いま女性店主の古書店が面白い!ネットはもちろん、リアル書店でも、個性的な品揃え、雑貨やおしゃれなカフェ、イベント・スペースなどを兼ねることで、注目を集めている。そうした個性的な13人の店主の素顔と開業までのストーリーを紹介した好著。本書がキッカケで独立した女子もいるという一冊。文庫化にあたり、「それからの『女子の古本屋』」を増補・追加取材。 古本界の常識をくつがえした—古書日月堂・佐藤真砂さん 女性だけで店をまかされて—八重洲古書館・渡辺明子さん オンナコドモの本をネットで—海月書林・市川慎子さん メニューも本格派の古書カフェ—火星の庭・前野久美子さん 古本と和雑貨が並ぶ—旅猫雑貨店・金子佳代子さん 絵本と古本とギャラリーと—ブックギャラリーポポタム・大林えり子さん 鉱石標本と愛猫にかこまれて—蟲文庫・田中美穂さん 若者もお年寄りも気軽に—トンカ書店・頓花恵さん 四百字程度の解説をそえてネ
学術出版の来た道 有田正規著 (岩波科学ライブラリー, 307) 岩波書店, 2021.10 タイトル読み ガクジュツ シュッパン ノ キタ ミチ
両大戦にはさまれた苦難の時代を断固たる勇気をもって生きぬき、ベルリン・フィルやヴィーン・フィルなどを指揮した数々の名演奏によって今や神話的存在にまでなったフルトヴェングラー。本書は、この20世紀前半最大の指揮者が、作曲家を論じ、演奏法を説き、音楽の心について語った感銘深い評論13編を収める。巨匠の音楽に対する愛の深さ、信念の厳しさは読む者の心を強くゆさぶる。 すべて偉大なものは単純である バッハ ベートーヴェンの音楽 ベートーヴェンと私たち—『運命』第一楽章のための注意 『フィデリオ』の序曲—文献としての真実の価値 ロマン派について ブラームスと今日の危機 ワグナーの場合 アントン・ブルックナーについて ヒンデミットの場合 作品解釈の問題 ヴィーン・フィルハーモニーについて—百年祝典記念講演 音と言葉
詳細情報 NII書誌ID(NCID)BB26869473 ISBN9784904816288 出版国コードja タイトル言語コードjpn 本文言語コードjpn 出版地武蔵野 ページ数/冊数226, ixp 大きさ20cm 分類 NDC8 : 910.268NDC9 : 910.268NDC10 : 910.268 件名 BSH : 庄野, 潤三
掌編小説の名手として知られた星新一の、SF作家としての代表作に『声の網』という長編(連作短編)がある。現行の角川文庫版の解説で恩田陸氏が書いているとおり、初出が1970年とは思えない今日的な作品だ。 いま風の語彙でまとめれば、AI+ビッグデータがあらゆる国民の「秘密」を握り、それを公開するぞと脅して人々の行動を操ることで、究極の管理社会が生まれるという寓話である。今日との違いはインターネット以前のために、情報収集と脅迫が「電話」の盗聴を通じてなされることだけだ。 どんな人にも恥ずかしい失敗、性愛にまつわる挿話、自分でも美しいとは思わない怨恨など、法に反してはおらずとも「心を許した人以外には言えない秘密」はあるものだ。それが社会全体を挙げて当人を攻撃し、服従させる道具へと変じたときの怖さを、以下のような文明評論とともに『声の網』は描いている。 「むかしの社会は、なんによって成立していたのだろ
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