カーブの入口で急減速・急ハンドルによって意図的に後輪からグリップを失わせ、スリップ状態で車両を横向きに走行させながらコーナーを抜ける走法を「ドリフト」と呼びます。ステアリングは進行方向とは逆に固定されたまま(「カウンターを当てる」と言います)、後輪を激しく空転させ、轟音を立てておびただしい白煙を巻き上げながら審査コーナーを駆け抜ける「ドリフト競技」の最高峰が「D1グランプリ」です。 D1グランプリは新感覚のモータースポーツであり、そのドリフトのコントロールで「進入速度」「角度」「ライン取り」「迫力(タイヤスモーク、エンジン音を含む)」を競い合います。 実はこのD1、あまり知られていないのですが、世界に売り出し中の「日本発の自動車カルチャー」なのです。モノづくり分野では、世界に誇る数多の銘車を生み出してきた日本の自動車産業界ですが、コトづくりとなると、いまだオリジナルな提案ができていないよう
![日本お得意の美しく舞う車を作ろう:日経ビジネスオンライン](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/05f492a9ba706b05ca8fd61b1840b099fb59fdc9/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fbusiness.nikkeibp.co.jp%2Fimages%2Fn%2Fnbo%2F2011%2Fcommon%2Fnbologo_ogimage.png)