麻薬組織や左翼ゲリラによる内戦に苦しんできた国で、コーヒーやエメラルドで有名ですが、コカインの産地でもあります。1990年代には殺人事件の発生率が世界最悪となり、世界の誘拐事件の3分の2がコロンピアで起きたと言われるほど、治安の悪い国でした。 しかし、今世紀に入って治安は改善しつつあり、凶悪事件の発生率も減少しています。特に現政権はアメリカの支援を受け、治安維持に力を注いでいます。繰り返される内戦のわりに経済は安定しており、他の南米の国の例に漏れずサッカーが大変盛んで、野球や自転車競技、ローラースケートなども人気があります。 首都はボゴタで、人口700万人を擁する南米第4の大都市です。人口密度は東京23区の1.5倍もあります。市内の交通は鉄道がないのでクルマが中心であり、公共交通も専用道を走るものも含めたバスが中心となっています。当然、渋滞は激しく、ナンバープレートの番号による厳しい走行規