葬祭事業を展開するユニオン・トレード(宇都宮市駒生町、鈴木一雄社長)は12日までに、遺影用に生前撮影した写真を管理するサービス「メモリアル・フォトバンク」を始めた。写真スタジオのフォトジェニック(同市)、デザイン事業のMSS(同市)と連携し、「終活」サービスを充実させる。 フォトジェニックのプロカメラマンがスタジオで撮影した写真をMSSが加工、管理する。プリント写真やデータの持ち込みも可能。ユニオン社が運営する宇都宮市、鹿沼市の葬祭場3カ所で受け付ける。スタジオ撮影プランは9800円から。持ち込みプランは登録料1千円。 「遺影に使う写真を探すのは大変な作業。写真があっても小さかったり、ピントがぼけていたり、若いころの写真など故人のイメージと違うケースが多い」とユニオン社。「終活」がクローズアップされ生前撮影への関心も高いことから、サービスを開始した。