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ブックマーク / shogipenclublog.com (7)

  • 井上慶太六段(当時)の結婚

    将棋世界1992年3月号、神吉宏充五段(当時)の「対局室25時 大阪」より。 そうそう、話は変わるが、井上六段が4月に結婚する。驚くほどの電撃ぶりで、この事実を知っている棋士はほとんどいなかった。お相手は(おっと、それ以上はまだ書かんとって下さい・井上)う、今は人たっての希望で公表できないが、22歳の素敵なお嬢さんである。すでに新居も購入した。それが私の出身地の加古川というのだから面白い。 とにかく来月、来月は全てを話していいと言う井上先生だから、ご期待下さい。それではまたまた先を越された谷川竜王のコメントをどうぞ。 「もう慣れました」 —– 将棋世界1992年4月号、神吉宏充五段(当時)の「対局室25時 大阪」より。 その兄弟子にお先とばかりに結婚を決めたのが井上慶太六段。前号でも書いたので、多少はおわかり頂けたと思うが、ようやく名前を出してもいいと慶太から許しが出た。お相手は奥田恵美

    井上慶太六段(当時)の結婚
  • 「私、森内の妹です」

    将棋マガジン1995年6月号、鹿野圭生女流初段(当時)の「タマの目」より。 東京で森内新八段に会った。 「鹿野さん、今度クイズ番組に出るんです。収録が大阪なんで、応援に来て下さいよ」と頼まれた。もちろん二つ返事で引き受けた。当日は、ちょうど来阪していた杉四段を誘ってスタジオに応援に行った。すると、まるで見知らぬかわいい女の子から声をかけられた。 「鹿野さんですか?」 「エエ、そうですが……」 「私、森内の妹です」 と自己紹介された。 思わず、かわいい、兄貴に似てない、と言いそうになるのをぐっと飲み込んで、「わざわざ、横浜から応援に来たの?」と月並みな質問をするにとどめた。答えはイエスに決っているのに・・・。 ―収録後― 妹「さあ、1万円だから4人で2500円ずつありますよね。何べます?」(森内八段のクイズの獲得賞金金額である) 森内「うるせィ」 妹「バックにベルトにお財布に、包丁もあり

    「私、森内の妹です」
    shigak19
    shigak19 2017/06/23
    いやこれとかおもしろかったですよ、確かに
  • 今日からブログが10年目(9年間で多く読まれた記事TOP50)

    2008年6月4日(火曜日、大安)に、このブログが始まりました。 昨日で丸9年、今日から10年目ということになります。 —————— 2008年5月18日(日)、バトルロイヤル風間さんと浅草で飲んでいる時に、バトルさんから「どう、ブログ始めてみれば」と言われたのがブログを始めるきっかけでした。 この前日、5月17日が近代将棋最終号の発売日だったので、感傷的になりながらの飲み会でした。 2週間ほどは「ブログを書くなんてありえない」と思っていたものの、気にはなっていたのか、6月初めにどのようにすればブログを始めることができるのかを調べているうちにその気になって、そのままブログを始めてしまったという流れです。 自分でブログを立ち上げようという発想や気持ちは全くなかったので、バトルさんの一言がなければ今に至るまでブログは始めていなかったと思います。 —————— このブログの最大の特徴は毎日更新さ

    今日からブログが10年目(9年間で多く読まれた記事TOP50)
    shigak19
    shigak19 2017/06/23
    結構読んだはずなんだけれど佐藤インタビューとか読み落としが在ったようだ/標題だけだと森内さんより森内さんの妹さん関連の方が上位という
  • 谷川浩司名人(当時)「この男、将棋で負かした上に何の話があると言うのだろう」

    近代将棋1989年10月号、谷川浩司名人(当時)の連載コラム「対局のはざまで」より。 「ちょっと、谷川先生に話があるんですけど」 NHKの対局を終えて、スタジオを出た瞬間に浦野六段に呼び止められた。 ―この男、将棋で負かした上に何の話があると言うのだろう。 「谷川先生に謝らなければいけません」 ―何か失礼なことでもあったかな。 「実は僕、今度結婚するんです」 ―えーっ。 当に驚いた。趣味といえば麻雀とジョークぐらい。女性に興味がないという素振りを見せていた浦野君が結婚するとは―。 あまりに驚いたので、おめでとうの言葉が出てこなかった。 それにしても、彼は7月1日、私の祝賀会の時に、「脇さんと西川さんは、谷川先生より先に結婚してけしからん」などと平気で話していた。 当にとんでもない奴だ。 「谷川先生も知っている人なんですけどね」 ここまでくるともう、誰なのか推理する気力もなくなっていた。

    谷川浩司名人(当時)「この男、将棋で負かした上に何の話があると言うのだろう」
    shigak19
    shigak19 2017/06/23
    若い頃の谷川さんのエッセイは良い感じに毒が在っても読めるんだよなあ
  • 佐藤康光竜王(当時)「休み?休みなんか要るんですか。だって勉強は労働じゃないでしょう」

    竜王戦の挑戦者争いが秒読み段階に入った。羽生善治、米長邦雄、屋敷伸之、行方尚史の四人が勝ち上がったが、その後、米長が行方に敗れたため、挑戦者決定三番勝負は羽生-屋敷の勝者と行方の間で行われることになった。 佐藤康光にとって初めての防衛戦である。8月中旬、「近鉄将棋まつり」出演のため来阪していた佐藤に”竜王戦開幕直前インタビュー”を試みた。 (中略) ―ズバリ聞きます。挑戦者は誰が出てくると思いますか。 わからないです。はっきり言って。ファンから見たら圧倒的に羽生さんだと思うでしょうけど、でも、そんなに簡単に上に抜ける相手とも思えませんから……。 ―いま、どんな気持ちですか。 プレッシャーはないです。僕はいま公式戦の対局が少ないんで、それがちょっと不安ですね。 ―いま佐藤さんが一番倒したいと思っている相手は羽生さんじゃないですか。 いや、一人じゃないですよ。僕の上のクラスの人だったら、全員で

    佐藤康光竜王(当時)「休み?休みなんか要るんですか。だって勉強は労働じゃないでしょう」
    shigak19
    shigak19 2017/06/23
    失冠前から自伝で語っているのと同じような感覚はあったのか/しかし勉強時間に関するコメントはさすがだし、研究会の話も詳しい
  • 将棋の虫

    近代将棋2001年8月号、青野照市九段の「実戦!青野塾」より。 今期A級へは、承知のとおり藤井猛竜王と三浦弘行新八段が昇級した。最近のB級1組は、前期にB級2組から昇級したばかりの若手が連続昇級することがほとんどだが、今回のように二人とも連続昇級というのは滅多にないことである。 しかも二人は、西村一義九段門の同門で、さらに群馬県出身という同郷。B級1組の最終日の日には、群馬の地元紙が深夜遅くまで対局室に上がる入り口で待っていたが、さぞかし長時間待った甲斐があったろう。 さてこの二人のうち、藤井は竜王位の3期目となり、かなり棋風や将棋観が知られてきたが、三浦のほうは、羽生の七冠独占を崩し棋聖位を奪取したことでは有名だが、その棋風や人間性などはあまり知られていない。 それは彼が、ほとんど研究会などには入らず、一人で黙々と研究するタイプだということにもよる。したがって人となりは私など世代も違うか

    将棋の虫
    shigak19
    shigak19 2017/01/03
    正直青野九段の記者会見での発言内容は衝撃で、もう以前のようには彼の評論を読むことが出来ないことに、皮肉な気分ではなく切なささえ感じる
  • 木村一基四段(当時)「ああ、やっと上がった」

    前期上がれなかったのは悔しかった。愚かなことに開幕5連勝してもう昇段も同然、と思ってしまった。恥ずかしいことにのぼせ上がっていた。 僕の子分であるN月君(仮名)がそれまで不調で「まだまだこれからじゃん、頑張ろうぜ」なんて余裕のあることを言っていた。自分が後半大崩れしてまさかこの男に頭ハネを喰らわされてしまうとはこの時夢にも思わなかった。 残念だったね、と慰めてくれている沼師匠の前で溢れ出てくる涙を抑えることができなかった。あの恥ずかしく悔しい思いは、今も忘れることができない。 さて今期、開幕4連勝した。前記のことがあったので油断することもなく、4番負けたものの全体的にまあ満足できる内容だった。 図は昇段を決めた対松三段戦の投了図。ふるえちゃうかもしれないなあ、と思っていたけれど最終日は自分でもびっくりするほど落ち着いて指せた。 ああ、やっと上がった。 奨励会に入ったのが昭和60年、それか

    木村一基四段(当時)「ああ、やっと上がった」
    shigak19
    shigak19 2015/10/02
    「N月君」はもはや仮名じゃないよなあと思っていたら、「沼師匠」にちょっとビックリ。木村さんの師匠は誰か、というのは確かに余り考えたことがなかったけれど、佐瀬門下で師匠代わりが沼さんとはシブい
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