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2020年12月30日のブックマーク (40件)

  • 大森靖子が語る、“考える”ことの重要性 新曲「シンガーソングライター」に込められた真意

    〈お前に刺さる歌なんかは / 絶対かきたくないんだ〉。そんな歌詞に驚かされたのが、大森靖子の新曲「シンガーソングライター」だ。〈STOP THE MUSIC〉と繰り返し歌う真意は何なのか? 5月に大森靖子がリアルサウンドに「『コロナ以降』のカルチャーに望む、価値観のアップデート」を寄稿してから約2カ月。今、彼女が目指すアップデートについて聞いた。(宗像明将) 新しいことをしないで、同じものを作り続けて死んでいくのだけは御免 ーー新型コロナは人と人の直接的な接触、ひいてはコミュニケーションを阻みます。ファンと触れあってきた大森さんにとって、大きな変化を余儀なくされたのではないでしょうか? 大森靖子(以下、大森):うーん、もともとそこまでエンタメ性の高い活動をしてこなかったというか。「友達の輪を広げよう」みたいなコミュニケーションではなくて、「一番言えない部分を晒しあおう」みたいなコミュニケー

    大森靖子が語る、“考える”ことの重要性 新曲「シンガーソングライター」に込められた真意
  • CDB@初書籍発売中! on Twitter: "誰が言い出したレトリックなのか知らないけど、「価値観のアップデート」って本当に傲慢で危険な言い草だと思う。個人の倫理や良心をまるで今年の流行色みたいにさ。確実にこの言葉の先にロクでもないシステムがある。いつから魂をマイクロソフトやアップルが束ねるようになったんだっての。"

    誰が言い出したレトリックなのか知らないけど、「価値観のアップデート」って当に傲慢で危険な言い草だと思う。個人の倫理や良心をまるで今年の流行色みたいにさ。確実にこの言葉の先にロクでもないシステムがある。いつから魂をマイクロソフトやアップルが束ねるようになったんだっての。

    CDB@初書籍発売中! on Twitter: "誰が言い出したレトリックなのか知らないけど、「価値観のアップデート」って本当に傲慢で危険な言い草だと思う。個人の倫理や良心をまるで今年の流行色みたいにさ。確実にこの言葉の先にロクでもないシステムがある。いつから魂をマイクロソフトやアップルが束ねるようになったんだっての。"
    amamako
    amamako 2020/12/30
  • 大森靖子による寄稿文:「コロナ以降」のカルチャーに望む、価値観のアップデート

    コロナ禍における音楽文化の現状、そしてこれからについて考えるリアルサウンドの特集企画『「コロナ以降」のカルチャー 音楽の将来のためにできること』。第4回はシンガーソングライターであり、アイドルグループ・ZOCのプレイングプロデューサーとして活躍する大森靖子。常に多くの人が抱える“孤独”というテーマと真正面から向き合い、寄り添い、さまざまなエンターテインメントを通して生きる希望を与え続けている一人だ。コロナ禍における相次ぐライブの中止やコミュニケーション手段の変化の中、大森靖子はTwitterで「おやすみ弾語り」動画を連日配信。“こんな時だからこそ、これまで積み重ねてきたことを今までどおりやる”ーー大森靖子は変わらず、これまでのように日常を過ごし、誰かの希望へと繋がる歌を歌っている。 企画について彼女に取材依頼をしたところ、以下のテキストを寄せてくれた。大森靖子がコロナ禍に直面して感じたこ

    大森靖子による寄稿文:「コロナ以降」のカルチャーに望む、価値観のアップデート
  • なぜカニエ・ウェストは人種差別的な小説に惹かれた? 現代アメリカ文学が描く“時代”を気鋭研究者が徹底分析!

    なぜカニエ・ウェストは人種差別的な小説に惹かれた? 現代アメリカ文学が描く“時代”を気鋭研究者が徹底分析! 写真:Ron Sachs/Consolidated News Pictures/Getty Images アメリカのポップ・カルチャー(音楽、ドラマ、映画等々)の情報は日でも大量に流通して論評されている一方で、「2010年代以降の現代アメリカ文学を代表する作家・作品は?」と訊かれて、どれだけの人が具体例を挙げられるだろうか。 あるいは、「どんな作品を書いていると思う?」と問われれば、「#MeTooやBLM(Black Lives Matter)、移民のこととか書いてるんでしょ?」と答えるかもしれない――。 8人のアメリカ文学研究者によるウェブ連載をもとに書籍化された『現代アメリカ文学ポップコーン大盛』(書肆侃侃房)。そこから見えてくるのは、行儀のいい「多様性重視」「反トランプ」では

    なぜカニエ・ウェストは人種差別的な小説に惹かれた? 現代アメリカ文学が描く“時代”を気鋭研究者が徹底分析!
    amamako
    amamako 2020/12/30
    反ポリコレがやっぱ文学方面では強いらしい。まあ、筒井康隆みたいなもんか。
  • 33歳、結局僕は「大人」になれなかったのか - あままこのブログ

    そんなことを考える、今日この頃。 「自分が33歳」という文章が未だに頭で受け入れられないんですよね。あまりに自分の中での「30代の大人」のイメージと、自分の実像が一致しなくて。 だって未だに少年少女が戦ったりアイドルやったりするアニメやらを見て感情移入しちゃうし、それに対して『半沢直樹』とか『島耕作』とか見ても、「すごい世界があるもんだなー」とは思うけれど、自分がそういう世界に居るとは全く思えないし。 なんかこう、大人になればもうちょっと「自分と社会・世界の関わり方」とか、そういう自意識の問題について、半ば諦めに近くても、答えを出したりできるのかなーと思ってたら、未だ悩んでる日々で。 で、そんな調子で自分のことに精一杯だから、未だに独り身で恋愛未経験。いっそ家族を持てばそういう自意識問題を考えることもなくなるのかなーとか考えるんだけど、いや自分の自意識のケツも拭けないような人間が家族を持て

    33歳、結局僕は「大人」になれなかったのか - あままこのブログ
    amamako
    amamako 2020/12/30
    まさかこの歳になってまでこんなことを考え続けるとは思わなかった。
  • 大野左紀子 on Twitter: "ファミマの「おかあさん食堂」問題やっと追いついた。ハウスの「私作る人、僕食べる人」から45年ですね‥‥。「おかあさん食堂」というネーミングは、共稼ぎ家庭が多数となり夫も家事をするのが当然という考えが行き渡った現代において、母親が常に台所にいた時代へのノスタルジーなのだろうが、→"

    ファミマの「おかあさん堂」問題やっと追いついた。ハウスの「私作る人、僕べる人」から45年ですね‥‥。「おかあさん堂」というネーミングは、共稼ぎ家庭が多数となり夫も家事をするのが当然という考えが行き渡った現代において、母親が常に台所にいた時代へのノスタルジーなのだろうが、→

    大野左紀子 on Twitter: "ファミマの「おかあさん食堂」問題やっと追いついた。ハウスの「私作る人、僕食べる人」から45年ですね‥‥。「おかあさん食堂」というネーミングは、共稼ぎ家庭が多数となり夫も家事をするのが当然という考えが行き渡った現代において、母親が常に台所にいた時代へのノスタルジーなのだろうが、→"
  • 「自分が好きなものをわかってる人は、それだけで勝ち組」宇多丸が語るラジオとリスナーの共犯関係 | GetNavi web ゲットナビ

    『ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル』『小島慶子キラ☆キラ』(水曜日レギュラーパートナー)を経て、現在は平日18時〜21時の帯番組『アフター6ジャンクション』(通称“アトロク”)のメインMCと、TBSラジオでその人気と実力を確固たるものにしてきたRHYMESTERのラッパー、宇多丸。ご人は「いやいや、そんなことないです!」と極めて謙虚ながら、今や誰もが認める“TBSラジオの顔”といっても過言ではないはずだ(実際に、時間占有率も一番多いとか)。 宇多丸がいつ、どんなタイミングで運命のTBSラジオと出会ったのか、インタビューはそこからスタートする。 (撮影・構成:丸山剛史/執筆:中山智喜) TBSラジオとの出会い「もともとTokyo FMでRHYMESTERの冠番組を持ってたので、ラジオの経験はあったんですよ。TBSラジオは、ジャーナリストの小西克哉さんとマッピーさん(松ともこ

    「自分が好きなものをわかってる人は、それだけで勝ち組」宇多丸が語るラジオとリスナーの共犯関係 | GetNavi web ゲットナビ
  • 陰謀論にハマる人:ロマン優光連載175

    実話BUNKA超タブー2022年11月号 コンビニ・書店で9/30より発売中 偶数月2日発売(次号は12月2日発売) 特別定価620円(税込) ▼統一教会の天敵 鈴木エイトとは何者なのか ノンフィクション作家橋信宏が迫る ▼対談 元統一教会信者多田文明×やや日刊カルト新聞総裁藤倉善郎 統一教会信者とのヤバい交流体験 ▼自由で楽しいなんて大間違い 独身だと絶対不幸になる理由 ▼安倍晋三国葬の酷い舞台裏 ▼「山上徹也の思い通りになる」と屁理屈で反社宗教擁護 統一教会を批判するなと言うバカたち ▼同志社アメフト部が暴行 運動部は日常的に性犯罪を犯す ▼表現の自由の敵 鳥取県があらゆる点で最低 ▼庶民が高価なだけのiPhone14購入はムダ ベストな中古iPhoneはどれ? ▼東京のべログTOP10ラーメン全部まずい ▼芸能人がロケ弁としてもてはやす有名弁当ホントは別に美味くない ▼小室佳代さ

    陰謀論にハマる人:ロマン優光連載175
    amamako
    amamako 2020/12/30
    固有名詞を一切挟まないことにより、逆に普段の記事とは異なる悲しみが伝わってくる気がする。
  • NIKKEI STYLEは次のステージに

    キャリア、転職、人材育成のヒントを提供してきた「リスキリング」チャンネルは新生「NIKKEIリスキリング」としてスタート。 ビジネスパーソンのためのファッション情報を集めた「Men’s Fashion」チャンネルは「THE NIKKEI MAGAZINE」デジタル版に進化しました。 その他のチャンネルはお休みし、公開コンテンツのほとんどは「日経電子版」ならびに課題解決型サイト「日経BizGate」で引き続きご覧いただけます。

    NIKKEI STYLEは次のステージに
  • 吉田光雄 on Twitter: "日本のアイドルについて批判的に書かれた文章は、ほとんどの場合、地上のアイドルというかAKBと坂道ぐらいしか知らずに書かれることが多いんですけど、歌やダンスのスキルが高いグループもそれ以外の部分を売りにするグループも、なんでも幅広く… https://t.co/K4YYGTrIk2"

  • なぜJ-POPは韓国に完敗した? 「10年代の音楽業界」が依存したAKB商法という“ドーピング” | 文春オンライン

    秋元康は何をハッキングしたのか? AKB48の前途は多難だ。 オンライン握手会などをやっているグループもあるが、それがどれほど実際の握手会の代替となるかは見えない。たとえファンがそれで納得してCDを大量購入し続けたとしても、ビルボードチャートではそれが人気の証とはならない。“人気錬金術”はもはや機能せず、そのタネも明かされた。 結局、秋元康がAKB48でやったのは、古いメディア(CD)から新しいメディア(インターネット)に切り替わりゆく過渡期に、機能不全となりゆく人気指標(オリコン)をハッキングし、その“人気錬金術”(AKB商法)でギョーカイ(音楽テレビ、芸能界)を占拠したことだった。 前田敦子は2012年にAKB48を卒業 ©getty AKB48は劇場を基盤にインターネットを積極的に活用していたように見えたが、結局のところは従来のメディアが弱体化していく混乱期にその隙を突いたにすぎな

    なぜJ-POPは韓国に完敗した? 「10年代の音楽業界」が依存したAKB商法という“ドーピング” | 文春オンライン
  • K-POPの方法論に倣うだけが正しいのか? 日向坂46に見る“純国産アイドル”の覚悟

    1stアルバム『ひなたざか』をリリースし、2年連続で紅白にも出場。活躍の場を広げている 『日向坂で会いましょう』(テレビ東京系)で、MCのオードリーを相手にキラリと光るバラエティスキルを発揮している日向坂46。先日、「アンガールズ・田中(卓志)をドッキリでメチャクチャにしよう!」という企画が放送された際、若林正恭からの「目が合ったらぶりっ子する」「必要以上に笑う」といった突然の指示にも瞬発力ある対応を見せて話題に。芸人がMCとなってアイドルを育てる番組は過去にいくつも存在したが、その中でも異質とも言えるほどの気合と覚悟で臨む日向坂46の存在は、いまや日アイドルグループにおいて“唯一の希望”と言えるのではないか。 正直ここまでする必要ある? 制作の作り込みと演者の熱量に圧倒 『日向坂で会いましょう』は2019年4月、「けやき坂46」が「日向坂46」へとグループ名が変更されたことにより、前

    K-POPの方法論に倣うだけが正しいのか? 日向坂46に見る“純国産アイドル”の覚悟
  • 『愛国戦隊大日本』論争をざっと見てみた(その4)

    ゼネラルプロダクツが発行していた会誌『パペッティア通信』VOL.1・3(1982年11月発行)の深川岳志「だまされちゃいけない! これがホントのTOKONⅧレポート」を読んでいて「ん?」となった箇所があった。同誌P.5より。 (前略)いよいよ期待のゼネプロアワーの時間がやってきた。狭い特設舞台を十重二十重に取り囲んだ人垣の盛大な拍手の中、岡田武田組の登場。店の宣伝でもやるのかと思えば、なんのなんの、世にもエグい即興漫才が始まった。別段打ち合わせというほどのものはなにもしなかったらしく、前の晩に、とりあえずこれとこれはエグいし下品だしTOKON側を刺戟するだけだからやらないでおこうと決めたことを全部喋ってしまった、と後で云っていた。その酷さたるや言語に絶するもので、あまりの酷さ故とてもここには記せないが、百人以上の観客を前にして正調ピカドン音頭を教授したことからもその酷さは想像できるであろう

    『愛国戦隊大日本』論争をざっと見てみた(その4)
    amamako
    amamako 2020/12/30
    「ピカドン音頭」が現在の表現の自由戦士の底流にあるというブコメの指摘はなかなか面白いな。
  • 『愛国戦隊大日本』論争をざっと見てみた(その2) - ex検証ブログ

    前回は思わせぶりな引きをしてしまったが、今回はそれとは違った話から始める。 『愛国戦隊大日』について、ゼネプロと『イスカーチェリ』の評価が完全に分かれているのは前回見た通りだが、論争の当事者以外の人間がどのように見ていたかも気になるところなので、今回は最初にそういった人たちの反応を見ていきたい。 まずは、長山靖生氏の感想から。氏の『戦後SF事件史』(河出ブックス)の中で『愛国戦隊大日』論争が手際よくまとめられているというのは前回も書いたが、長山氏自身の『大日』への評価は以下の通りである。同書P.188より。 もちろんこの作品は冗談として作られたもので、思想的に社会主義やソ連を批判する意図があったわけではない。むしろ「思想的」であること自体を揶揄した作品といったほうが適切だろう。 (中略) 「大日」も素人の自主映画としては優れていたが、ショボさもあり、それがちょうどビートルズのミリタ

    『愛国戦隊大日本』論争をざっと見てみた(その2) - ex検証ブログ
    amamako
    amamako 2020/12/30
    沼野氏のコメントを読んで、これってまんま欅坂のナチス風衣装の問題だなと思ったり。
  • 『愛国戦隊大日本』論争をざっと見てみた(その1) - ex検証ブログ

    『愛国戦隊大日』はDAICON FILMが自主制作した映像作品で、1982年8月に開催された「日SF大会」(通称「TOKON8」)で上映されたものである。いわゆる「戦隊もの」のパロディではあるが、アマチュアの作品としてはクオリティはかなり高く、参加したスタッフの中に後にプロとして大成した人も何人かいたこともあり(赤井孝美、庵野秀明、岡田斗司夫といった面々)、今でも伝説的な作品として評価されているようだ。上映時には会場の観客から好評を博したようなのだが、その内容を問題視する向きもあり、また批判に対して制作者も反論したため、その一連の経緯は「『愛国戦隊大日』論争」として記録ないし記憶されている、ということになっている(たとえば巽孝之『日SF論争史』など)。 今回はその「『愛国戦隊大日』論争」について考えてみよう、というわけなのだが、この論争については既に長山靖生氏が『戦後SF事件史』

    『愛国戦隊大日本』論争をざっと見てみた(その1) - ex検証ブログ
  • Femme Fataleを聴いて考えたヒプマイのジェンダー観|彗

    ⚠️前書き これから私が書くことは、決して現在進行形でヒプノシスマイクを楽しんでいる人に対する批判ではない。しかし、もしこの記事を読んで自分が攻撃されたと感じるのであれば、できるだけ早く読むことを中断するのをお勧めする。 ヒプノシスマイク(以下ヒプマイ)の女性キャラクターの曲が出たと聞いて、久方ぶりにヒプマイの曲を聴いた。結論から言うと、とてもかっこいい曲だと思った。あの世界線においてこれまで男性に虐げられてきたであろう女性キャラクターたちが、自らの女性らしさを放棄せずに堂々と「乙女の意のままに進む」意志を表明したことには大きな意義があると思う。また、Femme Fataleの作り手であるReolさんの「作品内の必要悪である女性たちに愛情を注ぎたい」という思いも非常に好感が持てた。 先ほど「久方ぶりに」ヒプマイの曲を聴いたと書いたが、実は私もかれこれ1年半ほど前までヒプマイのファンだった。

    Femme Fataleを聴いて考えたヒプマイのジェンダー観|彗
  • 『ヒプノシスマイク』の「女尊男卑」設定は、ミソジニーを表現する免罪符にならない - wezzy|ウェジー

    2018.08.03 00:25 『ヒプノシスマイク』の「女尊男卑」設定は、ミソジニーを表現する免罪符にならない 『ヒプノシスマイク』と差別表現をめぐって、ネット上で議論が起きている。『ヒプノシスマイク』とは、男性声優がキャラクターになりきってラップをするキャラクターソングとボイスドラマが収録されたCDのシリーズである。メインターゲットはオタク女性だ。第一線で活躍するプロのラッパーが曲提供した聞き応えのあるラップと魅力的なキャラクター造形で人気になり、最新作はオリコンで首位を獲得した。 しかし、ボイスドラマの中にはミソジニー(女性蔑視)やホモフォビア (同性愛蔑視)と受け取れる表現が含まれており、批判が起きた(参考:「ヒプノシスマイクが怖い話」)。また批判に対して「嫌なら見るな」「フィクションと現実は別」などの反発も相次いでいる。 実際にボイスドラマの内容を引用してみよう。 「てめーら俺の

    『ヒプノシスマイク』の「女尊男卑」設定は、ミソジニーを表現する免罪符にならない - wezzy|ウェジー
  • ヒップホップと「ミソジニー」について - 韻踏み夫による日本語ラップブログ

    ヒップホップの「ミソジニー」について、椿の『フリースタイルダンジョン』での告発を主なきっかけとして、日でもここ最近特に取り沙汰されるようになった。これについては、私もヒップホップファンの一人として無責任なことではない(というよりも紙媒体にヒップホップについて複数書いてきたのだからより責任は重いだろう)。しかし、そのとき「またそこからですか」(RHYMESTER「ガラパゴス」)の感を抱かないわけでもない。ミソジニー批判を聞き飽きたというのでは決してなく、ミソジニーについての議論がいまだきわめて初歩的な段階にとどまっているからである。批判者を責めているのでもない。それほどに日のヒップホップシーン及びそれを取り巻く批評的言説が遅れているのだと解釈されるべきことである。私も問題を放置してきた一人であることは認めた通りだ。敬意をはらうべき告発が注目を集めているからこそ、これからより深い議論が行わ

    ヒップホップと「ミソジニー」について - 韻踏み夫による日本語ラップブログ
  • コロナに覆われた2020年、根深すぎる「政治と文化」の関係を考える(柴 那典) @gendai_biz

    COVID-19の感染拡大と共に、さまざまなイシューで政治音楽の関係が大きな焦点を集めた2020年。そんな中、東京発の3人組ヒップホップユニットDos Monosは、極めて知性的、批評的、かつ撹乱的なスタイルで思考を深め表現をしているグループだ。 5月には台湾IT担当大臣オードリー・タンとのコラボレーション楽曲「Civil Rap Song ft. Audrey Tang」を発表。6月に発表された「Fable Now」や、先日リリースされたアルバム「Dos Siki」も大きな評判を集めている。 Dos Monosの荘子it・TaiTan・没、そしてコンテンツレーベル黒鳥社の若林恵とのインタビュー対話。後編では日政治文化の関係について、アートの持ちうる可能性について語り合った。 2020年の政治文化の関係 ――2020年は、COVID-19の感染が広がったことで、政治文化政治

    コロナに覆われた2020年、根深すぎる「政治と文化」の関係を考える(柴 那典) @gendai_biz
  • 荻上チキSession-22 愛国ソング特集文字起こし

    ラジオ放送局「TBSラジオ」のサイト。TBSラジオの周波数は[AM954kHz/FM90.5MHz]。PCやスマートフォンではradiko(ラジコ)でもお聴きに… 書き起こしは相槌や繰り返しなど、省略しても問題ないと判断した表現を一部省いていますが、基的には喋ったとおりに起こしています。文章として読むと冗長に思える部分があるかも知れませんが、ご了承ください。また節題は私が独自に挿入したものです。 【編注】 ▽2019年5月19日、3記事に分割していたものを一つの記事に統合しました。 ▽2019年12月3日、紹介された曲などのリンクを追加しました。 近年増える「愛国ソング」 南部広美 人気ロックバンドRADWIMPSが今月6日に発売した新曲「HINOMARU」が波紋を呼んでいます。「HINOMARU」はフジテレビ系のサッカー番組のテーマ曲に決まっている「カタルシスト」というシングルに収録さ

    荻上チキSession-22 愛国ソング特集文字起こし
  • あの頃日本人になりたくて、毎日軍歌を聴いていた。大阪の右翼少年が「なにわのアメラジアン」になるまで|ニッポン複雑紀行

    「アメラジアン」という言葉を知っているだろうか?アジア各地に展開する米軍基地の軍人・軍属と現地の女性との間に生まれた子どもやその子孫がそう呼ばれることがある。アメリカとアジアでアメラジアン。日だけでなく、韓国やフィリピン、ベトナムなど米軍が展開する地域に数多く存在する。 かく言う私もアメラジアンの一人である。私の母は沖縄の祖母と米軍の祖父との間に生まれた。私は「クオーター」で、「アメラジアン」で、私が名乗り始めた「ローレンス」という名は、私が一度も会ったことのないアメリカ人の祖父の名である。 私は長い間、自分と似た出自を持つ他者と出会ったことがなかった。アメラジアンという言葉を使う使わないに関わらず、このような出自の子孫が日にも少なくないはずだが、そのことをあえて言わない人や自分自身が気づいていない人も多い。そんな中、私が25歳の夏、初めて出会った人が黒島トーマス友基さんだった。 トー

    あの頃日本人になりたくて、毎日軍歌を聴いていた。大阪の右翼少年が「なにわのアメラジアン」になるまで|ニッポン複雑紀行
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    amamako 2020/12/30
  • 吉田豪と松永天馬 YouTube時代のサブカルチャーを語る

    アーバンギャルドの松永天馬さんが『舌SHOWROOM 豪の部屋』に出演。吉田豪さんとYouTube時代のサブカルチャーについてなど、話していました。 #舌SHOWROOM #豪の部屋 ありがとうございました。 自分の話をしないことで有名な僕ですが、時代の話に終始するなかで、ようやく自分の感情が見えてくる所もあり。あの人やあいつに対してもそうだ。 自分を客体化してしまう人間は総じて冷たく、しかし映画のラストで泣く。豪さんもそのタイプだと思う pic.twitter.com/14Xx5pADfv — 松永天馬(アーバンギャルド)?TOKYOPOP? (@urbangarde) December 10, 2019 (吉田豪)(コメントを読む)「昔のサブカルが好きなすみぺ(上坂すみれ)みたいな若い子はどう見えてますか?」。 (松永天馬)でもすみぺも若いけど、やっぱり何て言うか、いまもっと若い子

    吉田豪と松永天馬 YouTube時代のサブカルチャーを語る
  • 近代文学が終わった後の『文豪とアルケミスト』 - ohnosakiko’s blog

    文豪とアルケミストと小林多喜二と日共産党 - Togetterまとめ 『文豪とアルケミスト』というオンラインゲームで、近代文学の小説家(が現代に転生したもの)がキャラとして多数登場している中に小林多喜二も含まれており、それについて新聞『赤旗』が好意的に取り上げたところ、そのゲームのファンの一部が「政治利用だ」と憤慨しているという話。 それに対し、「小林多喜二はそもそも共産党で‥‥」などのツッコミが多数入っている。言い換えると、「元キャラの背後のコンテクストやコンセプト知ってるの?」。 一種の「断絶」である。 最初は「そういう文脈知らなくてゲームやってて面白いのかな」と思ったが、よく考えてみれば文脈込みで楽しむというのは、この「動物化するポストモダン」の時代には今や古典的態度だ。 「自分たちの好きなもの(蟹のハサミ持った「元反逆児」のキャラという虚構)が、嫌いなもの(左翼という現実)に紐付

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  • SNSの未来は虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会が教えてくれた - 女學生ノオト

    人はそれぞれ違う。 目標は一つじゃない。 多様性の尊重と互いに認め合うことは両立できる。 SNSで大切なことを、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のメンバーが教えてくれた。 この記事は adventar.org Fediverse Advent Calendar 2020(第二会場)の4日目の記事です。 ただ、とりあえずFediverseが何かとかはいったん置いておいて、先に私の近況報告を聞いてほしい。聞いてください何でもしますから。 今期のラブライブは異色 今期、私は『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』を観ている。 www.lovelive-anime.jp ラブライブ!シリーズの3作目に当たる「ニジガク」は、これまでの『ラブライブ!』(無印)や『サンシャイン!!』とは大きく違う点がある異色の作品だ。 作画が違うこととかマネージャー役の「あなた」がいるとか、そのほかにも細かい点

    SNSの未来は虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会が教えてくれた - 女學生ノオト
  • TVアニメ『虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』が描いた侑と9人の絆:ある僭主の「百日天下」とその手口|髙橋優

    はじめにVerfluchter Fürst! ich irr' / kan der ein Fürste seyn / An dem nichts Fürstlichs ist / auch nicht der minste schein? 我過てり、呪わしや! はたして君主たりうるか、 およそ君主に相応しき資質を持たず、 君主たる上辺も持たぬ其奴めが? ――アンドレーアス・グリューフィウス『レオ・アルメニウス』、第三幕第五場 (Andreas Gryphius, Leo Armenius. Trauerspiel, hrsg. v. Peter Rusterholz, Reclam, Stuttgart 1996, S. 70) TVアニメ『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』(以下、『ニジガク』と略称)は「アイドルアニメ」ではない。 2020年10月期のTVアニメにおける二大

    TVアニメ『虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』が描いた侑と9人の絆:ある僭主の「百日天下」とその手口|髙橋優
  • 自由と肯定のスクールアイドル、ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会総括インプレッション - ゴールデンレトリバー撫でたい

    ついにアニヶ咲が終わりました。2020年代の始まりにふさわしい新しいマイルストーンになる作品だったと思います。 のでさっさとこの記事出します。元々は11話に焦りすぎてそれまでのメモ書きを全部文章に起こて自分の読みを整理したのが元になってるんですが、そのあとも書き継いでいるうちにこういう長さになりました。 だいたい1万2,000字です。この下書きを外に出さないと私は一歩も前に進めないよ。(※そうやって見切りで出したおかげで公開から2日経っても文章に手入れ続けてます。もし見直してなんか細部変わってたらごめん)(そろそろ1万3,000字になる)(越えました(1月1日付)) 作品としては、何より物語のテーマやメッセージが響く作品でした。僕みたいなのが言うのもなんですがシンパシーを感じるアニメだった。アイドル扱ったコンテンツこんだけ増えてると差異化や新規性みたいなほうに目がいきがちだけど、最終的には

    自由と肯定のスクールアイドル、ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会総括インプレッション - ゴールデンレトリバー撫でたい
  • 「いいね!」っていいのかな…即レス社会を生きる処方:朝日新聞デジタル

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    「いいね!」っていいのかな…即レス社会を生きる処方:朝日新聞デジタル
  • ジェンダー”論”と向き合ううえで、いかに現在地を見失わずにいられるか。ヒラギノ游ゴ氏インタビュー|Less is More.by info Mart Corporation

    SNSでは日々、ジェンダーにまつわるトピックが取り沙汰されている。反面、それらのトピックに対する判断材料や指針となる知識や教養が十分に広まっているとは言い難い。 個人のレベルでこういった状況がある以上、企業・組織としてもジェンダーにまつわる種々のアップデートが停滞を余儀なくされうる。迷えるリーダーたちはいかにして現在地を見定めて、最初の一歩を踏み出していくべきなのか。 そのヒントを探るべく、ジェンダーをはじめとしたソーシャルイシューについて執筆するライターのヒラギノ游ゴ氏にインタビューをおこなった。 ヒラギノ游ゴ:ライター 音楽 ジェンダー論 ポップカルチャー批評 平成の遺物収集 Twitterアカウント / https://twitter.com/1001second ジェンダーに理論として向き合うこと- 今日は、ジェンダーやフェミニズムにまつわる課題とどう向き合っていけばいいか、ヒント

    ジェンダー”論”と向き合ううえで、いかに現在地を見失わずにいられるか。ヒラギノ游ゴ氏インタビュー|Less is More.by info Mart Corporation
  • トランス排除フェミVSトランス擁護派という階級闘争

    トランス女性にもシス女性(生物学的女性)と同じ女性専用施設(例:女子トイレ)を使う権利があるか?」という論争の参加者について、「男性器を持つトランスは女子トイレを使うな」と言うトランス排除ラディフェミTERF)の方が社会階層が低くて性犯罪被害に遭いやすいから女性専用施設に男体持ちが入って来ることに危機感を覚えているのではないかな? 職場が入館セキュリティも無い雑居ビルだったり、子供の遊び場が近所の公園だったり、休日はショッピングモールに出かけたり……つまり女子トイレで獲物を待ち構えるような性犯罪者が身近にいるかもしれない環境で暮らしているというわけだ。 野良のツイフェミが大半のTERFに比べて、トランス擁護派の方が高い教育を受けている傾向がある。 ジェンダー専門でなくても学者だったり留学経験者だったりで、主張も論理的だ。 (というか社会構築主義なジェンダー論を展開したらトランス女性とシ

    トランス排除フェミVSトランス擁護派という階級闘争
  • TERFは何故生まれたのか?|碧ちゃん(あおちゃん)

    碧ちゃんがリスペクトするミスiDの町田彩夏さん(かわいい、聡明)から、この辺の事を教えてほしいって質問が来たので、今回は「TERFは何故生まれたのか?」を考察したいと思います。 ツイッターのMtF(身体的には男性であるが性自認が女性。)界隈というものがあります。 このMtF界隈、年がら年中飽きることなく「自虐ネタ」を呟いています。やれ「女性のように子供が産めない」とか「トランスして完パスしてもゼロに戻るだけ」とか「自分パスが出来ない」とか、「肩幅が広い」「汚装」「無人島に行けばトランスが治る」「ちんこがある」「自分がモテてるのではなく、自分のちんこがモテている!」「完パスしても男は

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  • LGBT差別発言をしたとしてDJ降ろされた話|碧ちゃん(あおちゃん)

    6月の新宿区主催のイベントでLGBT差別発言をしてると新宿区にクレームきて、DJ降ろされました。 LGBT差別発言って私がそのLGBTなんですけど?自分の顔を自分で殴る奴いる? 事の発端は 「女の子はオカマの事同性だと思って気を許しちゃうけど、オカマにも色々いてそこに漬け込んで猥褻する奴の話をよく聞く。」 てなツイートでした。 そんなにRTされてませんが(3桁もいってない)、批判がむちゃくちゃ来ました。 要はオカマが犯罪者であるように書くな!って事だと思うのですが、この手の話をよく聞くのは事実なので。 実際、このツイートしてから女の子の友達から「私もそういう目にあった!」とDMが沢山きました。 碧ちゃんは、こういう事に対して当事者は「差別されてる!💢」と勘違いせずに「女性に猥褻とか許せんな💢!」と怒ってほしいと思っています。コミュニティには自己浄化作用が求められます。トランス女性界から

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  • 【読書感想】日本の戦争映画 ☆☆☆☆ - 琥珀色の戯言

    戦争映画 (文春新書) 作者:太一, 春日発売日: 2020/07/20メディア: 新書 Kindle版もあります。 日戦争映画 (文春新書) 作者:春日 太一発売日: 2020/07/20メディア: Kindle版 『暁の脱走』『独立愚連隊』から『この世界の片隅に』まで――。 日映画はいかに戦争と向き合ってきたか? 元特攻隊の脚家、学徒兵だったプロデューサー、戦地から生還した映画監督が 映画に込めた、自らの戦争への想いとは? 特別対談として、『この世界の片隅に』片渕須直監督も登場! 1970年代はじめに生まれた、いわゆる「団塊ジュニア世代」の僕にとっては、「戦争映画」というのは、どう観るか迷ってしまうところがあるのです(どの世代にとってもそうなのかもしれませんが)。 「神風特攻隊」について描かれた作品などは、「あの時代の戦争責任者たちの無策や周囲の同調圧力の犠牲になった特攻

    amamako
    amamako 2020/12/30
    “著者がそういうスタンスであろうとすればするほど……「ニュートラルな視点で描いた戦争映画」なんてものはあり得ないのではないか、と思えてくる”
  • 「この世界の片隅に」がリスタートした「もうひとつの戦後史」 - アキバ総研

    コンテンツはアキバ総研が制作した独自コンテンツです。またコンテンツでは掲載するECサイト等から購入実績などに基づいて手数料をいただくことがあります。 平成期が終焉を迎えようとしている中、アニメを取り巻く状況もまたひとつの転換期を迎えている。今、アニメは果たしてどこへ向かおうとしているのか……? 気鋭の評論家・中川大地が現在進行形のアニメ作品たちを読み解き、「平成」以降の時代を展望する連載コラムがスタート! 2016年を、振りかえってみるところから始めよう。 そう、今上天皇が生前退位の“お気持ち”を表明して「平成」という時代の終焉が確定し、奇しくも日の戦後カルチャー史の画期をなすような社会現象が立て続けに起こった、まだ記憶に新しいあの夏のこと。 アメリカをはじめ世界的なブームの逆輸入として起きた「ポケモンGO」、戦後日の情念そのものを象徴する怪獣王を3.11後の現実の鏡として再生さ

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  • 『この世界の片隅に』と凶器としての「普通」 - wezzy|ウェジー

    私がこうの史代原作のアニメ映画『この世界の片隅に』を見たのは最近のことです。単に出遅れていました。でも、作が上映され始めたとき、少し衝撃を受けたことはよく覚えています。「祖母と見に行った」「祖母のことを思い出した」というつぶやきがSNSやブログにあふれたのです(注1)。 (注1:例えばこのまとめにある記事など。http://momomomo1232.hatenablog.com/entry/2016/11/30/010619) その時は素直に、これはすごい作品なのかもしれないと思いました。ですが、なぜこんなにも、北條すず(旧姓浦野)というヒロインを自らの祖母や母に重ねる人が多いのか、と奇妙な感じも残りました。 仕事で予定が合わず、1月の末にようやく映画を見に行きました。そして漫画原作も購入して読みました。以下では基的に映画版についての感想を中心に書きますが、必要に応じて適宜漫画版につい

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  • 憲兵までゆるふわ化してしまった『この世界の片隅に』 - 読む・考える・書く

    『この世界の片隅に』で太極旗シーン以上に問題なのが、憲兵が出てくるエピソードだ。この話は以前にも一度取り上げているので内容が一部重複するが、改めて問題点を整理してみることにする。なお、このエピソードに関しては原作マンガとアニメ版に大きな違いはない。 『この世界の片隅に』で「憲兵」はどのように描かれたか このエピソードでは、呉の軍港に浮かぶ軍艦をスケッチしていたすずを間諜(スパイ)容疑者として捕まえた憲兵が、すずを連れて北條家に怒鳴り込んでくる。[1] 家族たちは玄関先で怒鳴り散らす憲兵の説教を神妙に聞いていたのだが、憲兵がいなくなると、次のシーンでは、よりによってすずなどをスパイ扱いした憲兵をバカにして爆笑する。[2] 現実にはあり得ない憲兵描写 しかし、こんなことは当時の現実としてはあり得ない。 まず、憲兵がスパイ容疑者を捕まえたら憲兵隊詰め所に連行して尋問するはずで、容疑者の自宅に引っ

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  • 『ひろしまタイムライン』と『この世界の片隅に』の違いを考える。アジア・太平洋戦争を描く難しさ - QJWeb クイック・ジャパン ウェブ

    「朝鮮人だ!!」で炎上した『1945ひろしまタイムライン』企画の背景には何があったのか。アニメ評論家・藤津亮太が考察を進めていくと、さまざまなフィクションの苦闘の歴史の果てに、『この世界の片隅に』の傑作たるゆえんが見えてきた。 「戦時下の生の声を伝える」という発想 NHK広島放送局がツイッター上で展開をしている『1945ひろしまタイムライン』という企画が、先日強い批判を浴びた。 この企画は「もし75年前にツイッターがあったら」という想定で、実在する人物の日記をもとにアカウントを運営していくというものだ。その中のひとつ、中学1年生のシュンというアカウントが8月20日、朝鮮半島出身者が戦勝国民として列車で横暴に振る舞う様子を記し、「あまりのやるせなさに、涙が止まらない」と悔しさをにじませるツイートをしたのだ。 NHKは批判を受けて、8月24日に『1945ひろしまタイムラインブログ』に、お詫びを

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  • 『この世界の片隅に』の敗戦の日描写の嘘っぽさの理由を坂口安吾が教えてくれた。 - 読む・考える・書く

    『この世界の片隅に』では、いわゆる「玉音放送」で天皇から臣民に対して帝国日の敗北が宣言されたあの日の様子を、次のように描いている。[1] すず以外の北條家の人々(やラジオを聞きに来た近所の人たち)は、実にあっさりと敗戦を受け入れて、まるで何事もなかったかのように日常へと戻っていく。 一方すずは天皇自身の言葉にも納得せず、憤然と外に出て、あの太極旗と慟哭のシーンへとつながっていく。 はっきり言って、すずの態度も、その他の人々のそれも、どちらも嘘くさい。 画像出典:[2] 実際のところ、職業軍人や特権階級ではない一般日人のあの日の心理はどのようなものだったのか。映画会社の嘱託という立場であの日を経験した坂口安吾が、『続堕落論』で次のように書いている。[3] 昨年八月十五日、天皇の名によって終戦となり、天皇によって救われたと人々は言うけれども、日歴史の証するとこを見れば、常に天皇とはかかる

    『この世界の片隅に』の敗戦の日描写の嘘っぽさの理由を坂口安吾が教えてくれた。 - 読む・考える・書く
  • かってネットでだけは良くあろうみたいな習慣があった - 山下泰平の趣味の方法

    1990年代、私が高校生くらいの頃にポリティカル・コレクトネスみたいな言葉を聞いたことがある。当時は今と違い、意識しないとあんまり情報が入ってこなかった時代だった。海外政治だとか風俗に全く興味のない私が、そういう言葉を聞いたってことは相当に流通していていたんだと思われる。これは今だと当り前のルールみたいになっていて、ネットでミスるとボコボコに殴られるみたいな感じになっている。 最近だと文化盗用の盗用みたいなのがあって、これも今のことろは外人ってマジ糞馬鹿だよなーって雰囲気だけど、そのうち日でも文化盗用するとネットでボコボコに殴られるみたいな感じになる気がする。 とにかくネットでミスると怒られる。これによって新しい職業も開発されていく。例えば頭とか色々狂ってる芸人は、テレビで不用意な発言するのが仕事である。それもネットで怒られる。 一概に悪いってわけでもなくて、インターネットが持つ「ネッ

  • なぜ人々は文化に優劣がないと信じてしまうのか

    https://anond.hatelabo.jp/20180320195213 この記事の追記 まず、この記事を書いた理由だが Vtuber黎明期の海外オタク(と俺)の貢献を新参のVtuberファンに知らしめる事が主目的だったのでホッテントリに入って多くの人に見てもらえたのはありがたい ブクマしてくれた人には感謝! しかし、あまりにもアクセス稼ぎ用の煽り部分に反応する人が多かったので一応増田のマナーとして反論してみようと思う 支持されていたブコメをざっと見た感じ、こういった意見が主だろう 「世間の流行とは無縁に個々の趣味を探求するのがオタクなのだから、オタクと世間の流行を結びつけて論じるべきではない」 こういう反応はある種のオタク像を語るとすぐに返ってくる凄くありがちなテンプレートだ なので、まあ、くるだろうなとは予測していたが… (とはいえここまでなんの捻りもないテンプレート反応が支持

    なぜ人々は文化に優劣がないと信じてしまうのか
  • 「男の」の枕詞はもう不要 杉作J太郎と劔樹人が語る今後の墓場プロ | Fika

    杉作J太郎が2003年に立ち上げた映画製作集団「男の墓場プロダクション」が、突如「狼の墓場プロダクション」に改名したという報せが飛び込んできた。長きに渡って愛用してきた名前を変更するのは、杉作人はもちろん関係者にとっても大きなインパクトがあったに違いない。この突然の出来事はどうして起こったのだろうか。それを今回は紐解いていきたい。対談のパートナーは、自身も墓場プロのメンバーである劔樹人。杉作J太郎はどのような思いで改名を決断したのか。その内実に迫る。 杉作さんが「『男』にこだわる必要はない」とおっしゃったことでハッとさせられました。(劔) ―いきなり題ですが、なぜ杉作さんは2020年のこの時期に「男の墓場プロダクション」から「狼の墓場プロダクション」に改名をしようと考えたのでしょうか。 杉作:そもそも「男の墓場プロダクション」は、後藤真希さん主演の『青春ばかちん料理塾』(斉藤郁宏監督

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