大規模な災害が起きた際、迅速に被災者の心のケアや介護に当たるため、厚生労働省は、精神医療や介護の分野の専門家チームを派遣する組織を設立すること決めました。 大規模な災害が起きた際、医療の分野では、全国各地の医師や看護師などで組織された「災害派遣医療チーム」=DMATが、被災した自治体の調整の下で派遣され、被災者の診療に当たっています。 しかし、東日本大震災では、被災者の心のケアを行うチームが受け入れ側との調整がつかず、迅速に活動できないケースが起きたり、介護職員が不足し適切な介護が受けられず、高齢者の状態が悪化するケースもありました。 このため、厚生労働省は大規模災害が起きた際、精神医療と介護の分野でもDMATを参考に迅速に専門家チームを現地に派遣する組織を設立すること決めました。 精神医療の分野では、今月末までに各都道府県と政令市に精神科医や看護師などによる「災害派遣精神医療チーム=DP