将棋マガジン1995年6月号、鹿野圭生女流初段(当時)の「タマの目」より。 東京で森内新八段に会った。 「鹿野さん、今度クイズ番組に出るんです。収録が大阪なんで、応援に来て下さいよ」と頼まれた。もちろん二つ返事で引き受けた。当日は、ちょうど来阪していた杉本四段を誘ってスタジオに応援に行った。すると、まるで見知らぬかわいい女の子から声をかけられた。 「鹿野さんですか?」 「エエ、そうですが……」 「私、森内の妹です」 と自己紹介された。 思わず、かわいい、兄貴に似てない、と言いそうになるのをぐっと飲み込んで、「わざわざ、横浜から応援に来たの?」と月並みな質問をするにとどめた。答えはイエスに決っているのに・・・。 ―収録後― 妹「さあ、1万円だから4人で2500円ずつありますよね。何食べます?」(森内八段のクイズの獲得賞金金額である) 森内「うるせィ」 妹「バックにベルトにお財布に、包丁もあり
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