人口減少および少子高齢化が進む日本では、政府主導のもと「日本版CCRC」を導入する機運が高まっている。CCRCとは米国で発展した「Continuing Care Retirement Community」の略称。高齢者が健康時から介護時まで、移転することなく継続的なケアが保証されるコミュニティーを意味する。 米国では約2000カ所にCCRCがあり、居住者数は推定75万人に上る。そこでは生涯学習や積極的な社会参加、多世代交流を通じ、自分たちの世界だけに閉じないコミュニティーづくりが推進されているという。 日本版CCRCの政策提言に深く関わる三菱総研は2015年5月20日、「日本版CCRC推進会議 第2回」と題した報告会を開催した。同社 プラチナ社会研究センター主席研究員の松田智生氏が登壇し、日本におけるCCRCの現状と動向について語った。 ⇒ 注目高まる日本版CCRC、「新ビジネスを考える