東芝は2025年4月8日、負極にチタン酸リチウムを採用する独自のリチウムイオン電池「SCiB」において、底板にアルミニウムを採用することで放熱性能を従来比約2倍に高めた電池モジュールの新製品を開発したと発表した。EV(電気自動車)バスや電動船、定置用蓄電池などに向け、同月中旬以降順次、国内外で販売を始める。 SCiBは、負極にチタン酸リチウムを採用することで、「安全性」「長寿命」「低温性能」「急速充電」「高入出力」「広い実効SOC(State of Charge)レンジ」などが特徴となっている。スズキのマイルドハイブリッド車の他、EVバス、クレーン車、鉄道、物流拠点で使用されるAGV(無人搬送車)などで利用されている。また、電池パックやセルでの販売に加えて、必要な電圧や容量を得るために直列や並列での組み合わせが可能なモジュール製品も販売している。 今回発表したモジュールの新製品は、短時間で
