photo by onigiri-kun “IF” の話はお好きですか? いつだって、いわゆる「ループもの*1」の作品は一定の人気を博している印象がある。完全オリジナルアニメの『魔法少女まどか☆マギカ*2』、ゲームが原作の『STEINS;GATE*3』などはいずれも映画化されており、直近では、『メカクシティアクターズ*4』も同様のものだろう。え?エンドレスエイト?*5ななななんのことでしょうふふふふ。 他方では同系統の作品群として、パラレルワールドを題材とした「並行世界もの」も挙げられる。ひとつの時間軸で歴史を繰り返すのではなく、複数の時間軸に枝分かれした、よく似ているけれど別の世界である「並行世界」が重要な意味を持ってくる作品――と言って問題はないかと。 例えば、前述の『STEINS;GATE』においては、「世界線」という言葉がほぼ同義のものとして使われている。自分の見知った世界ではある
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