末期がんなど治る見込みのない終末期の患者に対して、安楽死が合法化されているベルギーで、子どもの患者にも安楽死を認める法律が成立し、議論を呼んでいます。 ベルギー議会下院は、13日、これまで18歳以上の患者に安楽死を認めてきた法律を改正して安楽死の対象を18歳未満にも広げる法案を賛成多数で可決し、法律が成立しました。 法律では、末期がんなど終末期の病状がある子どもの患者に対しても、耐え難い肉体的な苦痛が続き、十分な判断能力があることなどを条件に、両親の合意と医師団の承認のもとで安楽死を認めています。子どもの安楽死を巡っては、2001年に世界で初めて安楽死が合法化されたオランダで12歳以上の患者に認められましたが、年齢制限がないのは今回のベルギーの法律が世界で初めてだということです。 この法律について、ベルギーでは医療関係者などが子どもにも安楽死を選ぶ権利を認めるべきだとして推進し、地元紙の世