日本のメディアは奇妙だ。菅総理が言ったことがないことが報じられるということが繰り返されている。菅総理の「辞める」発言もそうだし、解散総選挙もそうだ。情報源は明かされず「永田町で耳に入ってくる」という表現で語られている。だいたいこう言うのは記者がある政治家に「総選挙があるって言われてるよ」などと囁かれたくらいのことが起きているに過ぎないだろう。 その解散総選挙については、どのように語られているか。 だが振り返って考えてみたい。私たちは変化せずにここまで来て原発事故が起きたのではなかったか。おそらく上記の4つは真実が含まれてはいるだろうが噂話の域を出ていないのではないか。 ●原発がなくなれば貧しくなる という意見には、「原発事故が起きる随分前から日本は貧しくなっていた」と反論できるし、 ●脱原発すれば企業が海外に拠点を移す と いう意見には、海外の電力事情を無視した、国内の内在的な理由のみに依