「“松竹梅”の意味が分からなくて困った」──。インドのITサービス企業、インフォシステクノロジーズの日本法人で金融業のユーザー企業向けを中心に営業を担当するサチン・クルカルニ氏に、「日本で営業していて困ることはありませんか」と聞くと、こんな答えが帰ってきた。商談相手のユーザー企業が「松竹梅の提案がほしい」(=いくつかのサービスレベルごとの提案がほしい)ということを商談中何度か口にしたのだが、「松竹梅」の意味が分からなくて困ったというのだ。そんなこともあってクルカルニ氏は今、鞄に日本のことわざ辞典を忍ばせ、暇を見付けては勉強している。 ことわざが分からないからダメだと言っているのではない。インドのITサービス企業のインド人営業担当者が困ることはその程度しかないのか、と驚いたというのが本音だ。正直言うと「外国人の営業というだけで門前払いを食ってしまう」とか「日本人の営業を連れて来いと言われる」
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