田舎より、都会の方がよく歩く――。そんな風聞を裏付ける研究結果を東京医科大などのチームがまとめた。1日の平均歩数は、東京23区や大阪、名古屋、福岡などの大都市の住民の方が、町村よりも約700歩多かった。自動車の使用頻度の違いが背景にあるとみられるという。 2006~10年の国民健康・栄養調査に協力した約3万4千人が、歩数計で測った1日の歩数を分析。人口の規模に応じて、全国12大都市の「大都市」から「町村」まで五つのグループごとに年齢調整をして平均歩数を算出した。その結果、大都市が最も多く(男性7494歩、女性6767歩)、人口15万人以上の市(男性7407歩、女性6386歩)が続いた。大都市を人口5万人未満の市や町村と比べると、男性では780~580歩ほど、女性では700歩ほど多かった。 10年の国土交通省の調査では…
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