「誰でも儲かる」時代の終焉 過当競争ともいえる歯科経営。厳しい状況の中、成功させる秘訣はあるのか。横浜で歯科経営コンサルを行う経営戦略研究所の岩渕龍正代表に歯科経営の極意を伺った――。 現在の歯科経営は「どのようにして生き残っていくか」というサバイバル状態です。今までのように患者数に対して歯科医師の数が適切であれば、あまり配慮せずとも経営は可能でした。立地や宣伝に力を入れずとも患者が来るため、極端な話「誰がやっても成功する」状況でした。 ですが、歯科医師が増加し競争が始まった現在は、駅前や幹線道路から離れた、アクセスの悪い医院は淘汰される時代。特に「誰がやっても成功する」時代の医院は、自宅兼医院を建て、集客よりも自宅の住みやすさを重視している場合も多く、難しい状況に直面していることでしょう。 また、歯科は眼科や皮膚科よりも1人あたりの診療時間が長くなることも、経営が行き詰まる一因となってい
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