「人は生まれながらにして知ることを欲している」 アリストテレス - 形而上学 人生には限りがある。人は一生のうちで何冊の本を読めるのだろう。普通は仕事や家事や情事があるので、読書に割ける時間はあまりない。だからこそ、できるだけ良い本を選んで効率よく読みたい。 立花隆は、1964年に東京大学仏文科を卒業後、文藝春秋に入社した。週刊文春の記者を2年半務めた後、自分の時間、つまり読書の時間がない事を理由に退社。東京大学の哲学科に学士入学し、その後から執筆活動を始めた。 『僕はこんな本を読んできた』は、そんな立花隆の読書術と書評を載せた本。仕事と一般教養のための読書について、実践に役立つ14カ条が紹介されている。 金を惜しまず本を買え。 必ず類書を何冊か求めよ。 選択の失敗を恐れるな。 自分の水準に合わないものは無理して読むな。 読みさしでやめることを決意した本でも、一応終わりまでページを繰ってみ