社長力アップセミナー 「調査マン」の目に映る、中小企業経営の現状と今後 日経トップリーダーの連載「調査マンは見た!」でおなじみの、東京商工リサーチ情報本部情報部の増田和史課長が登壇。主な内容は、地域や業種を問わず、さまざまな企業に接している調査会社にいるからこそ見えてくる共通項や、危険な取引からの回避、企業倒産の今後の見通しについて。同時に、「信用調査の仕組みや調査会社との賢い付き合い方」についても解説してもらいます。
外国と日本を対比して、日本にあるものとないものを検討すると、いくつかの違いがあると考えている。 まず日本には自我がない。特にデカルトから始まってフランス革命のころにいわれた「近代的自我」がない。これは欧米と比較したときの違いである。 ヨーロッパに自我があるのはなぜか。ヨーロッパにも本当にどこまで自我があるか分からないが、ともかく人々は、それがある振りをしないといけない。デカルト以来「我思う、故に我あり」で通る社会だから、「思っていない」などということはできない。思った主体が「我」だから、投票をする権利がある。個人主義や民主主義の根本には、自我がなくてはならない。 それに対して、日本人には自我がない。一番よく表れているのが、最近、無宗教の葬式というのが流行していることだ。無宗教の葬式では、故人は昔こういう趣味に凝っていました、こういうスポーツでこれだけのことをしましたといったよう
「よのなか科」という中学校の授業をご存知でしょうか。先日その触りを体験し、ITプロフェッショナルにとっても大切なことを学びました。なかでも印象に残ったのは、情報処理と情報編集についてです。 「よのなか科」は、東京都のある区立中学校で実際に行われている授業です。企業人から校長になった藤原和博さんは著書でも有名ですが、その藤原さんが校長になる前から企画・運営されてきたこの授業は、マスコミでも取り上げられていますので、ご存知の方も多いことでしょう。複雑化した世の中の仕組みや、会社や家族や地域社会と自分との新しい関係を考えようとされているということで、わたくしも関心を寄せていたのですが、この度ワークショップとしてのミニ授業に参加する機会を得ました。 ハンバーガーから世の中をみる その日は、定番ともいえるハンバーガー屋さんの授業でした。実在する某市の地図(学校や病院など細かく記されている)を見ながら
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電気を使わない「非電化」という選択肢(後編)道具を使うプロセスを愉しむことを忘れていませんか? (前編はこちらからどうぞ) ●20世紀を総括して新たな一歩を踏み出すはずが、なぜかおかしな方向へと時代が流れていっているのではないか……。そこに大きな「訝しさ」を覚えた発明家の藤村靖之氏は、それまで先進国の人間が良いモノと信じて疑わなかった「電化」「電脳化」に対する造語として「非電化」を考案。2000年春に非電化に関する発明を行うための組織である「非電化工房」を立ち上げる。 ●当初、物質的に豊かになった日本では、藤村氏が発明する非電化製品は必要とされないだろうと見られていた。しかし、具体的に非電化冷蔵庫が新聞紙面で紹介されるや、問い合わせが殺到し、すぐにでも購入したいという読者も数人いた。また、ガスコンロを使ってコーヒーの生豆を消費者自ら煎る珈琲焙煎機は、累計4000個を超えるささやかなヒ
電気を使わない「非電化」という選択肢(前編) 道具を使うプロセスを愉しむことを忘れていませんか? ●パソコン、テレビ、DVD、冷蔵庫、掃除機、電気ポット――我々は数限りない電化製品と共に暮らしている。電気の過剰利用が地球環境に悪影響を及ぼすことは周知の事実で、そこに問題意識を持つ人も少なくないのだが、今や電気のない生活など想像すら難しい。 ●発明家である藤村靖之氏も、そのような問題意識を持つ一人で、2000年春に「非電化工房」という組織を自ら設立し、電気を使わない非電化製品の発明と事業化に取り組んでいる。そのスタンスは「電気を否定するわけではなく、もうひとつの選択肢として非電化を提案する」というもの。どちらを選ぶかは我々生活者であり、「愉しい方を選べばいい」と藤村氏。 ●かつて子どものころ、自分の知らない科学の実験などでワクワクした記憶を呼び起こすような、藤村氏が発明した非電化製品の
クオリティーの高い作品を絶え間なく生み出し続けている漫画家の浦沢直樹さんは、アイデアを生み出す時や非常に大切な1本の線を描く時に、座禅で言う「半眼」の状態に自分を置くと言う。 物を「見る」ためには脳を使う。外から入ってくるものだけを見るのではなくて、自分の内側にあるものを見るのも脳の大事な役割だ。それはなかなか難しいことで、外を見ることとなかなか両立しない。しかしクリエーターはそれができる。 これは危ういバランスの中に自分を投げ込むことだ。半ば現実を見ていて、半ば自分の内面、内なるイメージを見ている。それが浦沢さんの絶妙なバランス感覚だと思う。 浦沢さんは、アイデアを生み出すときに一切のメモを使わず、脳だけで考えている。 僕の経験でも、KJ法やアイデア創造を支援するソフトなどは、本質的に人と情報をシェアするといった場合には役立つが、核となるアイデアを生み出すことにはほとんど役に立たない。む
「利益率50%のソフト会社にする」。こう意気込むのは、SCM(サプライチェーン管理)ソフトを開発・販売するフェアウェイソリューションズ(東京都中央区)の柴田隆介社長だ。システム販売会社ウッドランドの創業者でもある柴田氏が、なぜフェアウェイソリューションズを設立したのか。その背景を探るとソフト業界の課題と展望が見えてくる。 柴田氏によると、パッケージをベースにしたカスタマイズのビジネスモデルでは、利益率の向上に限界があるという。事実、システム販売会社の営業利益率はせいぜい5%である。そこで、ウッドランド時代にシステム開発の生産性を高めるために、ソフトの部品化などに取り組んできた。だが、相手の要望を聞いて開発する方法は、「自分達の製造コストとなる工数から価格を決めるので、低い利益率から脱しきれない」のである。 さらに、柴田氏は10年ほど前から会計や販売など事務処理系システムの構築に物足りなさを
60年に1度と言われる労働法制の大改革は、労使対立のデッドロックに陥ってなかなか前に進めない。進化のための第3の軸は、日本人の心の奥底にある独特の労働観にこそあるのではないか──。「仕事の報酬は仕事」が持論であるソフィアバンク代表の田坂広志氏は、今こそ、働く者がその誇りと自信を取り戻す時だと提言する。(聞き手は、日経ビジネスオンライン副編集長=水野 博泰) NBO 労働法制の大改正が進められようとしていますが、制度論のところになると労使が対立して前になかなか進めない。日本人の労働観、つまり「働く」ということに対する考え方を徹底的に議論することが前段にあるべきなのに、そこが抜け落ちているような気がします。 田坂 その通りですよね。「ホワイトカラー・エグゼンプション(労働時間規制の適用除外制度)」を巡る議論ひとつ取っても、労使の対立軸の中で議論しているとどこまで行っても平行線で交わらない。「第
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