放射性廃棄物処理場がテーマの映画を今なぜ公開するのか?来週は都知事選、原発推進派に票を入れるのか再考を 上映後、観客とディスカッションを行うアップリンク社長・浅井隆氏 2日、福島第一原発事故に日本中が目を向けているなか、フィンランドで建設中の原発の放射性廃棄物処理場をテーマにしたドキュメンタリー映画『100,000年後の安全』が、渋谷のアップリンクで、急きょ公開され、客席が満席になるほど多くの人々が劇場を訪れた。 原子力発電所から排出される、放射能物質を含む放射性廃棄物が生物にとって無害になるには10万年以上の歳月がかかることをどれほどの人が知っているだろうか? 太陽に飛ばすか、海底に埋めるか……結局最も安全な方法は地中に埋めることだという結論から、フィンランドは自国の放射性廃棄物を地中に埋めることを決めた。フィンランド語で隠れた場所という意味を持つ「オンカロ」というプロジェクト、100