大阪市では、撤去した放置自転車の保管期間を短縮する一方で、駐輪場の設置を進めているという話題でした。都市部の地価は高いので、駐輪場の増設は容易ではありません。そこで、歩道などの路上に駐輪機を設置する形で駐輪容量の増強が図られています。 大阪市が管理する歩道上のスペースを無償貸与し、民間事業者が駐輪機を設置します。占有使用料は免除しますが、その代わりに、売り上げに応じた納付金を受けとります。昨年度の納付金による収入は約1億円に上ったと言いますから、小さな額ではありません。 放置自転車の撤去、移送、保管、引渡しには多額の費用がかかっています。この方法を進めていけば、放置自転車の減少が見込めるばかりか、市の収入にもなります。放置自転車対策に頭を痛めている各地の自治体へも、この手法は広がっていく可能性があると思います。 違法駐輪が迷惑な行為であることは間違いありませんが、一方で市民の駐輪ニースがあ