衆参両院で第95代首相に指名された野田佳彦氏が唱えた「怨念を超えた政治」とは、政治資金規正法違反罪で強制起訴された小沢一郎元民主党代表の復権に手を貸すことだったのか。 野田新首相は30日、輿石東参院議員会長と2度にわたり会談して幹事長就任を要請し、最初の骨格人事が内定した。党運営を小沢氏に近い実力者に委ねることに、唖然(あぜん)とせざるを得ない。 融和路線とは、何もしないことを意味する。マニフェスト(政権公約)見直しを認めない小沢氏を支持するグループと、見直しで自民、公明両党と合意を取りつけた反小沢グループとの調整が困難だということは、代表選でも分かったのではないか。 小沢氏に対する党員資格停止処分の見直しについては、代表選でも焦点となった。「新代表の下で凍結なり解除するのが望ましい」と、口火を切った人物こそ輿石氏である。 小沢氏の資金管理団体「陸山会」の規正法違反事件では、元秘書ら3人が
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