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ブックマーク / www.astroarts.co.jp (54)

  • 目指すは月、そして火星 − NASAの新世代ロケット「アレス」

    【2006年7月6日 NASA Features】 月や火星へ人類を送り込む次世代ロケットの名前を、NASAが発表した。2種類あるロケットの名前は、「アレスI」と「アレスV」。最初の目標であるアポロ以来の月有人飛行の再開は、2020年前後だ。 2種類のロケットにつけられた名前には、過去への敬意と未来への展望が込められている。「I」と「V」という番号は、月へ初めて人類を送り込んだアポロ計画に使われたロケット、「サターンI」と「サターンV」にちなむ。また、「アレス(Ares)」とは火星の異称であり、最大の目標である火星有人飛行を意識したものだ。 「アレスI」は、主にスペースシャトルの次世代機を打ち上げるために使われるロケットで、2段式。1段目はスペースシャトルの固体燃料ロケットブーストに近い方式で、内部は5つに区切られ推進剤としてポリブタジエンアクリルニトリルを使用する。再利用可能という点も同

    serian
    serian 2006/09/27
    普通にロケットだ。
  • 「海王星トロヤ群小惑星」を3つ発見

    【2006年6月27日 Carnegie Institution】 海王星と同じ軌道上で力学的に安定した位置を回る小惑星が3つ発見された。海王星の外にある「エッジワース・カイパーベルト天体」が何かと話題になりがちだが、これらの小惑星のように海王星とほぼ軌道を共有するグループの天体も、数多く存在するとみられている。 トロヤ群小惑星の位置。木星のトロヤ群小惑星は木星の前後60度周辺の位置に分布している。一方、4つある海王星トロヤ群小惑星はすべて海王星の手前60度の位置にある。クリックで拡大(提供:Scott Sheppard) 今回発見された3つの小惑星は、「海王星トロヤ群」というグループに分類することができる。元々「トロヤ群」とは木星と同じ軌道上で、木星よりも60度先か後ろの位置、すなわちラグランジュ点(解説参照)にある小惑星の総称で、これまでに1800個程度見つかっている。海王星と太陽に対

    serian
    serian 2006/09/27
    [海王星[エッジワース・カイパーベルト][ラグランジュ点]
  • 冥王星の新衛星の名前は、「ニクス」と「ヒドラ」

    【2006年6月23日 SwRI News / 国立天文台 アストロトピックス(218)】6月30日更新 「ニクス(Nix)」と「ヒドラ(Hydra)」 - これが、2005年5月に発見された、冥王星の2つの新衛星につけられた名前だ。発見した研究グループの申請を受けて国際天文学連合(IAU)が正式に決定したもので、どちらも神話における冥界に関係している。 冥王星の衛星が3つになったのは、冥王星自体の発見から75年、そして巨大な衛星カロンの発見から27年も経った、2005年5月のことだ。アメリカの研究グループがハッブル宇宙望遠鏡の撮影した写真から2つの新衛星を発見した。それ以来、外側の衛星にはS/2005 P1、内側にはS/2005 P2という仮符号がつけられていたが、それぞれ正式に「ヒドラ」と「ニクス」と命名されたのである。 発見したグループは、2つの衛星のため名前の候補を20個以上用意し

    serian
    serian 2006/09/27
    合計3つ
  • 銀河を料理する方法

    【2006年6月23日 Spitzer Press Release】 銀河を作る秘伝のレシピを求めて - NASAの赤外線天文衛星スピッツァーの観測などから、銀河が形成されるために必要な材料とその配分が分かってきた。最初にダークマターのかたまりをたっぷり用意するのがポイントだ。 今回の研究に使われたスピッツァーの画像から、おたまじゃくし銀河。ULIRGの時代に頻発していた銀河の衝突と爆発的星生成を近傍で見ることができる貴重な銀河だ。クリックで拡大(提供:NASA/JPL-Caltech/C. Lonsdale (Caltech/IPAC) and the SWIRE Team) ご家庭ではお試しいただけないが、天文学者が研究した、銀河を作り上げるための最新のレシピを紹介しよう。 まず大量のダークマターを用意します。 次にガスを注ぎ込んでください。 生地をじっくり寝かせましょう。しばらくすれ

    serian
    serian 2006/09/27
    パン(銀河)=小麦粉(ダークマター)+イースト菌(ガス)。ガスって?
  • 「メタンの衛星」タイタン

    【2006年8月2日 NASA News ReleasesNASA Mission News】 雨が降り、地面に液体が流れてたまり、やがて蒸発して雲になる…このような循環が知られている天体は、今まで「水の惑星」地球しかなかった。だが、土星探査機カッシーニと子機ホイヘンスの活躍によって、衛星タイタンでもほとんど同じ事が起きていることがわかってきた。循環するのが水ではなく、メタンである点を除けばの話だが。 タイタンの北極は湖だらけ 北極周辺、2か個所の画像。どちらも縦幅150キロメートルで長さ450キロメートルほど。黒く写っているのが、湖と思われる地形。クリックで拡大(提供:NASA/JPL) NASAとESAの探査機カッシーニは、タイタンに接近するたびにレーダーで表面を撮影し地球に送ってきている。そこからはさまざまな地形を見つけることができるが、科学者が一番関心をもって探しているのはなんと

    serian
    serian 2006/09/26
    メタンが、地球の水のように循環する
  • 「量」から「質」の時代へ − 系外惑星、200個到達

    【2006年7月28日 アストロアーツ】 太陽系外惑星の発見数が200個の大台に達しました。近年の観測技術の進歩で、地球のように小さな岩石惑星も発見されています。新たな段階に入ったといえる系外惑星観測について、発見数200個の意味するところ、今後の注目すべき点など、東京工業大学(理工学研究科 地球惑星科学)の井田茂氏よりいただいたコメントを紹介します。 系外惑星OGLE-2005-BLG-390Lbの想像図。地球の5倍ほどのサイズで岩石と氷から成るこの天体は、現在もっとも地球環境に近い系外惑星と考えられている。クリックで拡大(提供:NASA/ESA and G. Bacon (STScI)) 太陽系外の惑星の発見数が200個に達した。系外惑星探査が始まった1940年代から1995年までが0個なのに対して、1995年から2006年の11年で200個というのは、驚くべきハイペースと言っていいで

  • 惑星や生命の材料が受ける最初の試練

    【2006年7月21日 NASA Features】 爆発から20年が過ぎようとしている超新星「SN 1987A」に注目が集まっている。星の内部で生まれた元素がいかにして宇宙空間に放出されていくかを、かつてない近さで見ることができるからだ。最終的には地球のような惑星や生命にもなりうる元素。その旅の始まりは、決して順風満帆と言えるものではなさそうだ。 超新星爆発が地球の形成や生命の誕生になくてはならなかったことは、今やはっきりとしている(解説参照)。鉄より軽い元素は星の内部の核融合で生まれ、鉄よりも重い元素は超新星爆発のエネルギーで作られたのだ。これらの元素は砂浜の粒よりも小さいダスト(ちり)として宇宙空間のいたるところにちらばっているので、われわれはいやでも観測することになる(多くの場合は奥の天体の光を遮る邪魔者として)。しかし、まだ答えが出ていないことも多い。星は一度にどれだけのダストを

    serian
    serian 2006/09/26
    元素もまた、淘汰される
  • スペースシャトルを継ぐのは「オリオン」

    【2006年8月25日 NASA Features】 NASAは、スペースシャトルの後継機となる次世代宇宙探査船の名前「オリオン」を発表した。アポロ計画のカプセルに似た新宇宙船は、国際宇宙ステーションや月へ4名から6名の乗組員を運ぶ能力を備えており、将来的には火星への飛行も目指している。 (上)「オリオン」(有人宇宙探査船とサービスモジュール)、(下)地球の軌道を離れる「オリオン」のイメージ図(着陸機とドッキングしている有人宇宙探査船)(提供:NASA) 「オリオン」はNASAの次世代有人宇宙探査計画"Constellation Program"において開発中の宇宙船で、その名の由来は有名なオリオン座だ。夜空で見つけ易く、明るさ、知名度とともに最高であるという理由からつけられた。オリオン・プロジェクト・マネージャーのSkip Hatfield氏は「オリオン座は、数世紀にわたり、冒険者たちを

    serian
    serian 2006/09/26
    打ち上げロケットってどんな風なんだろう?
  • 生命のもとは、どこからきたか

    【2006年8月18日 NRAO Press Releases / University of Michigan News Release】 生命のもととなった物質は、一体どこでどのようにして作られ、どうやって地球にもたらされたのか。この興味深い疑問に関する研究成果が発表された。生命誕生につながる化学的なプロセスは、恒星や惑星をも生み出す巨大なガス雲の中で地球誕生以前に始まっていたいうのだ。また、生命に欠かせない重要な物質である窒素に着目した研究から、なぜ彗星や隕石の中に窒素分子が検出されないのかという疑問に1つの答えが出された。 生命分子の起源は星間雲 (上)宇宙で起きる化学的な物質サイクルの概念図(提供:Bill Saxton, NRAO/AUI/NSF)、(下)グリーンバンク望遠鏡と8つの新しい分子の構造。ともにクリックで拡大(提供:NRAO/NSF) グリーンバンク望遠鏡の観測で、

    serian
    serian 2006/09/26
    生命誕生に関わるプロセスは特別な環境下で引き起こされるのではなく、宇宙的規模でたえず進行している可能性が示された
  • 矮惑星2003 UB313の名前は「エリス」、衛星は「ディスノミア」に

    矮惑星2003 UB313の矮惑星の名前は「エリス」、衛星は「ディスノミア」に 【2006年9月15日 IAU News】 太陽系10番惑星かと注目され、その後、矮惑星に分類された「2003 UB313」とその衛星に正式な名前が与えられた。発表された名前は、それぞれ「エリス」と「ディスノミア」。名前の由来は、ギリシャ神話に出てくる不和と争い、混沌の女神だ。 矮惑星Eris(エリス)(左)とその衛星Dysnomia(ディスノミア)(右)。クリックで拡大(提供:W.M. Keck Observatory) 9月13日、国際天文学連合(IAU)の下部組織である惑星システム命名ワーキンググループ(WGPSN)と小天体命名委員会(CSBN)において、矮惑星(dwarf planet)「(136199) 2003 UB313」とその衛星の名前がほぼ満場一致で決定された。2003 UB313は「Eris

    serian
    serian 2006/09/21
    トロヤ戦争の元。惑星定義の火付け役、論争の元だからだそうだ。占星術的にはnew orderのための端緒とか?
  • 土星探査機カッシーニ最新情報:優美な衛星、競走する衛星、そしてタイタンの天気予報

    【2005年10月29日 NASA Cassini Features(1) / NASA Cassini Features(2)】 / JPL News Features(3) すまし顔でポーズをとっているようなディオネ。土星のリングの中で「競走」するプロメテウスとパンドラ。タイタンでは、独特の気象メカニズムが明らかになってきた。今回カッシーニから送られてきた衛星の姿も、多種多様だ。 1)優美な姿を見せる氷衛星・ディオネ 金色の土星を背景にすると、青白い衛星ディオネの姿は際だって見える。まるでカメラマンを意識してポーズをとっているかのようだ。すぐ近くから見てもディオネの表面は変化に富んでいて美しい。「カメラマン」は言うまでもなくカッシーニで、ディオネにおよそ500キロメートルまで接近した。その際に撮影した動画もリリース元で公開されている。 時間が止まったかのように感じられるほど美しいディオ

    serian
    serian 2005/11/01
    「優美な姿を見せる氷衛星・ディオネ」美しい、ほんと。
  • 3つの太陽をもつ新しい系外惑星発見

    【2005年7月27日 NASA FEATURE】 3つの太陽をもつ新しい系外惑星HD188753 Abが発見された。このような3重連星系に惑星が発見されたのは、初めてのことだ。 惑星HD188753 Abの周りを衛星が回っているとすれば、そこで見られるであろう風景の想像図。クリックで拡大(提供:NASA/JPL-Caltech. ) 新しく発見された惑星は、いわゆる「ホット・ジュピター(恒星のすぐ近くをまわる木星型惑星)」で、3.3日の周期で主星の周りをまわっている。主星のHD188753は、3重連星系で、今回見つかった惑星のはるか外側を、156日周期で互いの周りを回る二つの恒星が25.7年周期でめぐっている。HD188753の地球からの距離は149光年だ。 恒星の半分以上は、太陽と違って複数の星がお互いの周りをまわる多重連星系だ。たとえば、太陽に最も近いケンタウルス座アルファ(α)星も

    serian
    serian 2005/08/28
    SF的世界が現実に。タトゥーウィンは2連星だったか。美しい動画もある。
  • 宇宙誕生初期に、生命のもとをばらまいたスーパーウィンド

    【2005年8月9日 PPARC News】 イギリス、ダラム大学の率いる研究チームが、115億光年離れた銀河で起きた大爆発のなごりを発見した。銀河を引き裂かんばかりの爆発によって生じた、「スーパーウィンド」と呼ばれる、銀河から超高速で吹き出す物質の流れの証拠が観測されたのだ。スーパーウィンドは、惑星や生命を作るのに必要な物質を宇宙に広く行き渡らせたメカニズムとして考えられている。 カナリア諸島にある口径4.2mのウィリアム・ハーシェル望遠鏡によって、われわれから115億光年離れた爆発的な星形成時期にある若い銀河が観測された。銀河の内部で生じた光は、数十万光年離れたところで銀河を取り巻くガスによって減光されている。その分布の様子などから、次のようなシナリオが考えられた。観測されている現在の銀河からさかのぼること数億年、銀河ができたばかりのころ、激しいペースで星が産まれる中で、巨大質量の星が

    serian
    serian 2005/08/28
    宇宙的種まき
  • チャンドラ、活動銀河中心ブラックホールの風を観測 (Chandra)

    【2000年5月26日 Chandra Press Room (2000/5/25)】 ペンシルバニア州立大学のNeil Brandt教授をはじめとする研究チームが、NASAのX線宇宙望遠鏡チャンドラを用いて活動銀河NGC3783の中心巨大ブラックホールを観測し、ブラックホール周辺から吹き出す強風のようすを調べることに成功した。 チャンドラがとらえた活動銀河NGC3783 (画像提供=NASA / ペンシルバニア州立大学) ブラックホール周辺の物質がブラックホールに落ち込むとき、最終速度が光速に近くなるような猛烈な加速から、非常に強力な放射が発生する。この放射がブラックホールを取り巻くガスを熱し、熱されたガスは強風となって外へ吹き出すと考えられてきた。これまではそのようすを詳細に調べることは不可能だったが、チャンドラの威力によりそれが可能となった。 今回のチャンドラによる観測によると、風の

    serian
    serian 2005/08/28
    光さえ飲み込むのに・・・