元広告マンの藤井敬三さん(73)の定年後は華やかだ。資料のプロフィルに、NPO法人シニア大樂(だいがく)副理事長、シニアルネサンス財団認定シニアライフアドバイザー、日本成人病予防協会認定健康管理士、日本笑い学会会員など肩書がズラリと並ぶ。 その数なんと23。「講演の仕事をもらうのに、見栄っ張りで並べているだけですよ」と藤井さん。さすが元広告マン、日本人が権威や肩書に弱いことをよく知っている。 大手広告代理店勤務40年。コピーライターから出発し、マーケティング、営業など広告代理店の仕事を一通り経験した。60歳の定年と同時に子会社に移ったが、「心はあまり喜ばなかった」というから、不本意な転籍だったようだ。3年間在籍して退職。「心が喜ぶことをやりたい」ということで始めたのが元気なシニアをバックアップすることだった。 定年前、休暇を取ってハワイ大学のジェロントロジー(老年学)の集中講座を受講。そこ
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