元財務官の山崎達雄国際医療福祉大学特任教授は、日本銀行は早ければ半年先にイールドカーブコントロール(長短金利操作、YCC)政策を修正する可能性があるとの見方を示した。25日、ブルームバーグとのインタビューで語った。 山崎元財務官は、YCC修正時期に関する植田和男日銀総裁の国会での発言について、「総裁は1年半先まで修正しないと言っているわけではなく、1年半先の物価見通しが2%前後になれば修正すると言っている」との見解を示した。 その上で、半年先に2%を下回ったとしても、その後1年半先まで2%前後になる確度が高まれば総裁の示すYCC修正の条件は満たされることとなり、「早ければあと半年先までにはYCCをやめる可能性がある」と語った。 植田総裁は24日、YCC政策の正常化が必要になる条件について、半年先、一年先、一年半先の物価見通しが2%前後になり、その確度が高まることが重要と述べた。 YCC正常