世界中で話題を呼ぶ、ユニクロの社会貢献プロジェクト。なぜ今、CSR活動が必要か、ファーストリテイリングの柳井正代表取締役会長兼社長に真意を聞いた。 海外での出店が10カ国に達し、来年には社内の公用語が英語になるというユニクロ。猛スピードで進むグローバル化とシンクロしながら、社会貢献活動が活発化している。 柳井 正 ファーストリテイリング 代表取締役会長兼社長 1949年山口県宇部市生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業。ジャスコを経て、72年に父親の経営する小郡商事に入社。84年、カジュアルウェアの小売り店「ユニクロ」の1号店を出店。91年にファーストリテイリングに社名を変更。一時社長を退くも2005年に復帰し、現職。 「新しい国に出店すると、必ず聞かれることがあります。それは、“この国のために、世界のために、企業として何かいいことをやっていますか?”ということ。当然ですよね。お金儲け