携帯コンテンツに関する通信事業者の取り組みは,公式サイト数の多寡で二つに分かれる。公式サイトの数が少ないKDDIとソフトバンクモバイルは,コンテンツの販売手数料収入に期待しない新たな事業モデルの開拓を図る。公式サイトの数が圧倒的に多いNTTドコモは,個々のサイトの利用促進を目指している(図1)。 ライフスタイルを軸に多面展開するKDDI 「携帯コンテンツを軸とした商社」。多くのコンテンツ・プロバイダが,KDDIのコンテンツ・サービス戦略をこう表現する。コンテンツ課金にこだわらず,KDDIの冠でもうかる商売は何でもやると姿勢を指したものだ。 その象徴が携帯電話と連携するテレビ用セットトップ・ボックス(STB)の「au BOX」。au BOXをテレビと接続することで,同社の携帯電話でダウンロードした音楽や映像をテレビで再生したり,CDの楽曲を携帯電話に取り込んだりできる。パソコンを所有していな
![[4]ケータイ3キャリア,10年目の乱:ITpro](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bed39b5962a5d552c95b6d796db8f55e72d32943/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fimages%2Fn%2Fxtech%2F2020%2Fogp_nikkeixtech_hexagon.jpg%3F20220512)