信州大付属図書館(松本市)は2017年度、館内に「大学史資料センター」を設け、大学の歴史が分かる写真や卒業アルバムなどの資料を収集する事業を始める。資料は電子データ化して保存する計画で、大学創立70周年となる19年度をめどに、公開も視野に整理を進める。 信大は1949(昭和24)年、旧制松本高校や長野師範学校などが統合して発足。現在の8学部それぞれに異なるルーツがあるため、学部ごとを中心に歴史資料を保存してきた。今回は70周年の節目に合わせ、それらを大学全体で体系的にまとめ、将来への伝承を目指すことにした。 収集する歴史資料は、スナップ写真や記念品、卒業アルバム、クラブ・サークルの活動記録などを想定。各学部の同窓会、校友会の協力で情報を集めるほか、卒業生らから寄贈や貸し出しも募る。特に人文と経法、理学部の前身で71年に廃止された文理学部については資料が少ないという。 信大付属図書館の