東京・お台場の日本科学未来館の顔として、20年にわたって人間がロボットと共生する未来を先取りしてきた二足歩行ロボット「アシモ(ASIMO)」が今月末で引退する。自動車大手のホンダが研究開発を終了し、未来館に展示終了を打診した。18日からは引退に合わせた特別イベントを開き、実演は31日まで見られる。(森耕一)
(CNN) 史上初の生体ロボット「ゼノボット」を作製した米国の研究者らがこのほど、ゼノボットは今や「生殖」が可能だとする論文を発表した。その生殖方法というのは、動植物では見られない異例のものだった。 ゼノボットは名前の由来となったアフリカツメガエル(学名ゼノパス・ラエビス)の幹細胞から形成され、幅は1ミリ以下。実験の結果、動く、群れで協力する、自己修復するといった能力を持つことが判明し、2020年に初公開された。 そして今回、ゼノボットを開発したバーモント大学やタフツ大学、ハーバード大学ビース研究所の研究チームは、科学的に知られているどの動植物とも異なる全く新しい生物学的な生殖形式を発見した。 「これには仰天した」。タフツ大学アレン・ディスカバリー・センターの責任者で、論文の共同筆頭著者を務めたマイケル・レビン教授(生物学)はそう驚きを語る。 「カエルには通常使う生殖方法があるが、(幹細胞
ホンダは9月30日、ロボティクスや宇宙など新たな事業領域への取り組みを発表し、「アバターロボット」(分身ロボット)の開発を進めていると明らかにした。 このロボットは遠隔操作によって人の分身となり、リモートでありながら、あたかもその場にいるようにして対象物を扱うことなどを可能にするものだ。バーチャルの環境での医師による遠隔診断と治療、さまざまな作業や学習などでの活用が想定されている。 ホンダはこれまでの「ASIMO」をはじめとするロボティクス研究の蓄積を基に、人を模した「多指ハンド」と「AI(人工知能)サポート遠隔操縦機能」を組み合わせ、高度なアバターロボットの実現を目指している。ASIMOにも採用していた多指ハンドは、さまざまなものを握って保持したり、ドライバーなどの道具を操るといった人間並みの機能を追求している。 同時に、軽いものから重たいものまでを扱える繊細さと力強さの両立も必要で、重
仏北部ナンシー近郊のビュールにある地下研究施設で、ナンシー鉱業学校と仏放射性廃棄物管理機関(ANDRA)が行ったロボット犬「スカール」の試験の様子(2021年5月11日撮影)。(c)JEAN CHRISTOPHE VERHAEGEN / AFP 【5月13日 AFP】フランス東部ビュール(Bure)の地下500メートルに掘られた広大なトンネルの中を、「スカール(Scar)」と名付けられた犬型ロボットが慎重に進んでいく。さまざまなセンサーを搭載したスカールは、人間が立ち入るのをためらう危険な場所での対応を想定した訓練の真っ最中だ。 ここは、仏各地の原子力発電所から排出される大量の放射性廃棄物が貯蔵される予定の地下処分場、地層処分産業センター(CIGEO)の研究施設。スカールにとって理想的な訓練場といえる。 スカールは、仏北部ナンシー(Nancy)にあるナンシー鉱業学校(Mines Nancy
Hondaは2030年に向けて「すべての人に“生活の可能性が拡がる喜び”を提供する」ことを目指しています。その実現に向けて、ASIMOのような人に寄り添い、生活の質を向上させ、人の可能性を拡大するロボティクス研究に取り組んでおり、ヒューマノイドロボットの研究も継続しています。 また、これまでのASIMOの技術の量産製品への転用や、応用製品の実用化にも取り組んでいます。 ASIMOは現在、Hondaウエルカムプラザ青山・Honda Collection Hall(栃木県茂木町ツインリンクもてぎ内)・日本科学未来館(東京都江東区)で毎日デモンストレーションを行っております。 Hondaウエルカムプラザ青山ウェブサイト http://www.honda.co.jp/welcome-plaza/contents/guide/asimo/ Honda Collection Hallウェブサイト ht
本田技研工業(ホンダ)が2足歩行ロボット「ASIMO」の開発を終了したと、NHKニュースが6月28日付で報じた。同社広報部はこの報道について「ASIMOという名称になるかは分からないが、ヒューマノイドロボの開発は続ける」とコメントした。 NHKは28日、「ホンダがASIMOの開発をすでに取りやめており、研究開発チームも解散した。より実用的なロボット技術の開発に力を入れる方針で、転倒防止機能をもつバイクや、介護を支援する装着型のロボットの開発を進める」などと伝えた。 ホンダの広報部はこの報道について「ASIMOという名称になるかは分からないが、ヒューマノイドロボの開発は続ける。『ASIMO開発チーム』という名のチームはもともとなく、ヒューマノイドロボット開発チームがASIMOを開発していた。ヒューマノイドロボ開発チームは解散しておらず、規模縮小もしていない」とコメントした。 初代ASIMOは
大手自動車メーカーのホンダは、開発を続けていた2足歩行の人型ロボット「アシモ」の開発をとりやめていたことがわかりました。今後は介護支援などより実用的なロボット技術の開発に力を入れる方針です。 その後、平成23年まで7代にわたって改良型が発表されましたが、関係者によりますと、ホンダは開発をすでにとりやめていて、研究開発のチームも解散したということです。 2足歩行の人型ロボットをめぐっては、ソフトバンクグループが買収したアメリカの「ボストン・ダイナミクス」が高い運動性能を持つロボットを発表するなど参入が相次ぎ、競争が激しくなっています。 ホンダとしては、より実用的なロボット技術の開発に力を入れる方針で、今後は、アシモの開発で培った高度なバランス性能や、運動を制御する技術を応用し、転倒を防止する機能をもつバイクや、介護を支援する装着型のロボットの開発を進めていくとしています。
ソニーの平井一夫社長は29日の経営方針説明会で、人工知能(AI)を活用したロボットの開発に着手したことを明らかにした。同社は2006年に犬型ロボット「AIBO(アイボ)」の生産を終了したが、AI技術による高性能ロボットの実用化を目指し再参入する。また、ゲーム機用に開発した仮想現実(VR)技術を産業分野にも活用していく考えを示した。 同社は米AIベンチャー「コジタイ」に資本参加して共同開発を進めているが、これとは別にAIやロボットなどのベンチャー企業に総額100億円規模を出資する「ソニーイノベーションファンド」を7月に設立すると発表した。 平井社長はAI活用ロボットについて「育てる喜び、愛情の対象になり得るようなロボット」と述べた。ソフトバンクのヒト型ロボット「ペッパー」に近い需要層に訴求する見通しだ。 米アップルのスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の販売不振によって、ソニーは半
成田国際空港会社(NAA)と本田技研工業(7267)は3月28日、人型ロボット「ASIMO(アシモ)」らによる訪日客の出迎えを開始した。第2ターミナルの入国審査場前で訪日客らを歓迎し、利用者に日本の技術力をアピールする。4月3日まで。 期間中は正午から午後4時まで、到着便の多い時間帯に合わせて不定期で実施する。初日となった28日は、セブ発のフィリピン航空(PAL/PR)PR434便やホノルル発の日本航空(JAL/JL、9201)JL785便、高雄からのJL812便らの利用客を出迎えた。海外からの到着客以外の見学は不可。 ASIMOのほか、前後左右と斜めの移動が可能な「全方位駆動車輪機構」を採用したパーソナルモビリティ「UNI-CUBβ(ユニカブベータ)」に乗ったガイドが出迎える。ガイドはUNI-CUBβにまたがり、訪日客をASIMOが待機するエリアに案内。ASIMOはダンスやサッカーボール
ロボット大国と言われた日本だが、最近は今ひとつ元気がない。その中で気を吐いているのが、高齢者や介護者、工場などの肉体労働者向けの筋力補助装置「マッスルスーツ」を開発し、大学発ベンチャーを通じて販売を伸ばしている東京理科大学工学部機械工学科の小林宏教授。日本のロボットはどうなっていくのかを聞いた。 (聞き手は宮澤徹) 最近、政府もロボット産業の育成を声高に言っています。追い風が吹いていると感じますか。 小林:ロボットが騒がれてきたという実感はあります。ですが、まだ実態が伴っているようには見えません。確かに、日本はロボット大国ではあると思います。工場などで使う産業用ロボットは頑張っていますが、それ以外のところはうまくいっていないのが実情です。 最近開かれたロボティクスチャレンジというコンクールにおいても、日本は最高でも10位で、韓国のロボットが優勝しました。今の日本は、しょせんその程度です。
出場チームに聞く「DARPA Robotics Challenge」決勝戦の舞台裏(後編)、「世界との差は開いた」が2020年には“現場”へ:ロボット大国日本は負けたのか(1/4 ページ) 世界から23チームが集まった、災害対応ロボット競技会「DARPA Robotics Challenge」決勝大会。日本からの参加は最高10位と決して振るわず、世界との差を痛感することになったが、産総研チームでは得られた課題から2020年の“現場入り”を目指す。 米国防総省が管轄する研究機関「Defense Advanced Research Projects Agency」(DARPA)の主催する災害対応ロボット競技会「DARPA Robotics Challenge」(DRC)が行われ、日本からの参加も含めて23チームのロボットが成果を競った。 DRCは福島第一原子力発電所の事故をきっかけに実施された
出場チームに聞く「DARPA Robotics Challenge」決勝戦の舞台裏(前編)、あれは本当に“惨敗”だったのか?:“ロボット大国日本”は負けたのか(1/4 ページ) 災害対応ロボットの競技会「DARPA Robotics Challenge」で日本からの参加チームは最高10位と、振るわない結果に終わったが、あれは本当に"惨敗"だったのか?参加した産総研チームに決勝の裏側を聞いた。 2015年6月、米国にて災害対応ロボットの競技会「DARPA Robotics Challenge(DRC)」のファイナル(決勝戦)が行われた。大ニュース扱いでは無かったものの、既に日本でも各メディアによって報じられているので、結果について知っているという人も多いだろう(DARPAロボットコンテストはなぜ開催されたのか、背景の「可能性」と「きっかけ」 、災害救助ロボットコンテスト、入賞チームが語るロボ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く