平成23年5月に発生した山形市の菓子製造業「佐藤だんご屋」の団子などによる腸管出血性大腸菌O157の集団食中毒で、仙台市の男児=当時(2)=が後遺症を負ったなどとして、男児や両親らが5日までに佐藤だんご屋に約560万円の損害賠償を求める訴訟を仙台地裁に起こした。5月27日付。 訴状によると、男児は23年5月6日、佐藤だんご屋の団子を食べ、4日後に下痢などを発症。同17日にO157による食中毒と診断され、計39日間入院した。回復後も腎機能の低下で一生投薬が必要な状態となった。 男児側は「保健所による立ち入り検査でも団子からO157が検出されており、団子が原因で食中毒になったのは明らかだ」としている。男児側代理人によると、佐藤だんご屋は集団食中毒以降、連絡が取れない状態だという。
∞ 発症者の家族ら13人 山形市の「佐藤だんご屋」の集団食中毒事件で、だんごを直接食べていない人への「2次感染」が起きていることがわかった。食べて発症した家族などからうつったとみられ、県は16日時点で下痢などの症状が出ている13人を確認。「同じ風呂には入らない」など注意を呼びかけている。 山形市のある家庭では、3日にだんごを食べた会社員の男性(40)と小学生の長男(11)が最初に発症。2人は薬でおさまったが、その後だんごを食べていない次男(9)と長女(2)にも感染し、ともに入院。次男は退院したが、長女は今も入院中だという。男性は「感染するとは知らず、自分に下痢の症状が出た後もしばらく同じ風呂にも入っていた」と話す。 県によると、だんごを食べた発症者は17日現在264人。店が2日に売ったかしわ餅330個と3〜7日に販売しただんご計約890本を食べた人に症状が出ており、店の調理従事者1人
山形市七日町の菓子製造業「佐藤だんご屋」の団子などによる集団食中毒で、山形県食品安全衛生課は11日、発症者数が計146人に増えたと発表した。 このうち、10歳未満は37人。同日正午現在、計42人が入院しているが、重篤な患者はいないという。 また、新たに患者5人の便から腸管出血性大腸菌O(オー)157が検出され、菌が検出された患者は計10人となった。 発症したのは、2〜5日に製造された「しょうゆ」「ごま」など4種類の団子と、2種類のかしわ餅を購入した人。同店では、この期間に、団子530本、かしわ餅1130個を販売している。同課では、感染症予防のために、トイレの後、調理・食事前、動物に触れた後には、必ず手洗いをするなどの対策を呼びかけている。
適正処理で生肉提供可能 県が方針転換、国の見解変わり困惑 2011年05月10日 13:28 Tweet 焼き肉チェーン店「焼肉酒家えびす」で発生した集団食中毒事件を受けた措置として、焼き肉店に対して生食用の表示がない生の牛肉の提供を停止するよう指導していた県は9日、方針を転換し、表示がなくても店舗内で適正な処理を実施していれば生肉を提供できるとの見解を示した。その上で店舗の立ち入り検査に乗り出した。適合性が確認され次第、生肉の提供が再開される見通し。県は「国の指導指針があいまいで衛生基準の捉え方が異なっていた」としている。 厚生労働省が2007年に通知した食中毒予防対策を判断材料に、県は今月6日、生食用の表示がない生肉の提供を停止するよう指導。ところが厚労省が6日夕にホームページ上で示した衛生基準の見解では「07年に示した内容は飲食店で適正な処理を実施しない場合を想定したもの」とあり、
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