国郡里制の実像』: 保立道久の研究雑記

    平川南『律令国郡里制の実情』(上下、吉川弘文館、2014年) 著者は、東北の多賀城の研究所にいたとき、漆桶の蓋紙に使われた奈良時代の反故紙が漆でコーティングされ、赤外線ビデオで透視すれば文字が読めるのを発見した。木簡に次ぐ、発掘文字史料の登場である。これは古代史研究のあり方を大きく変えた。つまり、従来の古代史研究は中央集権というイメージの下に、おもに法制史料を中心に進められ、そのため、国家の地方支配も「国・郡・里(郷)」という地方制度の形式的な枠組にそって論じられてきた。それに対して、著者は、考古学者と協同して、発掘された地域史料を中心に問題を組み立ててきた。書は、書名が示す通り、古代の「律令国郡里制」の形式的な制度研究に対して、その「実像」をはっきりと対置したものである。 まず最初に取り上げられるのは、七道の制度である。そこでは、諸国の国名の語義が抜的に見直される。国名は、ヤマトの支

    基本の30冊、平川南『律令国郡里制の実像』: 保立道久の研究雑記
  • 岩波文庫『万葉集(五)』 - Cask Strength

    万葉集(五) (岩波文庫) 作者: 佐竹昭広,山田英雄,工藤力男,大谷雅夫,山崎福之出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2015/03/18メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る まだ書を詳細に検討しているわけではないのですが・・・ 巻十八・4073歌前書簡。この書簡の「先の書に云はく・・・」の「先の書」について、新大系はこれが大伴家持か大伴池主か「二人のどちらの書状か不明」(210頁)と慎重な態度をとっていましたが、文庫では「万葉集に載せられていない、家持の書状であろう」(53頁)と、通説を追認するかたちになりました。 巻十八・4134(題詞「宴席詠雪月梅花歌一首」)。雪・月・花を作品内に詠みこむ例として、新大系は白居易「寄殷協律」を挙げていましたが(256頁)、さすがに時代が下るということでしょうか、文庫では南北朝時代の庾肩吾「和徐主簿望月」の例を挙げています(

    岩波文庫『万葉集(五)』 - Cask Strength
  • 上宮聖徳法王帝説より - 新小児科医のつぶやき

    ■どんなものか wikipediaから 原は残存しない。写は江戸時代末期まで法隆寺秘蔵物で天下の“孤”といわれた。後に知恩院に移されて現在は国宝である。この写の巻末に所有者だったと思える高僧(相慶・法隆寺五師の一人、12世紀後半の人物)の名が残されていることから、編者は法隆寺縁の高僧、内容から主な部分は弘仁年間(810年 - 824年)以降、延喜17年(917年以前には成立し、永承5年(1050年)までには現在の形となったとされる。 これまでほとんど世に知られていなかったが、写の近代史学の発展に伴い、官製の『古事記』や『日書紀』などの文献批判が行われ、書の内容が記紀以前の古い史料が基礎になっていると思量され、記紀を補完する信用度の高い古典として脚光を浴びてきた。 成立したのは先代旧事紀が出来た頃と同じぐらいのようです。記紀編纂時には、記紀編纂のために多くの資料が集められ、記

    上宮聖徳法王帝説より - 新小児科医のつぶやき
  • NHK NEWS WEB 「よろい人骨」 古墳人の半生は

    「よろい人骨」 古墳人の半生は 3月15日 13時30分 群馬県渋川市で3年前に見つかった、今からおよそ1500年前の成人男性の骨。 よろいを身に着けた姿で噴火の火砕流に巻き込まれたことが分かり、大きな注目を集めました。 この古墳時代の「よろい人骨」。その後さまざまな調査が進み、男性の半生を探ることが可能になってきました。 どんな生い立ちで、どのような立場にあったのか。そしてその時代背景は。 古墳時代人のライフヒストリーを巡る最新の研究状況をまとめました。 (ネット報道部 高橋俊雄) 渡来系の有力者か 人骨は平成24年の11月、群馬県渋川市の金井東裏遺跡で見つかりました。 男性がよろいを身に着けたまま膝を地面につき、うつぶせの状態で倒れていたのです。 成人女性や乳幼児の人骨も見つかり、合わせて4人の骨が確認されました。 遺跡の10キロほど南西には榛名山があり、古墳時代の6世紀

    NHK NEWS WEB 「よろい人骨」 古墳人の半生は
  • 豪華な玉や馬具を一堂に 藤ノ木古墳の出土品公開

    金銅製の馬具など豪華な副葬品が見つかった藤ノ木古墳(6世紀後半)の第1次発掘調査から今年で30年になるのを受け、橿原考古学研究所付属博物館で出土資料などを集めた特別陳列「大和の豪族たちと藤ノ木古墳」が開かれている。 藤ノ木古墳出土の馬具(国宝)は館の常設展で公開されているが、今回は普段収蔵庫に収められている玉類や金銅製品を一括展示。3Dプリンターで複製した馬具の文様も公開されている。3月22日まで。 藤ノ木古墳は斑鳩町にある直径約50メートルの円墳。巨大な石室と未盗掘の石棺が確認され、昭和60年に石棺周辺の発掘調査、63年に石棺内部の調査が行われ、東アジア文化を凝縮したとされる豪華な金銅製の馬具や冠や飾履(沓)、大刀などが見つかった。 展示品729点のうち、290点が藤ノ木古墳の資料(一括して国宝)。装身具の玉類の展示品には銀製鍍金(ときん)の空玉(うつろだま)や空勾玉(まがたま)、ガラス

    豪華な玉や馬具を一堂に 藤ノ木古墳の出土品公開
  • 今に生きる万葉「額田王」関連シンポジウム

    2014年12月23日に奈良県立万葉文化館にて、額田王の和歌を現代的音楽とともに唄うコンサートが開かれました。このパネルディスカッションは、コンサート第3部として行われ、万葉集の持つ価値と意義について議論されました。日が世界に誇る文化資産である万葉集の真の価値を再認識し、現代に生かしていくことの重要性を議論しております。パネリストは、同志社大学文学部准教授垣見修司氏と万葉文化館主任研究員井上さやか氏、コーディネーターは同志社大学経済学部教授八木匡氏であります。

    今に生きる万葉「額田王」関連シンポジウム
  • 古墳100選 天理巡り : 地域 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

    天理市内の古墳のデータや発掘調査の成果を同市教委がまとめた解説書「天理の古墳100」が発行された。市制60周年を記念した事業で、出土遺物や空から撮影した古墳のカラー写真を数多く掲載して一般にもわかりやすくした。市教委文化財課は「最新の成果を紹介しているので、一般の方もを手に古墳巡りを楽しんでほしい」としている。(岡田英也) 同書はA4判82ページ。3世紀後半~7世紀の古墳と同時期の遺跡も掲載している。 県内の市町村では最多の1500基以上ある市内の古墳のなかから、規模や歴史ファンの関心が高い100基に絞った。 さらに、▽崇神天皇陵や景行天皇陵とされる巨大古墳がある「柳古墳群とその周辺」▽5~6世紀に栄えた有力豪族・和爾氏の拠地とされる「和爾・櫟周辺」▽大和朝廷で軍事を担当し、聖徳太子や蘇我氏に滅ぼされた物部氏の勢力地「布留・杣之内周辺」――など、5つのエリアに分類。県や天理大などか

    古墳100選 天理巡り : 地域 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
  • 奈良平安時代の<知>の相関

  • お知らせ : 京都新聞

  • 偽りの日本古代史 井上 亘(著/文) - 同成社

    目次 はじめに 第1章 十七条憲法と聖徳太子 一 「聖徳太子」 二 「太子」と「摂政」 三 三経義疏 四 十七条憲法 五 十二階冠位 おわりに 第2章 大化改新管見 一 「大化改新論批判」 二 戸籍・計帳の作成 三 「国-評-五十戸」制 四 部民制の廃止 おわりに 第3章 偽りの「日」 一 白村江の戦い 二 侵略の恐怖 三 偽りの「日」 おわりに 第4章 「日」国号の成立 一 七〇二年成立説 二 天武朝成立説 おわりに 第5章 『日書紀』の謎は解けたか はじめに 一 中国音韻学 二 中古音の概要 三 「書紀音韻論」 四 「α群中国人表記説」 五 「書紀文章論」 六 「書紀編修論」 おわりに 第6章 『日書紀』の謎は解けたか・再論 一 無気音と有気音 二 非鼻音化 三 濁音の無声化 あとがき

    偽りの日本古代史 井上 亘(著/文) - 同成社
    arcade00fire01
    arcade00fire01 2014/12/02
    著者名をサイニィで検索するとトンデモさんではなさそうなのに書名がトンデモ…
  • 学会で一大論争 江上波夫氏「騎馬民族説」が残したもの

    における最初の統一国家=ヤマト政権は、大陸からやってきた騎馬民族による征服国家だった考古学者の故・江上波夫(東京大学名誉教授)が戦後間もない時期に提唱した「騎馬民族日征服説」は、「皇国史観」に親しんでいた日人を驚愕させ、学界に論争を巻き起こした。東京大学大学院教授・小島毅氏が「騎馬民族説」とはなんだったのか考察する。 * * * 「騎馬民族説」は、1948年5月、民俗学者の岡正雄、考古学者の八幡一郎、人類学者の石田英一郎と行なった雑誌企画の座談会で江上波夫が提唱し、その後、「騎馬民族説=日国家の征服王朝説」として拡充・発展させたものだ。 その主たる根拠は、古墳時代後期(6世紀前半)になると、大和地方の古墳群の副葬品にはそれまで見られなかった大陸の影響を窺わせる馬具類が多く見られることである。江上は記紀(『古事記』と『日書紀』)にもその傍証を求め、神武東征伝承は騎馬民族が九州から

    学会で一大論争 江上波夫氏「騎馬民族説」が残したもの
  • 「古代伊勢国」展:出土の遺物紹介 墨書土器や木簡、瓦など140点−−鈴鹿市考古博物館 /三重 - 毎日新聞

  • 【日曜に書く】「城の山」と古代の国家形成 論説委員・渡部裕明 

    「どうかなあ、と思っていたのですが…。やっぱり、前方部があったようです」 電話口から、照れ笑いしているような声が返ってきた。でも心底、うれしそうだ。 新潟県胎内(たいない)市教育委員会の水澤幸一・文化財係長。市内大塚にある「城(じょう)の山(やま)古墳」の周辺部を今秋、改めて発掘調査したところ、今まで考えられていた円墳ではなく、前方後円墳と分かったというのだ。 ヤマト政権の「北限」 新潟県北部の水田地帯に、こんもり盛り上がった小山のような墳丘が特徴の城の山古墳。平成24年9月、格的な主体部の発掘調査が行われた。 土器の年代から、築かれたのは古墳時代前期前半(4世紀初め)と分かった。さらに、墳丘の中央には長さ約8メートル、幅約1・5メートルの長大な舟形(ふながた)木棺が置かれ、内部には矢を入れる革製容器である靫(ゆぎ)のほか銅鏡、漆塗りの弓、大刀、勾玉(まがたま)やガラス玉などが副葬され、

    【日曜に書く】「城の山」と古代の国家形成 論説委員・渡部裕明 
  • 両陛下、「大古事記展」鑑賞:朝日新聞デジタル

    奈良県を訪問していた天皇、皇后両陛下は17日、奈良市の県立美術館で開催中の特別展「語り継ぐココロとコトバ 大古事記展」(奈良県、朝日新聞社主催)を鑑賞した。 両陛下は、堂印象の大作「木華開耶媛(このはなさくやひめ)」などの絵画、同県天理市の石上(いそのかみ)神宮の国宝「七支刀(しちしとう)」などを見て回った。同館長を務める荒井正吾・同県知事らの説明に耳を傾け、両陛下は「立派ですね」「これはきれい」などと感想を述べていた。 これに先立ち、両陛下は日最古の神社とされる大神神社(同県桜井市)に参拝した。同日夜、帰京した。

    両陛下、「大古事記展」鑑賞:朝日新聞デジタル
  • 奈良・田原本町の歴史知って 「古事記と太安万侶」出版

    最古の歴史書「古事記」や、古事記の編者である太安万侶(おおのやすまろ)が生まれた田原町の歴史文化財などについて解説した「古事記と太安万侶」(吉川弘文館刊、206ページ)が出版された。町記紀・万葉事業実行委員会が監修。特に田原町の紹介では、太安万侶の出身母体の多(おお)氏や多(おお)神社についても詳しく紹介している。 町では、古事記編纂(へんさん)1300年紀に合わせて平成24年11月、町出身の和田萃(あつむ)・京都教育大名誉教授(古代史)や、寺川眞知夫・同志社女子大名誉教授(国文学)らによるシンポジウム「やまとのまほろば田原」を開催。 はその内容を収録し、古事記と日書紀の違いや、歌謡を多く含みながらも天皇統治の神聖性を説く古事記の特色などを解説している。 また、古代の有力豪族・多氏と、町南部に位置し、古い歴史を持つ多神社についても解説。太安万侶ら多氏が輩出した人物についても紹介

    奈良・田原本町の歴史知って 「古事記と太安万侶」出版
  • 古代歴史文化賞大賞に市大樹氏の『飛鳥の木簡 古代史の新たな解明』 - 産経ニュース

    優れた古代史の書籍を表彰する「古代歴史文化賞」の選定委員会が開かれ、第2回大賞に市大樹(いち・ひろき)大阪大准教授の『飛鳥の木簡 古代史の新たな解明』(中央公論新社)が選ばれた。市准教授は会見で「この賞はもっと頑張れという激励だと思うので今後、ますます努力していきたい」と語った。準大賞は寺崎保広奈良大教授の『若い人に語る奈良時代の歴史』(吉川弘文館)に決まった。 同賞は古代史にゆかりが深い島根、奈良、三重、和歌山、宮崎の5県からなる古代歴史文化普及協議会の主催で、古代の歴史的事実をもとにした一般読者にも分かりやすいが対象。 大賞受賞作は近年、飛鳥から出土している木簡(文字の書かれた木札)のうち、特に重要なものを取り上げ、背景にある古代国家形成の歴史を読み解く内容。選定委員長を務めた金田章裕京大名誉教授は「研究の最先端情報を惜しみなく盛り込み、学術的にも高く評価できる」と述べた。

    古代歴史文化賞大賞に市大樹氏の『飛鳥の木簡 古代史の新たな解明』 - 産経ニュース
  • 神戸新聞NEXT|北播|小野市最南部の古代・中世に焦点 好古館で特別展

  • 【上州リポート】「上野三碑」を世界記憶遺産に 推進協議会を1日に設立 群馬

    飛鳥~奈良時代(7、8世紀)に現在の高崎市南部に建てられた山上(やまのうえ)碑、多胡碑、金井沢碑の「上野三碑(こうずけさんぴ)」を、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界記憶遺産に登録することを目指す推進協議会が11月1日、設立される。県や有識者、地元住民らで構成し、官民連携の推進運動を展開した上で平成29年の登録を目指している。(浜田慎太郎) 山上碑は681年に建てられ、完全な姿で残っている石碑としては日最古とされる。僧が亡くなった母を供養するために建てた。多胡碑(711年)は一帯に多胡郡が設置されたことを記念して、金井沢碑(726年)は仏教信仰で結びついた一族の繁栄を祈って建てられた。 いずれも国の特別史跡に指定されており、当時の地方行政制度の在り方や、仏教思想の広がりなどを読み解くうえで、重要な資料とされている。 今回設立する協議会では、福田康夫元首相が名誉会長を務め、大沢正明知事

    【上州リポート】「上野三碑」を世界記憶遺産に 推進協議会を1日に設立 群馬
  • 第11回万葉古代学公開シンポジウム「仮面が語る芸能の世界」関連事業 展覧会(2014年11月1日(土)~11月24日(月・祝))・特別講演会(11月1日(土))・伎楽公演(11/23(日))【いずれも無料、申込不要】 | 笠間書院

  • 国宝・七支刀が期間限定で登場 奈良の大古事記展:朝日新聞デジタル

    奈良市の県立美術館で開催中の特別展「語り継ぐココロとコトバ 大古事記展」(奈良県、朝日新聞社主催)に25日、石上(いそのかみ)神宮(同県天理市)の国宝「七支刀(しちしとう)」(4世紀)が登場した。11月24日まで約1カ月に限って出品される。 百済(くだら)王が369年に倭王(わおう)に献上したとの説がある鉄剣(長さ約75センチ)で、左右に3ずつの枝刃が段違いに付いている。木の枠にはめられた状態で展示され、表裏に金で象眼(ぞうがん)された銘文61文字を見ることができる。高校で日史を教える京都府福知山市の長谷部寿彦さん(36)は「めったにない機会。古墳時代から大切に守られてきたものが目の前にあることに感動した」と話した。 復元品は常時展示されている。特別展は12月14日まで(休館は11月17、25日、12月1、8日)。一般800円、大学・高校生600円、小中学生400円。問い合わせは美術館

    国宝・七支刀が期間限定で登場 奈良の大古事記展:朝日新聞デジタル