東京電力福島第一原子力発電所の事故を機に、都が100万キロ・ワット規模の天然ガス発電所の設置を検討している問題で、都は14日、東京湾岸の5か所の都有地を建設候補地として検討していると発表した。 同日開かれた、都庁内のプロジェクトチームの会合で明らかにされた。今後、地元自治体などと協議を進め、最終的に候補地を1か所に絞り込む方針。 公表された候補地は、東京湾内の中央防波堤外側埋め立て地のほか、江東区内が3か所、江戸川区内が1か所。いずれも下水処理場や清掃工場の跡地などで、5ヘクタール以上の広さが必要としている。 発電所の条件として、冷却用水を大量に確保できる海や河川に面していることや、燃料となる天然ガスのパイプラインに近接していることなどが必要。5か所はいずれも条件に合致しているとして浮上した。 候補地の一部は、羽田空港を離着陸する航空機の飛行ルートと重なるため、煙突などの構造物を設置する際