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2023年1月10日のブックマーク (4件)

  • ウィリアム・フォークナー『アブサロム、アブサロム!』(藤平育子・訳) - logical cypher scape2

    フォークナーのヨクナパトーファ・サーガを構成する長編作品の一つ。 ミシシッピ州ヨクナパトーファ郡ジェファソンに突如現れて、大地主となったトマス・サトペンの盛衰を、関係者たちの回想の語りが描き出す。 原作は1936年刊行。 訳者解説によれば、フォークナー39歳の時の作品であり、長編小説としては9作目にあたる。 タイトルがやたらかっこいいが、これは旧約聖書からの引用らしい。アブサロムはダビデ王の息子の名前で、彼は父王に反旗を翻す。亡くなった息子に対してダビデ王が「アブサロム、アブサロム!」と叫んだとか何とか。 フォークナーの最高傑作としても名高い。 今回読んだ岩波文庫版では上下巻に分かれているが、上巻を読み終わった段階では、「決してつまらなくはないが、この癖のある文章にずっと付き合わされるのか、うむむ」みたいな感想だった。しかし、下巻を過ぎると、読むのが止まらなくなり「なるほど、これは確かに面

    ウィリアム・フォークナー『アブサロム、アブサロム!』(藤平育子・訳) - logical cypher scape2
    murashit
    murashit 2023/01/10
  • アニメ『ヤマノススメ Next Summit』各話ED考察

    ヤマノススメNext Summitのエンディングとは アニメ『ヤマノススメ Next Summit』は、女子高生による登山をテーマとする漫画作品『ヤマノススメ』のアニメ化第4期の作品。 作のエンディングは、吉成鋼さんというアニメーターが毎話違う絵で一人で作っている(????) エンディングテーマこそ『扉を開けてベルを鳴らそう』一曲であるが、アニメの内容は毎回異なる(だから『チェンソーマン』のように曲含めて全部毎回新作というのとは違うのだが、あれはもう札束で圧殺という感じであるのに対して、これは作ってるの一人という異常性があり、その作家性や曲が共通であることでかえって毎回違う中の統一感みたいなものもあり、めちゃくちゃ良いのだ) アニメの内容に圧縮された情報量がものすごく、そこからストーリーが読み取れるのが楽しい。 大サビ(?)の「Ring a bell, ring a bell」の所に展開

    アニメ『ヤマノススメ Next Summit』各話ED考察
    murashit
    murashit 2023/01/10
    「ここなちゃんってやっぱり生身の人間じゃなくて天使か妖精かなにか、何らかの神性の発露なんだ」
  • 『サイバーパンク2077』CD PROJEKT RED本間氏インタビュー 海外ゲームと日本語ローカライズの将来 | テクノエッジ TechnoEdge

    『サイバーパンク エッジランナーズ』とテクノエッジの「エッジつながり」コラボ企画、CD PROJEKT REDのジャパン・カントリー・マネージャー間氏へのインタビュー後編はエッジランナーズを離れて、高い評価を得ている日語ローカライズを中心にお訊きしました。 インタビュー前編『サイバーパンク2077』『サイバーパンク エッジランナーズ』についてはこちら 『サイバーパンク2077』CD PROJEKT RED間氏インタビュー『サイバーパンク エッジランナーズ』制作秘話とこれから | テクノエッジ TechnoEdge ここからは間さんご自身とお仕事についておしえてください。現在はCD PROJEKT REDのジャパン・カントリー・マネージャーという役職で、アニメ『サイバーパンク エッジランナーズ』のプロデューサーも務められてますね。 前職での『ウィッチャー3 ワイルドハント』も、CD

    『サイバーパンク2077』CD PROJEKT RED本間氏インタビュー 海外ゲームと日本語ローカライズの将来 | テクノエッジ TechnoEdge
  • silent、フィクションで障害を扱うことによせて|rhetorico|note

    silentが終わった。いろいろあったけど「優生」のことは、さすがに看過できなかった。それ以外はまあ、アップデートがあったのかなと思って見た。豊川悦司が孤独なろうの青年を演じて手話ブームを起こした「愛していると言ってくれ」が1995年だというから、四半世紀を経て、何が起こるか確認しなければと思っていたこともあり、silentはリアルタイムでないにせよ、週1のペースで拝見した。 声でしゃべれない人を扱うと画面が見てもらえる「聞こえない人」を扱うと言うより、「(声で)しゃべれない人」を扱いたいという、演劇や映像界の欲求があるのだろう。西島秀俊が主演した村上春樹を原作とした「ドライブマイカー」には、それにとっても都合の良い人物が登場していた。つまり「周りの人が何を話しているか聞こえないわけではないのに、自身は手話で発信する人物」である。 なぜそんな登場人物が作られるのかと言えば、「『ことば』に縛

    silent、フィクションで障害を扱うことによせて|rhetorico|note