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ブックマーク / xtech.nikkei.com (198)

  • 絶対に事故を起す自動運転車の「恐ろしい未来」

    ITが創り出すであろう“未来”の中で、いま最もホットなのが「自動運転車」だ。AI人工知能)やセンシング、制御技術を駆使して、人に代わって自ら運転する自動車は、社会や産業に与えるインパクトが大きいため、全世界の自動車メーカーやITベンダーなどが研究開発に全力を傾けている。まさに“人類の長年の夢”がITによって実現されようとしているのだ。 だが私には、とても気になることがある。自動運転車はソフトウエアの塊だ。関連する全てのシステムのコード量を合わせたら、大手銀行の勘定系システムのそれを凌駕するものになるだろう。当然、巨大な分だけ多くのバグが仕込まれる。しかも運転は想定外の連続だから、システムが予期せぬ障害を引き起こすリスクが高くなる。 そして、プログラムのバグを踏んだり、仕様漏れが露見したりしてシステム障害が発生すれば、その被害は銀行の勘定系システムのトラブルの比ではない。勘定系システムのト

    絶対に事故を起す自動運転車の「恐ろしい未来」
    dombly
    dombly 2014/08/04
    “日本におけるシステムに対する過剰スペック要求が、そのまま自動運転車にも適用されるとしたら、研究開発を進める自動車メーカーや政策を推進する行政にとっては高すぎるハードルになる”
  • 芝浦工大など、蓋を開けやすい平行四辺形のガラス瓶を開発 ほか

    芝浦工業大学デザイン工学部デザイン工学科教授の橋田規子氏と柏洋硝子(社東京)は共同で、蓋を開けやすい新しい形のガラス瓶を開発した。さまざまな人による感性評価と計測値などによる客観的な評価で最適な形を模索し、胴体部分の断面を平行四辺形に近い形状とすることで、胴体部分を握った際に力を入れやすくした。力の弱い高齢者や女性、子どもなどでも蓋を開けやすいユニバーサルデザインとなっている。 橋田氏はまず、15種類の既存品を用いて20歳代から80歳代の男女に瓶の蓋の開閉を行ってもらい、「開けやすさ」と「持ちやすさ」について回答してもらう感性評価を行った。その結果、握ったときに手の形にフィットするのが「持ちやすい形状」であり、口から胴体までがなめらかになっているのが「開けやすい形状」であることが分かった。 次に、筋電計による、瓶の開閉時にかかる筋肉の動きの計測や、粘土を用いた力の入り具合の検証を実施。そ

    芝浦工大など、蓋を開けやすい平行四辺形のガラス瓶を開発 ほか
    dombly
    dombly 2014/07/30
    開けやすいのかもしれないけど、鋭角だと中身が取り出しにくくなりそうな気も
  • 製造業が目指すべき、自動化の次の一手

    モノ作りの現場では、生産性と品質を高めようと日々、地道な改善活動が繰り返されている。第三者がストップウオッチで作業に掛かった時間を計測し、作業内容を振り返ってムダを見つけ出す。見つけたムダは、作業手順やライン設計、部材の置き場、様々なスケジュールなどの変更や調整で解消し、生産性と品質の向上へとつなげる。 このように、改善活動のベースは「人手による作業内容」を見直すことにある。それでは、作業が機械やITによって自動化された現場であれば、改善活動は不要になるのだろうか? その答えは、日経情報ストラテジー9月号(7月29日発行)の特集「製造ビッグデータ」の取材で訪れた、東芝の四日市工場(三重県四日市市)にあった(写真1)。 人影のない半導体回路の製造現場 四日市工場は、東芝の半導体製造部門であるセミコンダクター&ストレージ社が操業している。スマートフォンやデジタルカメラなどの各種ストレージとして

    製造業が目指すべき、自動化の次の一手
    dombly
    dombly 2014/07/30
    東芝四日市工場の事例“装置をフル稼働させながら仕掛品を最小化する生産工程を、繰り返しシミュレーション。工場全体で最大の生産能力を発揮できる条件を見つけ出している”ほほう
  • 給与ランキング:SIerでは年収800万円が相場

    上場企業は従業員の平均年間給与を公開している。その情報を基に、今回の業績ランキングに掲載した売上高500億円以上のITサービス企業28社について、給与ランキングを作成した。参考値として日立製作所、富士通NECと外資系ITベンダーとして唯一国内で上場する日オラクルの平均年間給与も掲載した(表1)。

    給与ランキング:SIerでは年収800万円が相場
    dombly
    dombly 2014/07/29
    こっちはこんな感じか
  • 工数の多さは、業務のわずらわしさとは別の話

    前回はR&Dマネジメント対象全体を俯瞰し、各改革の一貫性を確保しながら進めることの重要性を包括的にお話しました。今回からは、R&Dマネジメントの体系(図1)に沿って、それぞれの観点におけるマネジメントの失敗事例と成功事例から、今後取り組んでいくべきマネジメントのポイントを見出していきたいと思います。 今回は、R&D業務推進能力の1つの要素である、組織運営について見ていきます。組織運営の上で、その組織に属する技術者がどのような仕事にどの程度の工数を使っているのかを把握することは、基的かつ、とても重要なことです。 一方で、このような業務工数管理を行うためには、技術者に工数の実績を計測してもらうことが必要となり、忙しい開発現場に負担を強いることにもつながります。 それでは、技術者にとって必要最低限の負担で、組織運営に必要となる工数管理を行うには、どのようなことに気をつければよいのでしょうか。今

    工数の多さは、業務のわずらわしさとは別の話
    dombly
    dombly 2014/06/30
    “工数管理の目的を明確化し、必要最低限の工数計測に留める・工数の計測を指示する以上、必ず当事者にメリットを享受させる・工数の計測を日常業務と連動させる・投入工数を付加価値の高い業務へシフトさせていく”
  • 見える化の理解不足が業務改善コストを増大させる(上)

    連載の第5回から第8回では上流工程やスタッフに関するテーマを中心に取り上げ、しばらく開発設計現場から離れていました。そこで今回と次回は、より現場に近い話題を取り上げたいと思います。 ◆失敗事例研究: 立派な業務フローを完成したが改善効果は小さかった [部品メーカーA社] A社は売上高数千億円規模の部品メーカーです。A社の工場では、生産性向上の取り組みが進められていました。この取り組みでは、動作レベルまで「見える化」が行われました。以下にその例を挙げます。 [1]右手でボルトを取り左手に渡す [2]左手はボルトを持ったまま右手でワッシャーを取りボルトに組み立てる [3]右手でナットを取りボルトに組み立て、5回ねじ込む [4]左手で組み立てたものを完成品置き場に置く

    見える化の理解不足が業務改善コストを増大させる(上)
  • 常識を覆す、台風生まれの腕時計用太陽電池

    腕時計を駆動する上で重要な存在になった太陽電池。腕時計用太陽電池の配置に次々と新しい工夫を施すことで発電量を向上させることに、カシオ計算機が成功し、業界で注目を集めている。 その発端になったのは、同社が2013年秋に発売した「電波ソーラー腕時計」の高級機「OCEANUS Manta(オシアナスマンタ)」の新製品「OCW-S3000/S3001」である。このモデルに、従来とは異なる形状の太陽電池セルを配置して発電量を約5%高めた(図1)。“5%”という数字は、一見すると大きな値ではない。ところが、腕時計にとってデザイン面で大きな意味がある。この発電量の増加によって、外観デザインの自由度が大幅に増えるからだ。オシアナスマンタの新製品の希望小売価格は、16万~18万円(税抜)。こうした高級機にとって、外観デザインは売れ行きを左右する重要な要素である。

    常識を覆す、台風生まれの腕時計用太陽電池
    dombly
    dombly 2014/05/17
    “従来とは異なる形状の太陽電池セルを配置して発電量を約5%高めた…この発電量の増加によって、外観デザインの自由度が大幅に増える”針の影による損失を平準化。素晴しい発明!
  • [4]こんなところにも! 全国に広がる乗り物Wi-Fi

    [3]「山手線トレインネット」が無料Wi-Fiをやめた理由へ戻る 特集ではこれまで3回にわたって、空、地下、地上の“乗り物Wi-Fi”について、利用者にとってのメリットと事業者にとっての狙いを概観してきた。 ここに挙げたサービス以外にも、乗り物Wi-Fiが使える場所は大きく広がっている。以下に主なものを一覧表で示す(表1)。駅のホームや待合室などで使えるものはさらに多数あるので、ここでは車内のWi-Fiに限定した。 主な鉄道・バスの車内Wi-Fiサービス

    [4]こんなところにも! 全国に広がる乗り物Wi-Fi
    dombly
    dombly 2014/05/15
    山陽新幹線で車内無線LANが提供されない理由→“新大阪駅を出ると大阪・伊丹空港のすぐ近くを通る区間があることもあり、電波の混信が発生しないよう車内Wi-Fiは提供しない”/へぇー
  • [3]「山手線トレインネット」が無料Wi-Fiをやめた理由

    今回は、東日旅客鉄道(JR東日)が2014年3月に格サービスを始めた「山手線トレインネット」(写真1)を取り上げる。先に断っておくが、現在の山手線車両ではWi-Fiサービスは提供していない。今後も提供する予定はない。 JR東日でも、「特急成田エクスプレス」や「特急スーパーひたち・フレッシュひたち」の新型車両で車内Wi-Fiを利用できる([4]も参照)。主要駅では無料Wi-Fiサービスも提供している。 山手線トレインネットも、過去の実証実験では無料の車内Wi-Fiサービスを提供していた(関連記事)。にもかかわらず、格サービスの開始に当たってWi-Fiサービスを省いた。「乗り物Wi-Fi大集合」という特集の趣旨からは少し外れるが、今回は、その経緯を含めて山手線トレインネットを紹介したい。 乗客のスマホにきめ細かく情報配信 「無料Wi-Fiをやめた理由」を説明する前に、2014年3月1

    [3]「山手線トレインネット」が無料Wi-Fiをやめた理由
    dombly
    dombly 2014/05/15
    山手線トレインネットの事例紹介。超音波を使って列車・号車を特定、コンテキストに沿った情報提供。他の会社・路線にも普及するとおもしろいな
  • 3Dプリンター向け新データフォーマットの策定が進む

    3Dプリンターにおいて3Dモデル情報を記述する新たなデータフォーマットの策定が進んでいる。慶應義塾大学環境情報学部准教授の田中浩也氏は2014 年5月12日、東京都内で開催された「3Dプリンティング・シンポジウム ―― 世界を変える“ものづくり革新”の実像に迫る」「3Dプリンティングの実力を引き出す、新データフォーマットの標準化状況」について講演した。

    3Dプリンター向け新データフォーマットの策定が進む
    dombly
    dombly 2014/05/15
    “「AMF(Additive Manufacturing File Format)」は、現在3Dプリンターで使われている「STL」をベースにその弱点を補うもの…色の情報、素材の情報、物体内部の構造などを記述できる”
  • 実践! 進化型すり合わせ開発

    連載主旨 かつてものづくり大国と言われた日が、欧米や中韓に追い上げられています。各社が激しい競争にさらされる中で、既にトップ争いから脱落しつつある業界、企業も見受けられます。韓国の素早いリバース・エンジニアリング(「模倣+α」)や欧州の「標準化+モジュール化」戦略に対して、従来の開発のやり方では勝てなくなっているのが現状です。この状況下で、日の製造業が競争力を向上させるには、「すり合わせ」による差別化領域での技術の作り込み・ブラックボックス化と、「モジュール化」による非差別化領域での効率追求を組み合わせた「進化型すり合わせ開発」で、他国の追随を許さない技術品質と開発スピードの両立を実現することが必要だと考えています。また、それらを実践できる設計者の育成も必要です。連載では開発現場の現状を共有しつつ、進化型すり合わせ開発について、どのように実践していけばよいかを開発プロセスと人の育成の

    実践! 進化型すり合わせ開発
    dombly
    dombly 2014/05/15
    開発現場の現状を共有しつつ、進化型すり合わせ開発について、どのように実践していけばよいかを開発プロセスと人の育成の両面から解説
  • [5]製造直販業「そば屋」の情報システムを検討する

    連載では、そば屋のビジネス、主としてオペレーションの一部を、コンセプチュアルデータモデルを通して考察し、ビジネスの構造を理解し、課題を抽出してきました。 第1回では、そば屋で「顧客から注文を受ける静的モデル」を、第2回では「調理場の中の静的モデル」を、第3回では、静的モデルに登場する主要な「もの」の状態変化を示す動的モデルを、それぞれ描き、第4回でデータモデルを使って、ビジネスの課題を確認したり、業務改善案を策定したりしてみました。 今回はまとめとして、そば屋の情報システムを考えてみます。第1回で紹介した摂津名所図会に描かれている江戸時代の大店のそば屋を思い出してください。醤油蔵や蕎麦蔵まで保有した巨大なそば屋でした。皆さんが普段利用する普通のそば屋の10数倍の規模のそば屋を考えますと、製造直販の企業情報システムが必要になります。 今回紹介したいくつかのコンセプチュアルデータモデルは、そ

    [5]製造直販業「そば屋」の情報システムを検討する
    dombly
    dombly 2014/04/25
    “そば屋のビジネスには、製造直販業に必要とされる、すべての要素が含まれています”確かに。面白い。“すべてカバーできる生産管理システムを作ろうとすると相当大変”“人間が協力しあう力の偉大さ”重要な指摘。
  • 第3回:焼きギョーザの「新規性」と「進歩性」

    焼きギョーザを好きな方は多いだろう。仕事帰りに、焼きギョーザをつまみにビルで軽く一杯。仕事で疲れた会社員にとって至福のひと時だ。ところで、美味しい焼きギョーザと餃子の元祖である水餃子との違いを知っていますか。そして、焼きギョーザをべるときに、「ハイテク」の「味」を感じていますか。ということで、今回は、「ハイテク」の視点から美味しい焼きギョーザの特別な「味」を考察してみる。焼きギョーザは「発明」であり、「イノベーション」である。 日に来たころのショック 筆者が日に来たばかりのころにこんな出来事があった。大変お世話になった日友人を家に招待することになった。おもてなしの料理として何を作るか、いろいろ考えていた結果、水餃子を選んだ。かなり手間がかかるが、やはり手作りということもあって、感謝の気持ちを込められる最適な料理だとと思った。 日では、餃子といえば、やはり焼きギョーザだろう。しか

    第3回:焼きギョーザの「新規性」と「進歩性」
    dombly
    dombly 2014/03/31
    “焼きギョーザは「発明」であり、「イノベーション」である。”そうだったのか
  • どの仕事でも成長できる思考術(5)ある係長補佐が後輩に「倍返し」された理由

    この連載では、「仕事で成長するための思考術」を扱っている。前回は「動かない、実行しない、立ち尽くす」というネガティブ特性について「実行した人と実行しなかった人の15年後」を紹介した。「成長できない10のネガティブ特性」は次の通りである。 「成長できない10のネガティブ特性」 考えない、悩まない、思考停止 動かない、実行しない、立ち尽くす 柔軟性がない、頑固である 発信できない、働きかけない、共有できない 人の話を聞かない、傾聴できない 自分位、思い遣りがない、人間音痴 想像力がない、発想が貧困である 目標がない、目的がない、夢がない 計画性がない、段取りが悪い 状況を把握できない、どの位置にいるのか分からない 今回も前回の続きとして「動かない、実行しない、立ち尽くす」をテーマとする。 「実行した小栗氏」と「実行しなかった草刈氏」の違い 損害保険会社A社の保険システム部で開発と保守を担当し

    どの仕事でも成長できる思考術(5)ある係長補佐が後輩に「倍返し」された理由
  • ITアーキテクトは何をしているのか

    情報システムの「アーキテクチャー」にもっと目を向けるべきではないでしょうか。部分最適の積み上げで全体として必要以上に複雑で歪なアーキテクチャーになっているケース、性能問題など保守・運用上に課題を抱えて事業の採算が合わないケース。筆者の周りでもこうしたケースを見聞きすることは少なくありません。また、ビジネス上の質的な目的を捉え、目覚ましい進化を遂げるハードウエアを活かすのもアーキテクチャー次第だといえます。 情報システムのアーキテクチャーに責任を持つのはITアーキテクトとされています。その重要性は増していますが、人数が少ないのが実情です。どうしたらなれるのでしょうか。どのように育てたらよいのでしょうか。一つの方法は、ITアーキテクトが実施していることを真似てみることだと思います。 ITアーキテクトが何かをするのであれば、そこには「成果物」が生まれます。そして成果物には必ず目的があります。そ

    ITアーキテクトは何をしているのか
  • 「MTシステム」で故障予測

    タグチメソッドから生まれた品質向上手法「MT(マハラノビス・タグチ)システム」の活用が進んでいる。MTシステムの特徴は、「良品」や「正常」のデータを基にそれらのパターンを見いだした上で「不良」や「異常」を検出すること。しきい値を設けて判断するよりも検出漏れや誤検出が少なく、製品の出荷検査や設備の状態監視など幅広い分野で実用化されている。 コラムでは、まずMTシステムの概略を説明し、次にMTシステムを設備の異常検出(故障予測)に用いている三菱重工業と三菱電機の事例を紹介する。 最終回:三菱電機の事例(下)寿命予測に用いるパラメータを絞り込む 三菱電機は、受配電システムの寿命予測にMT(マハラノビス・タグチ)法を採用している。受配電システムの寿命は主に絶縁体の劣化によって決まるが、その劣化度によって変化する表面抵抗率の計測が難しいため、それを高精度に推測するための手段としてMT法を用いている

    「MTシステム」で故障予測
  • 技術者のための経営入門

    なぜ在庫は少ないほどいいのか、回転率を上げなければならないのはなぜか、5Sが資金や利益に結びつくのはなぜか――。実は、これらをきちんと理解していない経営者は案外多い。まして、技術者にとって経営は縁遠い。だが、海外進出や海外移転が加速する中で、技術者も海外拠点・工場の経営に携わるケースが増えている。技術者にも経営の基礎が求められる時代なのだ。いまさら聞けない経営の基礎と巷の財務分析や経営管理の解説書には書かれていないものづくりの現場と経営の数字との関係などを解説する。 大手家電メーカーにて、海外経営責任者などの要職を歴任後、ジェムコ日経営に入社。2007年に執行役員、2011年6月より取締役。上場企業経営トップおよびボードメンバーへの顧問型経営支援をはじめ、グローバル戦略の構築から、製造現場の現場力向上、品質革新など、経営全般にわたって幅広く活躍している。実践に裏打ちされた「分かりやすいコ

    技術者のための経営入門
  • みずほ、復活への再挑戦

    システム全面刷新・統合をなんとしても成功させ、信頼回復に努めたい──。2度の大規模システム障害を引き起こしたみずほフィナンシャルグループのシステム関係者が、重い口を開き始めた。みずほがシステム関連の個別取材に応じるのは、2011年3月のトラブル以後、初めてのことだ。 みずほは1年間がかりで再発防止策を講じ、現在は大手銀初となる勘定系システムの全面刷新・統合を進める。 大規模障害の再発は当に防げるのか。世界最大規模となることが確実な刷新・統合プロジェクトを、やり抜けるのか。そして長年の課題である、ITガバナンスを強化できるのか。みずほ復活に向けた再挑戦を追う。 【スクープ】 みずほの次期システムはマルチベンダー、4社に分割発注 【みずほ、復活への再挑戦】

    みずほ、復活への再挑戦
  • グローバル製造業のための3次元データプロセス改革

    趣旨 国境を越えた競争に勝ち抜くには、製造業のグローバルなプロセス改革は必然だ。生死を決するのは、日の擦り合わせ能力に合致したITとマネジメントである。この分野で数多くの実績を持つコンサルティング会社のデロイト トーマツ コンサルティングと、軽量3次元データ形式「XVL」のラティス・テクノロジーが、ITとマネジメントの両面から、グローバル製造業のための次世代ものづくりプロセスに必要なものを解説する。 1983年東京大学理学部情報科学科卒業後、リコー・ソフトウェア研究所でソリッドカーネル「DESIGNBASE」の研究開発に従事。1997年ラティス・テクノロジー技術統括部長、1999年10月同社代表取締役社長に就任、現在に至る。「3Dで世界を変える」を信条に、製造業などでの3次元データ活用ソリューションとして、超軽量化3次元技術「XVL」の新たな用途開拓と市場開拓に日夜奔走する。理学博士(東

    グローバル製造業のための3次元データプロセス改革
  • 設計力強化のための“もの・ことづくり”プラットフォーム「P3LM」 

    趣旨 2011年は、東日大震災、ユーロ危機による世界経済同時不安、超円高、タイの大洪水など、日のものづくりにとっても過去にない激動の1年でした。 これまでも、日のものづくりは幾多の環境変化に立ち向かってきましたが、変化のスピードはますます速く、企業に与える影響も巨大なものになってきています。 そんな岐路に立たされている現在、重要な生き残り策の一つが“設計力の強化”です。“設計力の強化”をPLMの視点から見直して、グローバルなものづくり業務プラットフォーム「P3LM」を提案します。 1975年諏訪精工舎(現セイコーエプソン)に入社。開発・設計経験の後に、設計手段(CAD、CAE)の開発・適用の推進に従事。1990年後半からおよそ15年間、全社設計プロセス革新活動を推進し、業務の質追求、新しいしくみ化を目的に、3次元設計・CAE、ITPDM、PLM)、品質工学などの手段や手法の融合適

    設計力強化のための“もの・ことづくり”プラットフォーム「P3LM」