横浜市は18日、鶴見区と栄区にある事業所内の食堂を利用した計15人が、6~7日、腹痛や下痢、発熱などの食中毒症状を起こし、うち5人から毒素原性大腸菌O(オー)148を検出したと発表した。いずれも症状は軽く、快方に向かっている。市は同日、運営するエームサービス関東(東京)に、食堂の営業禁止処分を行った。 市によると、食中毒が発生したのは、鶴見区安善町のヤマト運輸神奈川物流ターミナル内食堂と、栄区笠間の芝浦メカトロニクス横浜事業所内食堂。鶴見区では7日の午後7時以降に男女11人が、栄区では6日の午後7時以降に男性4人が症状を訴えたという。 市は15、16日にも、同社が運営する都筑区や港北区の企業の食堂で食中毒が確認されたと発表。県内では、同社食堂での食中毒患者は計70人となった。市によると、これまでの検査の結果、冷ややっこなど、ネギを使った食品からO148が検出されたという。