首都高を走る車の騒音を抑える遮音壁=首都高速道路会社提供首都高の道路の裏側には、一般道を走る車の騒音を吸収するために「裏面吸音板」がついている=首都高速道路会社提供首都高の入り口へ誘導する案内標識=首都高速道路会社提供 【木村聡史】首都高速道路会社は4月から1年間かけ、首都高のすべての路線で、騒音を抑える遮音壁や案内標識などが落ちないかどうかを一斉点検する。昨年末の中央自動車道・笹子トンネルで起きた天井板落下事故を受け、部品のゆるみや傷みを調べる必要があると判断した。問題がみつかれば、すぐに取りかえたり補修したりする。 首都高は、総延長約300キロのうち約8割にあたる約240キロが高架(地上高くにかけられた道路)になっていて、道路の側面や裏側にいろいろな設備がついている。高架の下には一般の道路や歩道があり、ボルトが1本落ちるだけでも、車や歩行者に当たれば大事故になるおそれがある。 点