教育とは、普通の暮らしをしていくために最低限必要な知識や考え方を与えることのはず。ところが、「食」に関する教育は水準が低く、大人でも間違った知識で判断していることが多い。 先日、電化製品について「イオン発生」に関するマーケティング手法の問題性について指摘されたが、食周りのマーケティングはもっと酷い状況と言える。これは、生活者の知識水準が低いことに起因していると考えられる。効きもしない健康食品に人が集まり、きちんと作られた食品が売れないのでは、マーケットは正常化しない。正直者が馬鹿をみないようにするためにも、小学生からの「食育」が必要だろう。 今回は、小学生から教えておきたい「食」に関する情報をメモ書きとしてまとめておく。 なお、本メモ書きの作成にあたっては、「ほんとうの「食の安全」を考える」(畝山智香子、化学同人)、「科学的とはどういう意味か」(森博嗣、幻冬舎新書)を参考にした。 1.コラ