ドイツ現代政治 平島健司著 東京大学出版会, 1994.12 タイトル別名 Policy and politics in contemporary Germany タイトル読み ドイツ ゲンダイ セイジ
社会主義と民衆 : 初期社会主義の歴史的経験 星乃治彦著 大月書店, 1998.3 タイトル読み シャカイ シュギ ト ミンシュウ : ショキ シャカイ シュギ ノ レキシテキ ケイケン
男たちの帝国 : ヴィルヘルム2世からナチスへ 星乃治彦著 岩波書店, 2006.10 タイトル別名 男たちの帝国 : ヴィルヘルム2世からナチスへ タイトル読み オトコ タチ ノ テイコク : ヴィルヘルム 2セイ カラ ナチス エ
ビスマルクというと最近はすっかり第二次大戦中のドイツ海軍の戦艦、しかも美女ということになっているが、元々は鉄血宰相として知られた十九世紀プロイセンの政治家、ドイツ帝国建国の立役者で、芸術的な外交手腕で欧州にビスマルク体制として知られる勢力均衡を生み出したオットー・フォン・ビスマルク(1815~98)のことだ。彼の存在感は絶大で、日本の明治維新の元勲たちもこぞって彼に憧れ、彼を範として近代国家建設に邁進した。 ビスマルクは確かにすごかった。十九世紀欧州政治に冠絶した存在であった。しかし、その手腕や影響力は実際どんなものだったのだろうか。ビスマルクの評価についてはその死後から、国民的英雄として神話化するものから後のヒトラーに繋がるナチズム的支配体制を築いたと断罪するものまで紆余曲折、激しい論争を経て、実証的なビスマルク像が形成されてきたのだそうだ。本書は、近年の研究成果を踏まえて、等身大の政治
アンネッテ・ヴァインケ、『ニュルンベルク裁判 ナチ・ドイツはどのように裁かれたのか』、中公新書、2015年4月 本格的な研究書ではなく入門書。なので国際軍事法廷についての部分は、ある程度予備知識のある人々にとってそれほど目新しい情報を含んでいないかもしれない。むしろニュルンベルク継続裁判と、戦犯裁判が敗戦後間もないドイツでどのように受容されたか(あるいは受容され損なったか)について書かれた第3章以降が本書の値打ちだろう。 日本では「ニーメラーの警句」でおなじみのマルティン・ニーメラーは本書では、「非ナチ化への『受動的抵抗』を牧師たちに呼びかけ」た人物として登場する(163ページ)。ニーメラーが関わった「シュトゥットガルト罪責宣言」についても批判的な眼差しが向けられている。1950年代までのドイツの戦争責任認識は同時期の日本と似たり寄ったりに思われ、それだけに60年代末以降の違い(ただしその
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