ロバート・イーグルストン(聞き手:鵜飼哲)、「ホロコーストをどう読むか―『ホロコーストとポストモダン』をめぐって」、『みすず』、2013年12月号 『ホロコーストとポストモダン』、『ポストモダニズムとホロコーストの否定』などの邦訳書があるR・イーグルストンのインタビュー。 (……)ホロコースト否定論者たちは、プロパガンダ的主張、ヘイトスピーチ的主張をしますが、歴史学のルールにはまったく従っていません。彼らは歴史を書いているつもりで、学術雑誌らしきものさえ刊行していますが、まったく歴史家ではありません。彼らの言語ゲームをメタヒストリーの次元で検証すれば、彼らが歴史歴探究だと理解できるものをやっていないことが分ります。 (10ページ) あれあれ……? おかしいな? 「ホロコースト否定論者にも場を与えよ」とか「(きちんとしたテキストの解釈や、事実の配列をし得る地位や教養やバックボーンを持っている