G20首脳会合出席のため、フランス・ニースのコートダジュール国際空港に到着した野田首相。国内では外務・防衛両省のさやあてが激化している=3日(共同) 野田佳彦政権の発足から2カ月がたち、各省庁の権力バランスが変わった。顕著なのは外務省と防衛省の主導権争いで、攻勢に出たのは外務省だ。菅直人政権では北沢俊美前防衛相の存在感の前に劣勢だった外務省が、北沢氏の退任を機に首相官邸への発言力を急回復させた。ただ、防衛省も巻き返しに動き、「外務vs防衛」という積年の対立が再燃しそうだ。 ■外務副大臣が暗躍 「外務省と防衛省がバチバチらしい」 10月初旬、首相官邸に不穏な情報が入った。事の発端は、山根隆治外務副大臣によるアフリカ訪問にあった。 山根氏は10月9日から12日にかけ、「官民合同ミッション」の団長としてアフリカを訪れた。訪問国はスーダンと同国から7月に分離独立した南スーダン、ケニアの3カ国。日本
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く