≪東京≫ 5議席を20人が争う激戦区。自民、公明、共産の4人が優位に立ち、東京都議選の勢いが続いている。 自民は元アナウンサーで知名度の高い丸川が無党派層にも浸透して優位に。比例から転身した武見も医師会など支援団体を軸に幅広い世代の支持を固め、27年ぶりに2議席獲得が射程に入った。公明の山口も組織をまとめ盤石な態勢。 6月の都議選で非自民の受け皿となり躍進した共産も勢いを維持。30歳と若い吉良は、若者の雇用問題などを訴え、政権への批判票も取り込み、無党派層にも支持を広げている。 先行する4人を激しく追うのが、無所属の山本と民主の鈴木寛。俳優の山本は反原発を訴え支持を広げる。鈴木は民主候補一本化により民主支持層の大半を固めた。維新の小倉、みんなの桐島は知名度を生かし切れず、民主公認を取り消された無所属大河原も支持が広がらない。ただ、投票先を決めていない有権者が5割を超えており、その動向も情勢