NTTドコモは5月25日、完全子会社のエヌ・ティ・ティレゾナント(NTTレゾナント)について、2023年7月1日付けで吸収合併すると発表した。 NTTレゾナントは、光固定回線プロバイダー「OCN」や、MVNO「OCNモバイル」、ポータルサイト「goo」などを手掛けるなど、NTTグループの中でもインターネットサービスを長年提供してきた企業。合併後は個人向け、法人向けともにドコモが継続して提供するとしている。
7社の子育てエンジニアを招き、「多忙な育児・仕事をどのように両立をしているのか」「どのように時間を工夫をしながら育児をしているのか」などをLT形式で発表する「【7社登壇】子育てエンジニア達のLT大会」。ここで株式会社Globeeの蔵下氏が登壇。エンジニア5人の中で、どのように育休を取得したのか話します。 蔵下氏の自己紹介と、セッションの目次 蔵下雅之氏(以下、蔵下):でははじめます。「エンジニア5人のスタートアップで初の育休を取得した話」をします。よろしくお願いします。 まず自己紹介です。蔵下雅之と申します。Globeeで、フロントエンドエンジニアとしてAI英語教材「abceed」のWeb版の開発をしています。趣味は飲み歩きですが、今は育児専念のためお休みしています。 本日お話しすることです。以前弊社のnoteで育児休業の記事を書いたのですが、エンジニアを絶賛募集中の状態の中で、ガッツリ3
ChatGPTやDALL-E 2といったAIツールを開発したOpenAIの元社員が立ち上げたAIスタートアップのAnthropicが開発する、ChatGPTのようなチャットAIが「Claude」です。これまでNotionやQuora、DuckDuckGoといった主要パートナーと協力してクローズドアルファ版の開発を進めてきたというClaudeが、あらゆるユーザー向けに公開されました。 Anthropic | Introducing Claude https://www.anthropic.com/index/introducing-claude チャットAIのClaudeは、開発者コンソールのチャットインターフェイスにAPIを介してアクセスし、高度な信頼性と予測可能性を維持しながら、さまざまな会話およびテキスト処理タスクを実行できます。 Claudeは文章の要約・検索・ユーザーとの共同執筆・
東京・立川を拠点に起業に関連したさまざまなイベントを開催しているStartup Hub Tokyo TAMA。本記事では、13年間で1万社超の中小企業・個人事業主を支援した株式会社ウェイビーの伊藤健太氏が登壇したイベントの様子をお届けします。今回は、定年退職後の独立・起業で失敗する人が多い理由や、起業で成功するための環境作りなどが語られました。 起業家にとっての優秀さとは? 伊藤健太氏:起業プログラムの4つ目です。先ほども申し上げましたが、起業家にとっての優秀さは学歴とかではまったくなく、どれだけ行動できるかです。 ある意味、どれだけクレイジーになれるかですね。スティーブ・ジョブズの有名な言葉でもありますが、どれだけハングリーでいられるか、自分がやりたいことに対してクレイジーでいられるかは、とても重要なことです。 今日聞いてくださっている人の中でも、大きな会社を作りたいという人もいれば、自
手元に定量データがないままに書くのは少し気が引けますが、最近なるほどなと思わず同意する話を耳にしたのでシェアしたいと思います。 スタートアップは長時間労働が当たり前のブラックな労働環境が多いのではないか、という問いに対して、今はむしろ下手な大手企業よりもスタートアップ企業のほうがホワイトだとする観察です。なぜなら人材の流動性が高く、特にエンジニアなど売り手市場では、いくらでも働き口があるためブラックな職場からは人がどんどん抜けるので、結果的にホワイトなところが多いというのです。 一方、大手企業で、特に中途採用が少なく終身雇用的な慣行が残っている環境では多少のことでは社員は会社を辞め(られ)ません。だから、多少ブラックな職場でも環境が改善されづらい、という話です。 実際のところ、どうでしょうか? 本記事では、私がこれまで友人・知人のスタートアップ起業家たちに聞いた話を総合して、2019年の日
Tebiki 社の CTO をしている渋谷です(会社名が変わりました)。「現場向け動画 DX」を実現するための SaaS『tebiki』を開発しています。 今回は「スタートアップでも AeyeScan を使えば、継続的に脆弱性を診断できるようになるよ」という話について書いてみたいと思います。 (※近年特に注目されている SaaS などの Web アプリケーションに対する脆弱性診断の話です) スタートアップでもセキュリティは最重要スタートアップではとにかくサービスの PMF を目指すことを優先すべきで多少の脆弱性は後でどうにかすればよい、という意見をたまに見かけます。BtoB 向けの SaaS スタートアップを3年間やってきた一人としては、それは全くの嘘で、やはりセキュリティが最も重要だと考えています。 なぜなら「情報漏えいは会社の倒産リスクに直結する」からです。 仮に脆弱性を突かれて情報が
Image Credit : Solen Feyissa (前回からの続き)ただ、ByteDance(字節跳動)がいきなり市場から評価されていた訳ではありません。立ち上げ当初のAI + 情報検索のアイデアはGoogleの領域でもあり、かつC向けニュースキュレートアプリで同社は失敗しています。さらに、Tencent(騰訊)の運営するニュースサイトを競合に回す必要があり、成長する可能性はないと投資家から批評されていたようです。 その中の1社がSequioa Capitalで、Bytedanceの最初の調達タイミングに出資を見送っています。最終的には投資グループ「Susquehanna International」から500万ドルの出資を受け、ようやくByteDanceの成長が始まります(ちなみにSequioa Capitalは2014年の2回目の調達時にはリード投資を実施)。 後日、Susqu
スタートアップをフェーズ別に整理してみると、以下のような「Fit」をおおよそ順序だって検証していくことになります。 Customer/Problem Fit Problem/Solution Fit Solution/Product Fit Product/Market Fit この記事はそれぞれのフェーズの説明と、フェーズに至るまで何をするべきかを示したガイドです。自分たちがどのフェーズにいるのかをチームで確認して、行動計画を考える際の参考にしてみてください。具体的な行動に迷ったら、Startup Playbook を確認してください。 フェーズの紹介 1. Customer 2. Customer/Problem Fit 3. Problem/Solution Fit 4. Solution/Product Fit 5. Product/Market Fit (PMF) フェーズ別のや
開発しているアプリケーションのフロントエンドの様子を見る会(フロントエンド草むしり会)を毎週30分ずつ開催している。 式次第の雰囲気を紹介するとこういう形で、毎週見るメトリクスやエラーに加えて、月に1回くらい様子を見たい項目もある。 アップデート関連は、Pull Requestが出たら都度対処するのだけど、それに加えて最近の様子はどうだろう、と眺める時間を取りたい。そういうものは月に1回くらい見ることにしている。 毎週 この会の大義を確認しよう 終わってない宿題を眺めよう エラーのメトリクスを見よう パフォーマンスのメトリクスを見よう 月の初めの会のみ Dependency Dashboardのアップデート候補を見よう Dependabot alertsを見よう ここで「月の初めの会のみ」としているのがポイントで、今回が月の初めかどうかは誰が見ても明らかで、間違いが起きにくい。 これを仮に
スタートアップがピッチ大会で勝つことは成功に寄与するでしょうか? Coral Insightsでは2011年にまでさかのぼり、過去10年に渡って主要な4つの国内スタートアップイベントに登壇した約400社のその後について、分かる限りで、ぜんぶ調べました。 調査したのは以下の4つのイベントです。 ※調査概要:今回のデータは、イベント公式サイトや大会動画、TechCrunchやBRIDGEの記事で公表されている情報を元にしています。また、資金調達額については各種データベースとプレスリリースで分かるものだけを対象としました。登壇企業のうち大企業子会社や海外で登記された企業は除外してあります。また、ICC Tokyo 2016など一部の大会は順位が確認できなかったため除外してあります。また、ICCのリアルテック・カタパルトやカタパルト・グランプリは調査対象外です。調査は東京大学で情報科学を専攻する江
マイクロソフトが買収したコンテナ最適化Linuxの「Flatcar Container Linux」、CNCFのインキュベーションプロジェクトに採択 マイクロソフトは、同社が2021年に買収したコンテナ環境に最適化されたLinuxディストリビューションである「Flatcar Container Linux」(以下、Flatcar)が、Kubernetesの開発などを主導するCloud Native Computing Foundation(以下、CNCF)のインキュベーションレベルのプロジェクトに採択されたことを発表しました(CNCFの発表)。 "I couldn’t be more delighted with the news that the Cloud Native Computing Foundation (CNCF) Technical Oversight Committee
弥生 Advent Calendar 2020 8日目の記事です。 開発本部の id:mizukmb です。普段はMisocaのインフラの面倒を見たりしています。 Misocaの開発チームでは毎週SLOの状況を共有する時間をとっています。SLOを設定した話は別記事で紹介しています。 tech.misoca.jp 先日、開発チームに共有したところ普段よりもレスポンスタイムが悪化してることがわかりました。これ以上の悪化はサービスに大きな悪影響を及ぼしてしまう事も懸念されました。 そこで、年末年始をトラブルなく過ごせるように開発チームでボトルネックを見つける会を開き、原因の特定から実際に改善し効果が表われたことを確認できました。 問題発見 Misocaには時期によってアクセス数の波があります。月末・月初はアクセス数が普段と比べて多くなり、レスポンスタイムもそれに伴って増加しやすい傾向にあります。
NECソリューションイノベータ株式会社・シニアプロフェッショナル ITアーキテクトの茂木貴洋氏は、シリコンバレーでの新規事業会社立ち上げで得られた経験から、チーム作りの方針として活かしたことについて話しました。全2回。 本セッションのサマリー 茂木貴洋氏:みなさんこんにちは。NECソリューションイノベータの茂木です。「オフラインよりも近い組織を作る シリコンバレーで学んだモブワークの勧め」というタイトルで進めます。 まずはサマリーですが、どんなことを話すかというと、私はお客さまのDX実現やDX化をする組織に所属しております。コロナ禍にほぼ完全リモートで立ち上がったので、そこに対する話と、実際にその組織を立ち上げて事業をやっていくにあたって、シリコンバレーで新事業開発を行った経験を活かして、自組織のDX、文化改革みたいなものを実施したということ。 あとは、実際にクラウドサービスなどのフル活用
鉄道駅などに掲げられた電光掲示板「発車標」の模型を作り上げ、実際の発車時刻やカスタムテキストを表示できるようにして販売したスタートアップ「NYCTrainSign」は、製品の公開からほどなく倒産していまいました。マーケティングには成功し、ある時点で25万ドル(約3300万円)の売上を達成したにもかかわらず消えていった原因について、ブロガーのケビン・チャン氏が解説しました。 Taking over a Dead IoT Company https://blog.kchung.co/taking-over-a-dead-iot-company/ 2017年当時、NYCTrainSignはスタートアップとして発車標のレプリカを製造・販売していました。「文字を表示する置物」としてカフェやピザ屋に売り込まれていましたが、2018年に経営破綻し、一部の購入者に製品が届かないなどの問題が発生しました。
こんにちは。YAMAPデータ分析チームの松本です。 みなさんご存知のとおり、2021年3月末をもって@goandoさんがYAMAPのCXOをご退任されました。 今回はYAMAPのプロダクトに素晴らしい貢献をされた安藤さんに敬意を払いつつ、私から見た安藤さんについて、手短にですが書かせて頂きたいと思います。 データ分析チームの誕生と、安藤さんの加入YAMAPのデータ分析チームの誕生と、安藤さんの加入は、同時期でした。 バックエンド開発者だった私が「もっとデータ活用をしよう!」と、データ分析チームを立ち上げたのが2018年末。一方でUI/UXに課題を抱えていた我々が安藤さんに協力を仰いだのも、2018年末でした。 チームを立ち上げたものの分析や統計は素人だった私は、データにも強いあのGo Andoが加入するという話を聞き、「いきなり波乱の予感!」とビビりました。 UI/UX 改善とユーザー目線
グーグル日本法人は11月19日、東京・渋谷でスタートアップ支援施設「Google for Startups Campus」のオープニングイベントを実施した。イベントにはスンダ―・ピチャイCEOが登壇。「技術革新がけん引するレガシーを長きにわたって継承することが重要。Google for Startups Campusもその一端を担う」と語った。 Google for Startups Campusは、起業家向けのコミュニティースペース。英国、韓国、ブラジルなど全世界で拠点を持ち、日本は7拠点目。ワークスペースや研修プログラムなどを無償で提供し、次世代を担うスタートアップ企業の育成を図る。 ピチャイCEOは「伝統と革新が共存する姿に触れるたびに、この東京という街に対して深い感銘を覚える。日本の起業家と事業の成功を支援することに、私たちは情熱を持っている」と意気込む。 第一弾として、2020年
ガジェット全般、サイエンス、宇宙、音楽、モータースポーツetc... 電気・ネットワーク技術者。実績媒体Engadget日本版, Autoblog日本版, Forbes JAPAN他 2021年にソフトバンクが1.7億ドルを投資し、評価額11.7億ドルのユニコーン企業として注目されていたソーシャルメディアアプリサービスのIRLが、6月27日をもってサービスを閉鎖しました。 IRLには、2022年年12月にユーザー数を偽り投資家を誤解させた可能性があるとして米証券取引委員会(SEC)が調査入りし、それを受けて取締役会はCEOのAbraham Shafi氏を停職処分にしていました(その後辞任)。 また、今年4月には取締役会による内部調査の結果、2000万人と公称していたユーザーのうち、95%が「自動化アカウントまたはボットアカウントによるもの」だったことが判明しています。 IRLは2017年に
即戦力人材をスカウトせずに最速で獲得できる業務委託マッチング『SOKUDAN(ソクダン)』を運営する、CAMELORS株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:田根靖之)は、<フリーランス・副業人材向けサービス カオスマップ2020年完全版 2枚組リンク付>を作成・公開したことをお知らせします。 昨年から140以上のサービスを追加・更新し、今回60カテゴリー、467のサービスにまとめました。 [2枚組リンク付き]高画質解像度PDFの無料ダウンロードはこちらからどうぞ! https://bit.ly/37HRiRi カオスマップ作成の背景 私たちは、「信頼できる個が活躍できる世の中へ」を理念に掲げ、フリーランスや複業といった働き方でも継続して活躍できる環境を目指して事業を行っております。 昨年、作成・公開した<フリーランス向けサービス カオスマップ2019年完全版>に対して、フリーランスや複
多くの企業において、異なる領域で新しいビジネスの種を見つけ、育てる「新規事業開発」が求められる中、リブ・コンサルティングが開催した「事業開発SUMMIT2023」。今回は、今年4月に出版した『新規事業を必ず生み出す経営』が話題の新規事業家・守屋実氏のセッションの模様をお届けします。新規事業家として30年余りの経験を持つ守屋氏が、顧客を観察して見つけた「勝ち筋」などを語りました。 前回の記事はこちら 新規事業家・守屋氏が見た、ラクスル創業者の「センス」 権田和士氏(以下、権田):今日はスタートアップの会社さんも大企業の会社さんも来ているので、ここからは具体的な事例をお話しいただければと思います。 守屋実氏(以下、守屋):まず、ラクスルという会社がどうできたのかみたいなお話を少しできたらと思います。大前提として、松本(恭攝)さんという創業者がすばらしかったというのがあるんですけど、それを「松本
久々の「突撃!隣のDevOps」の記事です。今回はリブセンスの「転職会議」を開発している部署にDevOpsに対する取り組みや考え方、組織文化についてインタビューしてきました。 今までのシリーズとは異なりリブセンスに伺わずにリモートでのインタビューでした。 なので突撃もしておらず、会社の位置関係的にもそこまで隣じゃないDevOpsです。 リブセンスについて まずはリブセンスがどのような会社でどのような業務を行っているか、インタビューの担当者様について紹介してきます。 サービス内容 人材領域・不動産領域といった、人生の大きな意思決定が必要になる場面での情報の非対称性を課題ととらえ、それを解決するようなサービスを運営しています。口コミによる企業情報の透明化・マッチング精度向上に挑む「転職会議」、エンジニアの競争入札型転職メディア「転職ドラフト」、成功報酬型でより多くの求人案件から適職を提案する「
著書『イノベーションのジレンマ』で知られるクレイトン・クリステンセン氏が1月23日、67歳で亡くなりました。週末、早すぎる逝去を悼む声が私の周囲でもたくさん聞こえてきました。個人的にはイノベーションの理論もそうですが、人が不幸になる不可避のメカニズムについてユーモアを交えて語る氏にも心を動かされました。 Coral Capitalのブログを読もうという人なら、1997年に出版されてビジネス界を席巻した著書を読んだ人が多いのではないかと思います。少なくとも主張の骨子はご存じでしょう。スタートアップというのは、多くの場合、限られたリソースで既存マーケットを獲得したり、今までになかったやり方で大手企業と戦うという意味で、起業家にとっても、きわめて重要な示唆が含まれている本だと思います。 とはいえ、「ベストセラーの本というのは、誰もが本棚に置いておく本のことであって、実際に読まれているかどうかは別
こんにちは、Leaner Technologies の小久保 @yusuke_kokubo です。 最初に諸注意です。これは会社のテックブログですがテックな話ではありません。 Leaner で言うエンジニアは「Web 系のソフトウェアエンジニア」をさします。(ですが、Web もソフトウェアにも特化した話ではありません) スタートアップで働くエンジニアにとっては自分の技術力で事業をつくりだしてグロースさせることが本望 と私は思ってますがどうでしょう? そう思わなくてもとりあえずそういうものだと思って続きを読んでください。 スタートアップが事業をつくりだすためには、まだ世の中にない価値を爆速で生み出す必要があります。世の中にない新しい価値を爆速で生み出すためには、組織の問題でつまづくわけにはいきません。 スタートアップがスタートアップするために 会社で組織が大きくなってくると、職種で壁をつくり
YJキャピタル(ヤフーのベンチャーキャピタル)の堀です。VC業界の人を敵に回すブログです。顔も怖くて、発言も怖くて、ますます嫌われちゃうな。もう書く前から自己嫌悪です(涙) 今日のテーマは、スタートアップとバリュエーションについてです。起業家の皆さんが自社のバリュエーションをどうやって高め、その高さをどう投資家にプレゼンしたら良いか、についてです。 事の発端は、2019年9月に連続投稿したTweetです。今、B2B SaaS業界でトキメイているSmart HR宮田さんにブログ化のリクエストをいただいたんですね。筆遅の私、ようやく腰を上げました。 昨年、ベンチャーキャピタルのCoral Capitalさんがコーポレートブログで、高すぎるバリュエーションでの資金調達に警鐘を鳴らしました。 ブログによると 【メリット】 ・希薄化を抑えた調達が可能 【デメリット】 ・次のラウンドの資金調達の難易度
自分のスタートアップが失敗するとは思いたくなかったですし、きっとどんな起業家もそうは思いたくないことでしょう。私はスタートアップについてすべてを知っていると思っていました...または少なくともスタートアップを立ち上げる過程ですべてを学ぶだろうと思っていました。『My Startup Failed』の著者であるJason Huertas氏は、これはよくあることだと述べており、著書ではこのように記述しています。 あなたは自分がすべてのことを知っていると思っている。結局のところ自分の心の中ではもう成功しているのだから、他人の言うことなんて聞く耳を持たない。毎日その衝動と戦いなさい...あなたは何も知らないのだから。 自分自身の失敗を経て、物事がどのように、なぜうまくいかないのかを理解するようになりました。今日まで、私は100以上の失敗したスタートアップの話を読んできました。私は最近、本から学んだ
CanvaによるAffinity買収は「Adobeとの競争への大きな一歩」である ベクターグラフィックツール「Affinity Designer」写真編集ツール「Affinity Photo」などがCanvaに買収された件について、思うことをまとめています。メインビジュアルは Affinity team の写真です。 はじめに 2024年3月26日、CanvaがAffinityを買収したことが発表されました。 この買収は、AdobeがFigmaを買収しようとした時とは異なり、既に完了しています。 私は2019年頃から日本でAffinityの普及活動に携わってきていたので、ユーザーの方が心配しそうなことへの回答と、個人的にこの買収について思うことをまとめたいと思います。 ユーザーの方が心配しそうなことに対する回答 まず最初に落ち着いていただきたいのですが、Affinity開発元のSerif社
FiNC Technologies(以下FiNC)創業者の溝口勇児氏が立ち上げ、本田圭佑氏、元ネスレ日本社長の高岡浩三氏といった経営者、著名な投資家らが参画する、ファンド運営・スタートアップ支援会社WEINグループが9カ月で「崩壊」したことが話題を集めている。 名前自体が看板になるほどの経営者や起業家、著名人、投資家が集まりながら、正式なプレスリリースも出せぬままに、本田、高岡両氏らを含む多くの旧経営陣がグループから「退任」する事態に発展したのはなぜなのか。 キーパーソンである創業者の溝口氏、そして旧経営幹部の一人であった元ネスレ日本社長の高岡浩三氏、および関係者への取材から見えてくるのは、急成長を信条とするスタートアップ企業のガバナンス観をめぐる深刻な対立だった。 溝口氏「ガバナンスが問題だと言うなら具体例を出してくれ」 「僕は真実を伝えたいだけ。ガバナンスが問題だというのなら、何が問題
JAMスタックのNetlify、静的サイトジェネレータ開発元のGatsby買収を発表。Webサイトホスティングサービス強化へ Webサイトのホスティングサービスを提供するNetlifyは、静的サイトジェネレータGatsby.jsの開発元であり、GatsbyをベースにしたWebサイトホスティングサービスを提供しているGatsbyの買収を発表しました(Netlifyの発表、Gatsbyの発表)。 We’re thrilled to announce that we have acquired Gatsby Inc.! Together we will build the future of composable, and empower developers with flexibility and choice in building composable web experiences.
AIじゃなくてモバイル革命の話を書きます。なぜ2024年にそんな話をするのかというと、いままさに、その波が現場に届いてるからです。 製造、建設、物流、飲食などを中心とするデスクレスワーカー産業で、現場業務に直球勝負のSaaSスタートアップが近年大きく増えました。本記事では、コロナ禍とDXが社会構造に与えた影響が、現場に周回遅れの、しかし(AI含めて)全ての土台となるモバイル端末の普及をもたらしたことを解説します。 貴山敬 (@tkiyama) 「デスクレスワーカー」とは「デスクレスワーカー」とは、製造/建設/物流/飲食/小売/サービス/宿泊などの、デスクを持たないスタッフが働く産業のことで、いわゆる「現場」です。英語では ”Deskless Workforce”、日本ではノンデスクワーカーと呼ばれることも多いです。 デスクレスワーカー向けSaaSスタートアップの急増アナログな業務プロセスが
米Broadcom(ブロードコム)による米VMware(ヴイエムウェア)買収の影響が、パブリッククラウドに波及している。影響が出たのは「VMware Cloud on AWS」で、米Amazon Web Services(アマゾン・ウェブ・サービス、AWS)が同サービスを新規に販売できなくなった。 ブロードコムのホック・タン社長兼CEO(最高経営責任者)が2024年5月6日(米国時間)に同社の公式ブログで発表した。タン社長兼CEOはブログで「VMware Cloud on AWSが無くなるとの誤った報道がある」と主張した上で、「VMware Cloud on AWSを、AWSが直接販売したり、AWSのチャネルパートナーが販売したりできなくなるのが事実だ」と述べた。 VMware Cloud on AWSはブロードコムが販売 AWSと旧ヴイエムウェアが2016年に発表して2017年からサービ
はじめまして。「そうだ 京都、行こう。」というキャッチコピーはメッチャ素敵な駅員さんが書いたのだと信じている状態で広告業界に入り、もう7年が経とうとしているプランナー/コピーライターの多々良タツキと申します。最近、大きめのプレゼンでの一人称を「ヴォク」にしてみました。 先輩後輩とやっている勉強会(ホントは勉強会って意識高そうで苦手だけど…この勉強会はこぢんまりした雰囲気で素敵)で話しているとき、「自分の企画方法を詳細に体系化してみよう!」ということになりまして、せっかくだからnoteという形で公開しようと思います。 例えば、上図のようなアイデアの出し方。他にも、リソースの考え方や戦略の立て方、コピーライティングをはじめとする表現の考え方まで、7年間で学んだことを全部一回書き出してみようという記事です。 サラリーマン・インスティンクトにしたがってはじめに言い訳しておくんですが…本記事は、個人
クラウド・ネイティブはIT人材や組織をどう変えていくか 及川卓也氏(以下、及川):こんばんは。及川と申します。今から1時間ほどモデレーターを務めさせていただければと思います。 本日は、クラウド・ネイティブ自体がIT人材や組織をどう変えていくかというテーマで、このお三方を迎えて1時間半ほど、お話したいと思います。 私は今日モデレーターを務めさせていただく、Tablyの及川と申します。100人中99人が「タブリー」と読んでしまうのですが「Tably(テーブリー)」という会社名だけは覚えて帰っていただければと思います。 IT業界に30年ほどおりまして、基本的にずっと外資系におりました。ただ、そのあとスタートアップ企業を経て、今はスタートアップや大企業のいわゆるDX(デジタルトランスフォーメーション)のお手伝いをしております。 2019の10月に『ソフトウェア・ファースト』という本を出させていただ
新R25が“自分でつくれる本格的なネットショップ”「STORES.jp」とコラボして、「新R25ストア」を開設しているのを知っていますか? そのなかの特別商品として、「ヘイ株式会社(STORES.jpの運営会社)代表取締役社長・佐藤裕介氏と取締役・光本勇介さんが、あなたの会社が抱える悩みや広めたいモノ・サービスにアドバイスします!」というものがありました。 超高額にもかかわらず、商品は当日SOLD OUT。今回は、数ある応募者から選定された勇気ある若手起業家が、さっそく登場! heyのお二人から「自社サービスの広げ方」についてアドバイスをもらおうという企画なのですが…佐藤さん、光本さんともに容赦は一切なし。「お金をいただいてコンサルするからには手を抜けない」と本気で若手に向き合い、当初の想定とはまったく違う展開となってしまいました。 【左:光本勇介(みつもと・ゆうすけ)】ヘイ株式会社取締役
米国大統領令や日米豪印4カ国の枠組み「Quad(クアッド)」による共同原則、欧州サイバーレジリエンス法など、世界各国でSBOM(Software Bill of Materials、エスボム)対応の制度化が進む。日本もSBOMを国際標準戦略の一環と位置付け、普及を促進している。経済産業省は、2024年8月29日、「ソフトウェア管理に向けたSBOM(Software Bill of Materials)の導入に関する手引」を更新し、ver2.0を公開した。産業界におけるSBOMのさらなる活用をめざした具体的な手法などを追加している。 SBOMとは、ソフトウエアの構成要素とそれらの関係性を把握する、ソフトウエア管理の手法のこと。経産省の手引きは、付録を含めると約160ページに上る。特にver2.0で加わった内容は専門的であり、SBOM初心者には難しく感じられるかもしれない。 しかし、ここまで具
こんにちは。昨年の11月にエンジニアとしてコミューンに入社したざびえる(仮名)です。 コミューンは、CEOのブログ「進出して分かった日本とアメリカのSaaSプロダクトニーズの違い|高田優哉/commmune|note」にもある通り、アメリカ進出をしており、私はその開発担当をしています。 この記事では、海外展開に関わるようになった経緯や、プロダクトのグローバル化をどのように進めているか、そして今後のグローバル化の課題などをお話しようと思います。 GlobalPJ参加の経緯 新卒でWebエンジニアとして働き始めてから常々「日本初のソフトウェアプロダクトで世界的に使われるものってないな。いつかそういうプロダクトが出て来れば日本のソフトウェア業界ももっと盛り上がって、優秀な人がソフトウェアエンジニアとして集まってくるだろうに」と思っていました。 一つ思い当たるのはプログラミング言語のRubyですが
OpenAI・Stripe・Airbnb・Instacart・Doordash・Dropbox・Redditなど名だたる企業を生み出したスタートアップアクセラレーター「Yコンビネータ」がどのように誕生して成長していったのかについて、ベンチャーキャピタル「Pillar VC」を創設したトニー・ケルサさんが分析しています。 A relatively small amount of force applied at just the right place https://www.tonykulesa.com/p/a-relatively-small-amount-of-force Yコンビネータは「若くて経験の浅い人でも素晴らしいスタートアップを作り出せる」という具体的なテーマを掲げながらポール・グレアム、ロバート・T・モリス、トリヴァー・ブラックウェル、ジェシカ・リヴィングストンの4人によっ
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