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ブックマーク / blog.livedoor.jp/pertinax (3)

  • 冬コミ(C93)のお知らせ : 那珂川の背後に国土なし!

    時空の狭間からよくわからないマイナー戦史を召還して皆様にお届けするサークル「RNVR花組」、2年ぶり7冊目のは、「軍事機密の存在しない島々」で繰り広げられた、奇妙な情報戦のお話。『椰子の木陰の暗闘−委任統治領南洋群島における日の防諜 :1922-1939』 です。 赤道以北のミクロネシアの島々は20世紀の前半の約30年間、日の統治下にありました。この「南洋群島」は国際連盟委任統治領として、またワシントン海軍軍縮条約によって一切の軍事的利用が禁止されており、事実日は太平洋戦争開戦のほんの1−2年前まで軍事基地の建設や部隊の駐屯を行っていません。しかし、表向き軍事機密の存在しないこの南の楽園は、同時に将来の戦場として日米両海軍が熱い視線を注いだ地域でもあったのです。 そんな地域で繰り広げられた、さきざきは軍事的に有用になる「かもしれない」情報をめぐる、なんとも奇妙であいまいなスパイ戦の

    冬コミ(C93)のお知らせ : 那珂川の背後に国土なし!
    shigak19
    shigak19 2017/12/26
    あーあの空母グロリーアス撃沈一件の御方か。『軍艦長門の生涯』でチラッと無防備時代の南洋群島の話があったな
  • くだらない悲劇 空母「グローリアス」の沈没 後篇 : 那珂川の背後に国土なし!

    (承前) 6.ガイ・ドイリー=ヒューズという男 戦争への予感が高まる1939年6月15日、「グローリアス」乗組員総員による心からの見送りを受けて、ラムリー・リスター艦長は退任していった。彼は艦隊航空隊の空軍から海軍への移管という難しい時期に艦を大過なくまとめた有能さと穏やかで明朗な人柄で誰からも好かれた男であった。リスターは翌年イタリア海軍を一撃で一時的な壊滅に追い込んだタラント港夜襲を指揮して一躍英雄となり、戦中は空母戦隊の指揮官としてさまざまな戦域で活躍することになる。 士官たちはリスターの後任の着任を不安な面持ちで待っていた。その男は航空畑の人間ではないためほとんどの士官にはなじみがなく、第一次大戦の英雄、有能だが気難しく仕えがたい男、そのような断片的な評判が漏れ伝わってくるだけであった。リスターが実に仕事のしやすい上司であった分、後任者にその様な評判があることは気がかりな点である。

    くだらない悲劇 空母「グローリアス」の沈没 後篇 : 那珂川の背後に国土なし!
    shigak19
    shigak19 2015/07/21
    人文科学の「翻訳」即学問という性質への批判は高まっているけれども、これだけ良質な「紹介」を日本語で読めるということは評価されて良いと思う
  • 第二次大戦中の英海軍本部(Admiralty)の組織について : 那珂川の背後に国土なし!

    ツイッターのタイムラインで「英海軍の第一海軍卿ってなんなの」という疑問が流れていたのでツイッター上で英海軍部の組織編制について答えたが時数の制限もあったのでここでもう少し詳しく解説する。なお英海軍の長い歴史の中でその組織は変遷を繰り返しており、ここで解説するものは第二次大戦中というほんの一時期についてのいわばスナップショットであることに留意されたい。 海軍大臣(First Lord of the Admiralty)がつとめる※1。来の海軍部の意思決定機関は海軍部委員会(Board of Admiralty)であってFirst Lordはその委員長であるにすぎないのであるが委員会による意思決定はすでに第二次大戦の時点で形骸化していた。海軍大臣は英国海軍の行動に対する最高責任者であったが、チャーチル首相は海軍に絶大な影響力を持ち、直接海軍の諸問題や作戦行動にたびたび介入しためアレクサ

    第二次大戦中の英海軍本部(Admiralty)の組織について : 那珂川の背後に国土なし!
    shigak19
    shigak19 2015/07/21
    面白い、しかし政治家を一切排除した日本海軍の方がむしろ軍政・軍令の区別にこだわったのは何だったんだろう/しかしフレーザーって数年で少将から元帥まで昇進していたのかあ
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