【読売新聞】 政府が導入を決めている長射程巡航ミサイルについて、1000発以上の保有を検討していることがわかった。台湾有事も念頭に、南西諸島から九州を中心に配備し、弾道ミサイルを多数配備する中国との「ミサイル・ギャップ」を埋める狙い
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韓国海軍艦が2018年、自衛隊の哨戒機に火器管制レーダーを照射したとされる問題を巡り、韓国軍が強硬指針を作っていたことが分かった(AP) 韓国海軍艦が2018年、自衛隊の哨戒機に火器管制レーダーを照射したとされる問題を巡り、韓国軍が19年2月、自衛隊機が2回の警告に応じず接近を繰り返した場合は同レーダーを照射する指針を作っていたことが19日、分かった。両国間の不信が増大していた時期に強硬な措置を準備した形。見直しを検討中という。 韓国国会国防委員会に所属する保守系与党の申(シン)源(ウォン)湜(シク)議員に国防省が報告したという。 申氏側によると、指針は自衛隊機だけを対象としたもので、申氏は「非常に危険な政策だ」と指摘。国防省は申氏に対し、指針の廃棄を検討中だと説明したという。申氏は、韓国軍合同参謀本部次長も務めた。国防省は「軍の作戦と関連する指針については内容を説明しない」としている。
高さ約11メートルの塔から飛び降りる第1空挺団の基礎訓練を体験する記者=7月27日、千葉県の習志野駐屯地「精鋭無比」を誇る陸上自衛隊のパラシュート部隊、第1空挺(くうてい)団の基本訓練を体験できる機会があり、千葉県の習志野駐屯地へ向かった。合図とともに空中へ飛び出す高さ約11メートルの練習台では足がすくんだ。日頃の不摂生がたたり、空挺団伝統の筋力トレーニングの後には激しい筋肉痛に。世界基準の団員を育成する特殊な訓練を、30代後半の男性記者が体験した。 「降下、降下、降下!」の合図で高さ340メートル、時速240キロの輸送機から次々と飛び出していくパラシュート部隊。敵地へ直接乗り込む空挺作戦に当たる団員は4~5年の特殊訓練を受けたレンジャー部隊で、約2100人が在籍する。 基礎訓練の一つが、高さ約11メートルの「跳出(ちょうしゅつ)塔」から安全帯を付けて飛び出す訓練だ。説明を受けた後、戦闘服
「NATO(北大西洋条約機構)諸国の国防予算の対GDP(国内総生産)比目標(2%以上)も念頭に、真に必要な防衛関係費を積み上げ、来年度から5年以内に防衛力の抜本的強化に必要な予算水準の達成を目指します」 自民党が参院選で掲げた公約には、この文言がある。 公約を掲げて、自民党は改選過半数となる議席を得て大勝した。自民党などの改憲勢力は、衆参両院で憲法改正の発議に必要な3分の2以上となった。それこそ、有権者が自民党や改憲勢力に投票した意味であり、政党や議員には公約を守る義務がある。 岸田文雄首相には、有権者の1票の重みを脳裏に焼き付け、「黄金の3年間」で歴史に残る政治家となっていただきたい。安倍晋三元首相が進めてきた「安全保障戦略の総仕上げ」を確実にかたちにしてほしい。 防衛予算で最も注目されるのは、戦闘機や護衛艦などの防衛装備品である。一方で、防衛予算を1%程度に抑えるために、人件費・維持管
防衛大学校卒業式典で訓示する安倍晋三首相 =2018年3月18日午前、神奈川県横須賀市の防衛大学校(佐藤徳昭撮影)安倍晋三首相は18日、防衛大学校(神奈川県横須賀市)の卒業式で訓示し、「北朝鮮に核・ミサイル開発を放棄させるため必要なことは、国際社会が一致団結し、北朝鮮が具体的行動をとるまで最大限の圧力をかけていくことだ」と述べ、圧力継続の重要性を強調した。訓示全文は以下の通り。 ◇ 本日、伝統ある防衛大学校の卒業式にあたり、これからのわが国の防衛の中枢を担う諸君に心からのお祝いを申し上げます。卒業おめでとう。 諸君の誠にりりしく、希望に満ちあふれた姿に接し、自衛隊の最高指揮官として心強く、大変、頼もしく思います。真に国民のための自衛隊たれ。自衛隊創設以来、このすばらしい理念を胸に、先輩たちは今、この瞬間も荒波を恐れず、乱気流を乗り越え、泥にまみれながらも、極度の緊張感に耐え、強い誇りをもっ
陸上自衛隊が沖縄の離島への侵攻など中国との有事を想定し、迫撃砲やロケット弾といった弾薬が現状より20倍以上も必要だと見積もっていることが12日、分かった。陸自の弾薬の7割近くは冷戦時代にロシアの侵攻に備えた北海道に備蓄し続け、九州・沖縄には1割弱しか備蓄していないことも明らかになった。戦闘を続ける継戦能力の欠陥が具体的な数値として初めて浮き彫りになった。 中国の離島侵攻への対処で最前線となる九州・沖縄での弾薬の不足は重大な欠陥と指摘されてきた。自民党が4月に国家安全保障戦略などの年内改定に向けてまとめた提言は戦車や護衛艦、戦闘機といった装備の調達に予算を充て、弾薬の調達を軽視してきたことを踏まえ、「継戦能力の維持に必要な弾薬の確保」の必要性を明記した。 政府が検討している防衛費の増額で弾薬をどれほど増やし、南西方面に備蓄していくかは重要な課題となる。政府高官は「九州・沖縄では燃料や食料もま
防衛省オピニオンリーダーを拝命してから駐屯地を視察、先日、防衛省にて「令和4年版防衛白書」についてレクチャーを受けた。説明を受けて愕然(がくぜん)とした。中国が公表している国防費の増加スピードはこの30年間で約39倍。それに対し、日本の防衛関係費は約20年間で微増。今年度の日本の防衛関係費が5兆円強に対し、中国政府が公表しているだけで国防費は約25兆円。ざっと5倍である。 報告を受けた直後に中国は台湾をグルリと囲むような大規模軍事演習を展開。ロシアによるウクライナへの侵略戦争が勃発してから中国による台湾への軍事介入もリアリティーを帯びてきた。台湾有事は日本の安全保障にも直結している。すぐに陥落すると思われていたウクライナは多大な犠牲を払いながらも善戦し、必死に持ちこたえている。西側諸国からの武器提供による戦力強化も関係しているのだろうが、それを可能にしたのはゼレンスキー大統領の「1ミリたり
ソロモン周辺海域で共同訓練する(左から)ソロモン諸島海上警察の巡視船タロ、米海軍の沿海域戦闘艦オークランド、海上自衛隊の護衛艦きりさめ=8日(海上自衛隊提供) 海上自衛隊は9日、南太平洋ソロモン諸島の海上警察と初めて共同訓練を実施したと発表した。ソロモン周辺海域で8日に米海軍の艦艇も参加し、連絡を取り合って決められた位置に艦艇を動かす戦術運動を訓練した。ソロモンには軍隊がなく、海上警察が軍機能を担っている。 ソロモンは2019年に台湾と断交し、中国と国交を樹立。さらに今年4月には、中国と安全保障協定を締結した。日米は、中国が太平洋の島しょ国に対し影響力を拡大するのではないかとの懸念を強めており、今回の訓練も中国の動向をけん制する狙いとみられる。 海自によると、訓練には、インド太平洋地域に長期派遣中の海自護衛艦きりさめ、米海軍の沿海域戦闘艦オークランド、ソロモン海上警察の巡視船タロが参加した
【読売新聞】社会部デスク 高沢剛史 へぇー。今年は意外と普通。22日に公表された2022年版の防衛白書を見た感想だ。内容ではない。表紙についてである。そう感じたのは、21年版の表紙のインパクトが強烈だったからだと思う。 前脚を上げ
元海将補の落合畯(たおさ)さん元海将補の落合畯(たおさ)さん(83)が現役時代に部下思いで知られたのは、父親譲りだろう。 先の大戦末期の沖縄戦で海軍陸戦隊司令官を務め、「沖縄県民カク戦ヘリ」の電報を発して自決した大田実(みのる)中将の三男。幼少のころ親戚の養子となったが、温和な風貌は、写真でみる大田中将にそっくりである。 そんな落合さんも若い頃は、沖縄で人を「ぶん殴ってやりたい」と思うことがあったそうだ。
【読売新聞】 災害の多発や感染症の流行で、自衛隊の役割はかつてなく増している。待遇や職場環境を改善して、質の高い人材を確保することが大切だ。 政府は、年末に予定している国家安全保障戦略や防衛計画の大綱などの改定にあたって、人的基盤の
陸上自衛隊のV22オスプレイ内部について説明する陸自隊員=22日、木更津駐屯地(市岡豊大撮影)南西諸島で有事があった際、部隊を運ぶ役割を担う陸上自衛隊の輸送機V22オスプレイに搭乗する機会があり、22日、暫定配備先の木更津駐屯地(千葉県)へ向かった。回転翼から固定翼へのモード変換で機体が一気に加速する性能を体感し、自動化を徹底した操縦席や安全性を追求した油圧系統には信頼性を感じた。記者が体験したV22とはいかなる輸送機なのか。 V22は主翼両端に、プロペラ部分の角度が変わる回転翼があり、回転翼機と固定翼機双方の機能を併せ持つ。垂直離着陸が可能で、最大時速はヘリコプターの約2倍の500キロ、航続距離は約3倍の1600キロ。 駐屯地で陸自隊員から説明を受け、機体に乗り込む。最大24人乗りの座席は座面がフィットする感覚があり意外と座り心地がいい。後頭部のあたりにあるパイプからは冷気が出て夏でも快
小銃による実弾射撃訓練を行う陸上自衛隊員=4月27日、静岡県御殿場市の東富士演習場(市岡豊大撮影)「任期制自衛官」という言葉がメディアでにわかに取り沙汰されている。街頭演説中の安倍晋三元首相を銃撃した山上徹也容疑者(41)が、海上自衛隊の元任期制自衛官だったからだ。手製のショットガン(散弾銃)で犯行に及んだとみられ、ワイドショーでは自衛隊の経験が背景にあったなどと指摘されるが、「元隊員であることと銃撃を関連付けるのは無理がある」(元海自幹部)との声もある。任期制自衛官は一般の自衛官とどう違うのか。 部隊に2万人「お前にぴったりな仕事を紹介してやる! 寮完備で3食飯付き! 体力自慢のお前にはもってこい!」
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