クリックして拡大する今年2月、南極海でシー・シェパード(SS)の抗議船「ゴジラ号」から日本の調査捕鯨船「日新丸」にパチンコ攻撃を仕掛ける活動家。SSとパラオの提携は、日本近海での妨害活動の本格化という新たな懸念を生んだ(AP) 今期の南極海の調査捕鯨を中止させた米国の反捕鯨団体、シー・シェパード(SS)が次なる標的に向けて、動きを活発化させている。代表のポール・ワトソン容疑者(60)=傷害容疑などで国際指名手配=は米国内での資金集めパーティーや講演会に頻繁に出席し、SSをPR。SSは南太平洋の島国、パラオの密漁取り締まりへの参入を目指しているほか、地中海のクロマグロ漁やデンマーク・フェロー諸島のイルカ漁への妨害準備も着々と進めている。 4月16日、米西海岸ロサンゼルスで開かれた環境保護関連のイベント。ゲストに招待されたワトソン代表は盛大な拍手を浴びて壇上に登場し、基調講演を行った。2月まで