民主党の鳩山由紀夫前首相は6日、佐賀市で講演し、中国漁船衝突事件の映像流出問題について「情報流出によるクーデターのようなことを政府内の人間が行うのは政権にとって大変厳しい話だ」と述べた。その上で「国全体で信頼をつくり上げていくことが大切だ」と強調した。 岡田克也幹事長も6日夕、「国の大きな危機ととらえ、繰り返さないための対応を超党派で考えていかないといけない」と強調。同時に国会での対決姿勢を強めている野党に関し「平成22年度補正予算案の10日の衆院通過が延びると国民生活に影響を与える。流出問題は重要だが補正予算とは別問題だ」と指摘し、予算案とは切り離して考えるべきだと訴えた。