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ブックマーク / ameblo.jp/mangetsuhakase (3)

  • 『高木弘樹くんが死んだ』

    ファンの人はネットの情報などで知っているかと思うが、アニメーターの高木弘樹君が、2月2日に急死した。 インフルエンザで高熱がある時に風呂に入って、溺死したという。 高木君は確か、おれより数カ月あとくらいに亜細亜堂に入ってきた。遅くとも、おれが「魔法の天使クリィミーマミ」の演出に入る頃には原画になっていた。「クリィミーマミ」は一年間の放送で、おれはその間ずっと絵コンテと演出をやっていた。すべて亜細亜堂のグロス話数だったので、結果的に彼はその全話で原画を担当してくれた。 印象に残っている彼の原画パートは色々ある。フラッシュダンスの話で二頭身の優が色々コスプレするシーンとか、「マリアンの瞳」という映画の話でトラックが電話ボックスに突っ込むところとか、めぐみが死ぬくだりとか。ピアニストの話での踏切のシーンとか、第50話では車が首都高を延々走ってる箇所や、何回転も回る訳の分からん回り込みとかね。OV

    『高木弘樹くんが死んだ』
  • 『高木弘樹くんのことをもう少しだけ』

    高木君のことを先日書いた。大昔に彼が原画をやってくれた記憶を書いたけど、優のお風呂シーンを忘れていたよ。 ネットを少し見ていたら高木君のファンがたくさんいたことを知ったので、おれしか知らない(かも知れない)ことをもう少し書いてみよう。 通夜の席で、鉄くんと久々に話した。鉄くんは高木君と同時に亜細亜堂に入ってきたアニメーターで、おれは彼らが専門学校で一緒だったのだとずっと思ってた。通夜で聞いたら、専門学校ではなくて池袋の西武百貨店のアニメ用品売場で知り合ったとのこと。その売場はおれも知ってる。亜細亜堂に入る時おれだって、そこでタップを買ったんだもん(800円だったことまで覚えてる)。 柴岡秀一という人のブログも見つけた。柴岡氏も高木君と西武百貨店で知り合ったと書いている。あの頃はそういう場所が友達になるきっかけになったりしていたんだよね。 柴岡氏がブログで高木君のことを「もどきさん」と呼んで

    『高木弘樹くんのことをもう少しだけ』
  • 『「BOOK」というアニメ用語について』

    アニメーションにも、独特の業界用語がたくさんある。 この仕事を30年以上続けているおれでも未だに語源が分からない用語として、例えば「BOOK」というのがある。読み方はもちろん「ブック」だが、の事ではない。 アニメは通常、背景(BGともいう)の上にセルを重ねて撮影する。セルというのは、キャラクターやメカなどをアニメーターが作画した部分のこと。以前は透明なセルロイド板に絵の具で色を塗っていたので、デジタル撮影に転換した今でも便宜上セルと呼ばれている。 ところがカットによっては、画面の構成上、樹木だの柱だのといったものがセルのキャラクターの手前に必要な場合もある。そういう場合は、手前に来るものを背景とは分けて別々に作成するわけだが、それをBOOKと呼ぶわけである(キャラの手前に来ない場合でも、例えば空に雲が流れているとしたら空と雲とを別々に作る必要があり、その際には雲の方をBOOKと呼ぶわけだ

    『「BOOK」というアニメ用語について』
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