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ブックマーク / www.isas.jaxa.jp (32)

  • ISAS | 記念誌「内之浦宇宙空間観測所の50年」 / 特集

    記念誌「内之浦宇宙空間観測所の50年」 内之浦宇宙空間観測所は、1962年に東京大学鹿児島宇宙空間観測所として開設されました。 以来、日初の人工衛星「おおすみ」、ハレー彗星探査機「さきがけ」「すいせい」、小惑星探査機「はやぶさ」をはじめ、400機近い観測ロケット、科学衛星・探査機の打上げを行い、日の宇宙空間観測の中枢を担ってきました。 2012年、開設50周年を迎えたのを記念し、『内之浦宇宙空間観測所の50年』を作成いたしました。このページでは、PDF版がダウンロードできます。 発行:2012年11月11日 編集:「内之浦宇宙空間観測所の50年」記念誌編集委員会

  • ISAS | 「「はやぶさ」最後の地球画像」画像処理でくっきり / トピックス

    「はやぶさ」が最後の地球を撮影したカメラONC-W2は、小惑星イトカワの見える方向を測るための航法用カメラです。また、星姿勢計(STar Tracker: STT)のバックアップ機能を持たせるため、レンズは明るめに設計しており、明るい地球を撮影するとブルーミングやスミアが発生します。6月14日に発表した画像に白い筋が入ってしまっているのはそのためです。 この画像に対して、マルチバンド分光カメラ(AMICA)チーム(下記※)の皆さんが、いろいろ画像処理を試みてくれました。最も見栄えが美しいと思われる横田康弘さん(国立環境研究所)の作品を掲載します。 (※)AMICA(ONC-T)とONC-W2は、レンズ設計や分解能等は異なるカメラですが、CCDや電子回路は共通設計です。 特集:「はやぶさ」がとらえたイトカワ画像

    ume-y
    ume-y 2010/06/18
    はやぶさが最後に振り返って撮影した地球の写真を、スミアを取り除くなどの処理をしたもの。
  • ISAS | ラスト・チャンスの地球撮像 / トピックス

    姿勢系 橋 樹明 私は姿勢軌道制御系の担当(*1)ですが、「はやぶさ」ではカメラを使って探査機の位置を決めることが重要であったので、航法カメラの開発も担当することになりました。カメラのハードウェアにはあまり詳しくありませんが、 「のぞみ」搭載カメラMICを担当していたことや、趣味が鉄道写真の撮影なので、撮像運用に関してはある程度経験は持っておりました。 ONCは、イトカワ離脱後は役目を終えたので、その後のトラブルに際して保温は断念しました。4年半、低温で放置されていたので、今回、正常に動作する保証はありませんでした。また、もし電源をオンした時にショートして探査機システムに影響を与えてはいけないので、回収カプセルを分離した後に初めて電源を入れる、という約束になっていました。すなわち、練習なしのぶっつけ番です。さらに、4年半ぶりの運用と言うことで、コマンド手順や地上のデータ処理システムの使

  • はやぶさ君の冒険日誌

    次のページ >> ■表紙 ■ことのはじまり ■旅立ち ■地球スイングバイ ■長い旅路 ■イトカワが見えた ■ようやくイトカワに到着! ■着陸のリハーサル ■ミネルバちゃんについて ■ターゲットマーカ そして 一回目の着陸 ■岩のかけらの拾い方 ■二度目の挑戦 ■トラブル発生 ■つながった! ■帰還への準備 ■地球への道 ■あかりちゃんとの共同作業 ■帰還への旅。再び ■最後の試練 ■そして伝説へ Up ■ぬりえ ■裏表紙 ■PDFはこちら>>

  • Hayabusa Live » サンプルを熱から守る再突入カプセル

    時間4月20日午後10時08分、山崎直子宇宙飛行士を乗せたスペースシャトル・ディスカバリーがケネディ宇宙センターに無事着陸しました。ネット上の中継でその様子を見守った方も多いことでしょう。シャトルは今年退役が決まっていますので、シャトルへの日人搭乗はこれが最後。一つの時代の終わりを感じますね。 シャトルでも「はやぶさ」でも、宇宙から地上への帰還はきわめて難しい作業です.特に厄介なのが、宇宙機が大気圏に再突入(*1)するときの大気の壁です。秒速8~10km以上にもなる高速で宇宙機が大気圏に突っ込むと、大気は急激に圧縮されて温度が上昇します(*2)。つまり「大気の壁」は「熱の壁」でもあるわけです。大気圏に再突入したシャトルのノーズコーン (先端部) や翼のエッジは、千数百度の高温にさらされます。 下のリンクは、再突入するシャトル・エンデバーを2月に野口宇宙飛行士が国際宇宙ステーション (

  • ISAS |「 はやぶさ」カプセル回収作業完了!熱シールドも発見! / トピックス

    時間2010年6月14日16時8分、「はやぶさ」カプセルの回収作業を完了しました。 なお、現段階でカプセルは破損していない模様です。 また、熱シールド(防護材)を捜索した結果、6月14日14時頃に、WPA内にて発見しました。 明日以降、回収作業に入ります。 ※WPA : Woomera Prohibited Area (ウーメラ実験場(立入禁止区域))

  • ISAS | 「はやぶさ」の帰還とカプセルの再突入・回収にむけて / トピックス

    6月の帰還・再突入にむけて運用もしだいに秒読み状態になってきました。再突入カプセルの担当の方々には、当にお待たせいたしました。これからが番です。再突入と回収は、「はやぶさ」計画を代表する目標の1つです。なにしろ、スペースシャトルなどの地球周回軌道からの再突入に比べると1桁も高い熱の条件にさらされ、それに耐える新規技術ですので、これは大きなステップですし、また大きな関門でもあります。 多くの方は、「はやぶさ」が地球の近くに帰ってくれば、再突入はパラシュートを開けば完了するかのようにお考えの方も多いのではないでしょうか。「はやぶさ」から切り離されたカプセルは、高度が70-80kmという高々度で最大の熱の環境にさらされます。パラシュートを開くのはずっと低い高度ですから、なんといっても耐熱技術こそがまさに真価を問われるわけです。「はやぶさ」は、まず、これに挑戦することになります。 この帰還・再

  • ISAS | 「はやぶさ」地球引力圏軌道へ!地球まであとわずか / トピックス

    「はやぶさ」は、先週からまた一歩地球に接近する軌道へと移りました。最接近距離は、約140万kmです。面外からの接近状況も計画通りに推移しています。 地球の引力圏を通過する軌道へのったということは、「はやぶさ」が地球への往復飛行に一応の区切りをつけたこと、帰還できたことを示しています。 今後は、月軌道半径を通過する軌道へと移行し、また、地球大気への再突入、そして地上でのカプセル回収と、一歩一歩進めていく計画です。 地球まで約6000万km。イオンエンジンによる航行もあと2ヶ月となりました。 「はやぶさ」プロジェクトマネージャ 川口 淳一郎

  • ISAS | 「ひので」、太陽極冠プロミネンスのダイナミックな姿を観測 / トピックス

    「ひので」に搭載された可視光磁場望遠鏡(SOT)は、太陽の極近くで頻繁に観測される“極冠プロミネンス”と呼ばれる大気構造の高解像動画観測を世界で初めて行い、極冠プロミネンスの中で起きているダイナミックな運動をとらえることに成功しました。 この動画は、太陽縁(画面下端)の上空に浮かぶ“極冠プロミネンス”をとらえた一例で、長さ9万キロ、高さ3万キロもある1万度のプラズマのかたまりが、100万度の高温コロナ中に存在しています。コロナ磁場が低温プラズマを上空に長時間安定的に保持する役割を果たしていると想像されていますが、この「ひので」の観測は、プロミネンス底部から上昇する暗い構造やプロミネンス上部から滝のように落下するガス、渦の発生など今まで観測されていない新しい現象をとらえており、これらのダイナミックスを引き起こす物理過程の解明に今後の期待が持たれます。 この観測の初期成果は、SOT装置開発研究

  • ISAS | M-Vロケット実機展示完成披露式典と記念講演会 / イベント

    宇宙航空研究開発機構(JAXA)では、相模原キャンパス構内にM-Vロケットの実機を展示するための準備を進めています。 下記の日時に完成披露式典および記念講演会を行い、実機展示の公開を行うこととなりましたのでお知らせいたします。

    ume-y
    ume-y 2008/09/19
    2008年10月11日(土)
  • ISAS | 「はやぶさ」がとらえたイトカワ画像 / 特集

    小惑星探査機「はやぶさ」には、高分解能カメラが搭載されています。これらのカメラは探査機の眼として、「はやぶさ」を小惑星イトカワに導くための航法用に使われました。さらに、航法誘導だけではなく理学観測のためにも使われ、小惑星の科学において多くの新しい知見を得ることができました。「はやぶさ」の画像とそこから得られた成果を、どうぞお楽しみください。

  • 日本の宇宙開発の歴史 [宇宙研物語]

    の 宇宙開発の 歴史 [宇宙研物語] 宇宙科学研究所の歴史は、遠く1950年代の東京大学のロケット実験までさかのぼることができます。この50年以上にわたる日の宇宙開発の歴史を、貴重な当時の写真・映像とともにお楽しみください。

    日本の宇宙開発の歴史 [宇宙研物語]
  • ISAS | 「はやぶさ」、3回目の遠日点を無事通過 / トピックス

    昨年10月からスピン姿勢安定にて弾道飛行を続けている「はやぶさ」は、2月28日に3回目の遠日点(太陽距離1.63天文単位)を無事通過しました。 過去2回の遠日点(1.7天文単位)に比べ太陽距離は近いものの、この間、徐々に発生電力が低下したため、各部の温度維持に注視しながら、1月より消費電力の削減を行っていました。 以降しばらくの間、発生電力は改善されますが、急激に地球距離が拡大し、5月末には最遠2.5天文単位に達します。 次は、イオンエンジンによる動力航行にて、あともう1度、遠日点を回り、2010年6月地球に帰ります。 はやぶさ運用チーム

  • ISAS | JAXAが米国宇宙財団のジャック・スワイガート賞を受賞 / トピックス

    宇宙航空研究開発機構(JAXA)はこのたび、「すざく」、「あかり」、「ひので」、「はやぶさ」、「かぐや」といった先進的な科学衛星・太陽系探査機の企画立案、開発、打上げ、運用を通じて画期的な科学的成果をあげ探査の限界を押し広げた功績により、米国宇宙財団(Space Foundation)のジャック・スワイガート賞(Jack Swigert Award for Space Exploration)を受賞することとなりました。授賞式は4月7日にコロラドスプリングスにおいて行われます。 この賞は、アポロ13号の宇宙飛行士で下院議員でもあったジャック・スワイガート氏を記念して2004年に創設され、宇宙探査の分野で最も優れた業績を上げた個人もしくは機関に授与されるもので、過去の受賞者はNASAの火星探査チーム、ジョージ W.ブッシュ大統領、ジェット推進研究所、カリフォルニア工科大学の天文観測施設と研究

    ume-y
    ume-y 2008/02/26
    「「すざく」、「あかり」、「ひので」、「はやぶさ」、「かぐや」といった先進的な科学衛星・太陽系探査機の企画立案、開発、打上げ、運用を通じて画期的な科学的成果をあげ探査の限界を押し広げた功績」
  • ISAS | 固体ロケットの研究 世界一から世界一への挑戦 / 宇宙科学の最前線

    はじめに 昨年引退したM-Vロケットは、全段固体で惑星探査にも活用できる、世界で唯一かつ最高性能の固体ロケットシステムです。各サブシステムの設計には我が国独自の固体ロケット研究50年の叡智がちりばめられていて、ロケット全体は光り輝く技術の結晶といえます。 一方で、M-Vロケットは、性能に特化して最適化したためにコストが高いこと、加えて少ない開発費を機体の開発に優先的に投入したため組立・点検などの運用や地上系のコンセプトが昔のまま、という弱みがありました。内之浦での打上げ準備には多くの人手と日数がかかり、結果として、半年より短い間隔で打上げを行うことは物理的に困難な状況でした。これでは、液体ロケットに比べて打上げが簡単という固体ロケット来の真価を十分に発揮していたとはいえません。 他方、このようなロケット側の状況に対して、サイエンスの側でも新たなうねりが起こっています。これまでM-V級の科

  • ISAS | 「かぐや」LMAGマスト、LRSアンテナなどを展開 / トピックス

    宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、月周回衛星「かぐや(SELENE)」の観測開始に向けたミッション機器の展開・伸展を、10月28日から10月31日(日時間)にかけて以下のとおり行いました。現在、衛星の状態は正常です。 月磁場観測装置(LMAG) 月の磁場を観測する装置。磁場を観測するセンサ(磁力計)を先端に取り付けているマストを約12mまで伸ばし、観測の準備を行いました(図2参照)。 月レーダサウンダー(LRS) レーダ電波を用いて、月表面および地下から反射されてくる電波を観測し、地下約5kmまでの地層構造を探査する装置です。また、地球の人工電波に邪魔されない月の裏側で、惑星から来る電波の観測も行います。衛星内に収納されていた4のダイポールアンテナを各々約15mまで伸ばし、観測の準備を行いました(図3参照)。 プラズマイメージャ(UPI) 月の軌道から可視と極端紫外線の2種類の望遠鏡

  • ISAS | 「はやぶさ」復路第1期軌道変換を完了! / トピックス

    「はやぶさ」は、年4月よりイオンエンジンによる動力航行(参照:トピックス 2007年4月25日、ISASメールマガジン第152号)を 実施しておりましたが、予定通り第1期軌道変換が達成できたので、10月18日にイオンエンジンを停止させました。 ここまで、イオンエンジンの宇宙作動時間合計は3万1千時間、軌道変換量1,700m/sに達していますが、推進性能も推進剤残量も十分に余力を残しています。 精密な軌道決定の結果、目標通りの誘導が確認できたので、24日にリアクションホイールを停止して、姿勢制御を一旦スピン安定モードに移行させました。 スピン安定に入っても発生電力を最大限に維持するため太陽を追尾し続ける必要があります。キセノン推進剤を温存するためガスジェットを用いずに、 太陽輻射圧を用いたスピン軸制御のみで、太陽電池を常に太陽指向させる微妙な姿勢制御を実施します。 この方法で2009年2月

    ume-y
    ume-y 2007/10/29
    太陽輻射圧まで使うのか。このまま2009年2月まで運用、第2期軌道変換でリアクションホイールとイオンエンジンを再起動、2010年6月の帰還に向け動力航行再開予定「地球帰還までに必要な軌道変換量は、たったの400m/sです」
  • ISAS | かぐや(SELENE)の科学 / ISASコラム

    我が国初の格的な月探査機「かぐや(SELENE)」が、月の起源と進化の謎の核心へ迫ります。 月探査の未来を拓く! (ISASニュース 2007年4月 No.313 ~ 2008年4月 No.325 掲載)

  • ISAS | 赤外線天文衛星「あかり」主要ミッションを終了 -観測運用は新たな段階へ- / トピックス

    赤外線天文衛星「あかり」は2006年5月8日の観測開始以来順調に運用を続けていましたが、2007年8月26日17時33分(日時間)、観測装置と望遠鏡を冷却している液体ヘリウムを使い切ったため、全天サーベイを含む遠赤外線ならびに中間赤外線での観測を終了しました。 打上げからの液体ヘリウム保持期間は550日におよび、「あかり」は当初の目標である1年を越えて観測を継続しました。この間に、全天の約94%の領域について遠赤外線サーベイ観測を、また中間赤外線サーベイ観測や5000回以上の指向観測を達成しました。得られた観測データの解析が、精力的に進められています。 今後、「あかり」は観測装置の冷却を機械式冷凍機のみで行う状態に移行し、この状態で性能を発揮する近赤外線装置を使った観測を続ける予定です。しばらくは、そのための準備と装置の性能評価を行います。 「あかり」を応援して頂いた皆様に深く感謝致し

    ume-y
    ume-y 2007/08/28
    「今後、「あかり」は観測装置の冷却を機械式冷凍機のみで行う状態に移行し、この状態で性能を発揮する近赤外線装置を使った観測を続ける予定」
  • ISAS | 小惑星探査機「はやぶさ」イオンエンジン―Cへの切り替えに成功 / トピックス

    「はやぶさ」は、2005年11月に小惑星イトカワから離陸後、化学エンジン燃料漏洩と、同エンジンの機能が復旧できない状態から、2007年4月にイオンエンジンとリアクションホイール1基(姿勢制御用リアクションホイール3基のうち2基に不具合が生じている状態)を用いた巡航運転のための姿勢制御方式を確立し、地球帰還に向けた格的巡航運転段階に移行しました。 2006年の復旧オペレーション(2006年3月7日付トピックス参照)では、エンジン-BとDはイオン加速できたものの、エンジン-Cは起動できないままでした。帰還オペレーションでは、軌道変換ノルマを残存機器に分散して、リスクを低く押さえることが至上命題であり、そのために駆動できるイオンエンジン数を増やすことが課題になっていました。 一連の再起動作業の結果、7月28日にエンジン-Cのプラズマ点火に成功し、現在「はやぶさ」は同エンジンを用いて2010年の