前回の記事に続いて、今回はCyclesでIBLを使う方法についてご紹介したいと思います。IBLはImage Based Lightingの略で、画像を元に360度全方向から照射される光を表現する方法です。IBLには通常、HDRI画像を使用します。一般的なJPEG等の画像は、光の強さを256段階で表現します。でも光というものは、ろうそくのような暗い光源から太陽のように非常に明るい光源まで存在するため、256段階で実際の明るさを表現するのは不可能です。そのため、各画素の光度を浮動小数点形式で表現するHDRI画像を使用する必要があるわけです。 では背景にHDRIを適用してみましょう。まず、WorldタブのBackground ColorをEnvironment Textureに設定します。 HDRI画像を選択します。今回もHDRIの宝庫、sIBL Archiveさんに公開されている画像を利用させ
