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2008年8月6日のブックマーク (15件)

  • ドゥルーズの『意味の論理学』は - 偽日記@はてなブログ

    ●ドゥルーズの『意味の論理学』はドゥルーズののなかでも特に好きなのだけど、このの第21のセリー「できごとについて」では、ジョー・ブスケという、第一次大戦で負った傷によって半身不随となった詩人について書かれている。ここではブスケの負った傷こそが「純粋なできごと」とされている。ブスケは書く、《私の傷は私よりも前に存在した。私はそれを具体化させるために生まれた》。ある人物が戦争に行って傷を受けるのではなく、「傷」という普遍的な「できごと」があって、それがある人物のもとで顕在化される、と。さらにブスケは書く。《君の不幸によって人間になれ。その感性と輝きを具体化することを学べ。》つづけてドゥルーズは書く。《われわれに起こることにふさわしい者になること、したがって、われわれに起こることからできごとを望み、引き出し、それ自身のできごとの子となり、それによって再生し、生まれ変わり、肉から生まれた身と絶

    ドゥルーズの『意味の論理学』は - 偽日記@はてなブログ
  • 「ゲームの影響で殺人」:タイの販売店、『GTA IV』を自粛 | WIRED VISION

    ゲームの影響で殺人」:タイの販売店、『GTA IV』を自粛 2008年8月 5日 カルチャー コメント: トラックバック (0) Nate Ralph ロイターの記事によれば、この週末、タイの18歳になる学生がタクシー運転手を殺害したが、容疑者はこの犯罪について、『Grand Theft Auto(GTA) IV』のシーンを再現しようとしたものだと語っているという。 これに応じて、同国の販売店のひとつ[New Era Interactive Media社]は4日(現地時間)、GTA IVの販売を自粛した。 タイ警察によれば、容疑者は精神的な混乱状態を示していないという。もともとは54歳のタクシー運転手を殺そうという意図はなく、「現実世界でも、ゲームと同様にタクシー強盗が簡単なのかを確かめたかった」[が、逆襲されたのでナイフで刺した]と述べているという。 しかし、もし18歳の少年が(18歳

  • 数学屋のメガネ:レヴィ・ストロースのすごさ - livedoor Blog(ブログ)

    構造主義を語るときに、人類学者のレヴィ・ストロースは絶対に欠かせない重要な人物となっている。「親族の構造」の解明こそが、構造主義の歴史における金字塔として紹介されている。だが、今までの僕は、このレヴィ・ストロースの業績に対して、いったいどこがすごいのかということが分からなかった。確かに、世界で初めて構造というものに注目してその理論をまとめたという先駆者性は認めるものの、それは単に一つの解釈を提出しただけではないのかという思いがあった。 インセスト・タブーと呼ばれる近親相姦の禁止の習慣を、それは女の交換というものを生じさせるためだという、人々を驚かせるような意外な理論を提出したところにすごさがあるとも思えない。だいたい、この理論の正しさを僕はよく分かっていないので、これが当に正しいと確信できなければ、この理論を提出したことのすごさというものが実感としてわいてこない。これは当に正しいのだろ

  • ファミレスの終焉 - atutake's diary

    07年の市場規模:6820億円 5年前に比べれば9%の落ち込みだという。ファミレスの市場規模である(日経MJ新聞2008年8月1日付15面)。つい最近、最大手のすかいらーくでお家騒動が起こった。横川社長に対して筆頭株主の野村グループなど投資会社2社が退陣を求めたのだ。 すかいらーくは06年にMBOを行ない、経営を立て直した上で再上場を目指していたのだが、一向に業績が反転しない。反転するどころか落ち込む傾向さえある。よって株主としては経営者失格の烙印を押したというところなのだろう。 しかし、もう少し引いた視点で見るとどうなのだろうか。マクロ視点である。あるいは魚の目視点である。もちろん優秀な社員が集まっている投資会社に逆らうつもりなど毛頭ないけれど、すかいらーくの経営者をすげ替えれば、それで業績は回復するのだろうか。それは難しいと思う。 なぜなら、まず何よりも表面的な現象としてファミレス業界

    ファミレスの終焉 - atutake's diary
    klov
    klov 2008/08/06
  • 秋葉原・無差別殺傷事件、報道の裏側で (1/4)

    事件が起きた直後の秋葉原では、単に現場を撮るだけではなく、ワンセグやラジオで事件がどう報道されているかをチェックしたりして、起こったことを確認したり、言説化しようとしていたわけです。 そこへマスコミがやってきてメディアスクラムを組む。そのスクラムの模様をさらにブロガーがまた撮る。「報道対野次馬」なんて明確な差異はそこに存在しなかった。“見る者”と“見られる者”がすごく錯綜していた空間だったと思います。 ネットでもマスメディアでも野次馬たたきが見られました。もちろん、質的な差異なんてそこにはありません。容疑者を取り押さえた瞬間の画像が報道されましたが、携帯で撮影したその画像を持つ人に群がる報道関係者を大量に目撃しましたし、ブログより質の低い報道なんてゴロゴロあった。レポートしていたブロガーをたたくコメントだって、関心があるからそのサイトに「野次馬」として来たわけです。 誰が野次馬かとか、あ

    秋葉原・無差別殺傷事件、報道の裏側で (1/4)
  • caramel*vanilla » 待ちに待ったNew Deliciousが公開!

  • 順列都市、パーフィット、人格の同一性 - らいたーずのーと

    ■「高度に発達したSFはホラーと見分けがつかない」と言われることはないが、優れたSFはときに恐怖に近い感情を呼び起こす。グレッグ・イーガンの近未来SF『順列都市』もまた、そのような意味で恐ろしい作品だ。 物語の舞台は21世紀半ばの世界で、この時代、すでに記憶や人格というものを情報としてコンピュータに“ダウンロード”できる技術が広まっていた。研究者のポール・ダラムは、みずからの研究のために自分自身の〈コピー〉を作り上げる。物語は、この〈コピー〉のポール・ダラムが、コンピュータの中の世界で目を覚ますところから始まる。〈コピー〉のポール・ダラムは、目を覚ました直後、自分自身の決断の愚かさを強く後悔する。あらかじめ備わっているはずの自殺用プログラムを起動して実行しようと試みるが、その機能は“ダウンロード”のあと、現実世界のオリジナルのポール・ダラムによって消去されていた。死にたくても死ねないからだ

  • 音楽配信「mF247」休止 丸山茂雄さん「使命果たした」

    に・よん・なな・みゅーじっくは、インディーズ楽曲配信サイト「mF247」を8月31日に休止する。「設立の使命は果たした。次の段階に進むために活動を一時休止することにした」――同社代表取締役で、ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)元社長の丸山茂雄さんは手書きコメントで休止の理由を説明している。 mF247は2005年8月にスタート。インディーズアーティストの楽曲をDRMフリーで無料配信したり、携帯電話サイトで着うた専用の短い楽曲を配信する、といった新規性のある取り組みを行ってきた(「ダラダラ長いからCD売れない」――丸山茂雄“47秒・着うた専用曲”の必要性を語る)。 丸山さんは「インターネットという全く新しい時代のメディアを使って音楽に関わっている私が、何ができるかを毎日試すことができました。インターネットと音楽の関係は何がベストなのかはまだ『答』は出ていませんが、少しずつ見えて

    音楽配信「mF247」休止 丸山茂雄さん「使命果たした」
  • ロフト「秋葉原通り魔事件 絶望する社会に希望はあるか」レポ(1) | 筆不精者の雑彙

    新宿ロフトプラスワンにて、秋葉原通り魔事件についてのパネルディスカッションがあるというので、事件の現場に居合わせた者として、先月に同じロフトの阿佐ヶ谷でやはり行われたトークライブにも行きましたし、今回も何とか時間をやりくりして行ってみました。 今回のイベントの主旨と参加者は、ロフトのサイトから書き写すとこんな感じです。「秋葉原通り魔事件──絶望する社会に希望はあるか」 秋葉原通り魔事件は単なる半狂人による特殊な犯行ではない。宮崎勤幼女殺人事件、オウム事件、酒鬼薔薇事件と続くこの20年の社会の闇の部分──若者達の不満や怒りを見据えないと、事件の真相は見えてこない。『現実でも一人。ネットでも一人』という絶望的な状況で人は脱社会化するしかないのか? 【出演】宮台真司(社会学者)、東浩紀(哲学者/批評家)、切通理作(評論家)、雨宮処凛(作家)、月乃光司(こわれ者の祭典)、タダフジカ(ギタリスト)、

    ロフト「秋葉原通り魔事件 絶望する社会に希望はあるか」レポ(1) | 筆不精者の雑彙
  • 「戦後社会」批判から「戦後社会」肯定へ――2005・2006年以降のリベラル・左派の変動・再編について | 私にも話させて

    <1> 佐高信による佐藤優評価が180度変わり、それが正当化されていることが、ブログ「アンチナショナリズム宣言」2008年5月14日付記事で指摘されている。佐高の弁明に何ら説得力がないことは、そこで指摘されている通りであるが、私がここで取り上げたいのは、佐高の佐藤優評価の変容において、2005・2006年以降のリベラル・左派の変動・再編の最も重要な特徴点の一つが、観察できることである。 『金曜日』2005年6月10日号「読んではいけない」欄で、佐高は佐藤の『国家の罠』を取り上げて、次のように述べている。 「小泉政権の誕生により、日人の排外主義的ナショナリズムが急速に強まった、と著者は書く。しかし、それは小泉だけの責任ではなく、憲法の掲げる平和主義に基づく外交を積極的に展開してこなかった外務官僚の責任でもある。/国連の安全保障理事会の常任理事国になりたがり、そのことは必然的に核を保有するこ

    「戦後社会」批判から「戦後社会」肯定へ――2005・2006年以降のリベラル・左派の変動・再編について | 私にも話させて
  • 押井守監督が映画「スカイ・クロラ」で若手声優を使わなかった理由 - [ 悠 々 日 記 ]/ YUYUKOALAのブログ

    月刊誌「創」7月号の映画特集の記事の一つに、 映画「スカイ・クロラ」の監督・押井守さんへのインタビュー記事が ありました(聞き手は廣田恵介氏)。 この中で、これまでの押井作品とは異なり 映画「スカイ・クロラ」の主要キャラクターを 若手俳優が演じている理由として、 現在の若手声優についての「ある問題点」を指摘していました。 ──声優ではなく、俳優がキャスティングされているのは、どんな理由から? 押井 アニメ映画に限らず、日映画全体が、旬の役者さんを主演にする傾向にあります。極論すれば、役者の事務所の都合でスケジュールも脚も決まる。僕が今まで声優さんしか使わなかったのは、それがアニメーションにとって有効だと思ったからです。自分の生理とは違う動きに、自分の呼吸を乗せていくというという独特の技術を、声優さんは持っているんです。 でもね、今回の作品を声優さんばかりのキャスティングで成立させられる

    押井守監督が映画「スカイ・クロラ」で若手声優を使わなかった理由 - [ 悠 々 日 記 ]/ YUYUKOALAのブログ
    klov
    klov 2008/08/06
  • スカイ・クロラ観てきた - 伊藤計劃:第弐位相

    ビューティフル・ドリーマーSIDE-B。 「予感」だけが圧倒的にのしかかりつつ、淡々と繰り返される日常。 つまりいつもの押井映画。 エンディングが押井のコントロール下にない歌物、というのは押井的に「愛はブーメラン」以来、という意味でもうる星2裏面。 (「イノセンス」の「Follow Me」があるじゃねーか、という貴方は甘い。あれは確かに鈴木敏夫が持ってきたものだが、わざわざ川井憲次に編曲させて新録しているのだから、押井的なコントロール下にある。) BDでは「愛はブーメラン」ののち、引いた校舎の画に日常を告げる鐘の音が鳴る。あの鐘の音がm「スカイ・クロラ」に於いてはエンディング後の具体的なシークエンスに相当する。逆に言えば、スカイ・クロラのスタッフロール後のシークエンスを、鐘の音一つに省力化したのがBDだったのだとも。 ラムという壮絶な非日常があっというまに日常に回収されてテレビシリーズが展

    スカイ・クロラ観てきた - 伊藤計劃:第弐位相
    klov
    klov 2008/08/06
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  • スカイ・クロラ The Sky Crawlers インタビュー: 本作の先に目指すものとは?~押井守監督インタビュー (2) - 映画.com

    「イノセンス」以来となる4年ぶりの長編アニメーション「スカイ・クロラ」の押井守監督にインタビュー。「若者に見てほしい」という作について、また、作の公開記念として、自身の代表作を最新技術を導入してリニューアルした「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊2.0」についても話を聞いた。そこからは、「スカイ・クロラ」で新境地を開拓した押井が目指す、“これから”が見えてくる。(取材・文:編集部) 押井守監督インタビュー 「年を取ったことで人間的なものに興味が出てきた」押井守が作に込めた思いとは?■「スカイ・クロラ」映像化にあたって――小説映画化は初めてですね。 「『そういえば小説原作って初めてだな』って途中で気付いたくらいで、あまり意識してなかった。僕にとっては原作が漫画だろうと小説だろうと同じみたい。漫画の絵に依存してアニメーションはできないし、やったこともない。映画と印刷物は表

    スカイ・クロラ The Sky Crawlers インタビュー: 本作の先に目指すものとは?~押井守監督インタビュー (2) - 映画.com
    klov
    klov 2008/08/06
  • ゲーデル『不完全性定理』 - ぐだぐだ日記−読書と食の秋−

    読書, めも以下めもゲーデル 不完全性定理 (岩波文庫)作者: ゲーデル, 林晋, 八杉満利子出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2006/09メディア: 文庫岩波文庫にしては珍しく、解説豊かで分かりやすい(というか分かりやすすぎの)良書。書の構成は、ゲーデルの不完全性定理(を扱っている論文:ブリンキピア・マテマティカおよび関連した体系の形式的に決定不能な命題について)の翻訳部と、不完全性定理についての解説の二部構成になっている。とりわけ、解説部はすばらしい出来で文系の人でもすいすい読めるような内容になっている。不完全性定理を歴史的な観点から−ヒルベルトプログラム、数学基礎論論争−説明したり、一方では基礎論を専門にしている人用に、論文の中身を丁寧かつ数学的に説明していたりと、いろんな読者を想定して書かれている良書である。***ということで、自分はその解説部を斜め読みしたので軽くめもしと