知の広場 : 図書館と自由 アントネッラ・アンニョリ [著] ; 萱野有美訳 みすず書房, 2011.5 タイトル別名 Le piazze del sapere : biblioteche e libertà タイトル読み チ ノ ヒロバ : トショカン ト ジユウ
自宅からインターネットで情報検索ができる時代に、そして市民の3人に1人が高齢者となる社会に向かって、町の図書館はどんな場所になれるのだろうか? 司書歴30余年、数々の図書館リノベーションにたずさわってきた著者が、来館者数を大きく伸ばしたイタリアの市立〈ペーザロ図書館〉、ロンドンの移民地区に新設され人気を集める市立図書館〈アイデア・ストア〉での経験を軸に、これからの図書館が考えなくてはならないこと、実行できることを具体的に指し示す。 「屋根のある広場」のような図書館には、自然と市民が集まってくる! 口絵(カラー4頁、モノクロ8頁)では、世界的に評判の高い公共図書館のインテリアを写真で紹介。 「知の広場」の著訳者: アントネッラ・アンニョリ Antonella Agnoli ボローニャ在住。1977年ヴェネツィアにスピネア図書館を開館させ、2000年まで館長を務める。2001年から2008年ま
学校図書館は、生徒が「評価」されない稀有な場所である。 大人一歩手前の高校生にとって、そんな場所に「対話」のできる司書がいることは決定的に重要だ——それぞれの事情に耳をかたむけ、個々の希望や関心と資料とを繋げる人。さらに教師たちと資料を繋ぐ人でもある。高校図書館の活性化は司書の対応にかかっている。 しかし現実には、埃をかぶったままの図書館や、司書が不在で閉まっているところもある。図書館予算も少ない。「学校司書」の法制化は、まだ途についたばかりだ。 司書として30年のキャリアをもつ著者が、生徒や教師たち、さらに地域の人たちの応援を得て、「もっと自由でもっと楽しい場所にしたい」と日々模索する現場からの報告。図書館報の作成や学校祭参加、学外活動まで、具体的な示唆に富み、問題点も浮き彫りになる。 高校図書館に特化したはじめての本であり、同時に、広く学校図書館のあり方について再考をうながすだろう。「
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く